表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
吸血鬼がいく。  作者: あれです。
1章 VRMMO
22/109

19 幼馴染の家族。

日の出前に起き何時ものように準備をして朝食まで朝練をする。

リミナとサラキもちゃんと魔力制御しながら型をなぞっていた。

風呂で汗を流し朝食の時間。


「食ったら俺は、ファースに友達を迎えに行くから、みんなは自由にやってくれ」

「あっ、じゃあ私もついて行っていいですか?」

「いや、ダルが来ると思うから相手しといて、エルとエンしか知り合い居ないから」

「達磨さん? 分かりました」

エルに任せとけば大丈夫だろ。




食い終わり準備をしてファースへ向かう。

ポータルがあればすぐ行けるのに……これは何とかしないとな。

湖を迂回しファースに到着したのは1時間後だった。



魔力制御しながら走るのは鍛錬になるな。

そんな事を考えながら広場へ行くと、懐かしい見た目の2人が居た。

あいつらのアバターも引き継ぎか。


家族で和気あいあいとした雰囲気の中突撃する。

「よう、久しぶりだな」

家族全員が一斉にこっちを見た。

「久しぶり~た…じゃないや、ミクト!」

「本当に久しぶりだな」

「久しぶりミト兄」

「お久しぶり! ミト君!」



ここでこいつらの紹介をしとこう。


父親:カイ、魔人族、長い金髪で後ろで縛っている、緑の瞳に褐色の肌、バランスの取れた締まった身体をしている美丈夫だ。


母親:ベル、エルフ、薄い金色の長い髪でポニーテールにしている、明るい緑色の瞳、スタイルは普通で可愛い顔をしている。


長女:ミオーラ、悪魔族、長い黒髪に黒の瞳、黒い翼は今は消している、スタイルは普通で、あまり喋らない子だが可愛い。高校生で16歳だ。


次女:アリスナ、天翼族、肩まである白い髪に水色の瞳、白い翼は消している、明るく人懐っこい子で可愛い。中学生の12歳だ。



「此処だと目立つから、服を買って道場へ向かおう」

ファースは本当に店が多いな、今度見にこよう。

それぞれ欲しい服を選んで貰って俺が会計を済ませる。

「ありがとう、ちゃんと返すから」

「いらん、金なら持ってるから、来て貰ったお礼だ」

「そう? じゃあそういう事で」

ファースを出て東側から川を渡って道場へ向かい、2時間程で到着した。

子供2人が動物を狩りたがったのでやらせたら時間が掛かったよ。



道中2人が引退してからの話をしていた。

「へー、ダル君も居るんだ」

「土下座のダルか、懐かしいな」

そんな話をしながら本堂へ入り、リビングへ行くとエルとエンの対面にダルとソウエンだったか? がソファに座っていた。



「あっ! ベルさんにカイさん! お久しぶりです!」

「ダル君もやってたんだね」

「よっ、久しぶり」

「もしかしてそちらの子は2人の?」

「そうよ」

「ほら、挨拶しなさい」

「ミオーラ、よろしく」

「アリスナです! よろしく!」

「ごめんね、この子人見知りで」



久しぶりに会った人の会話だな。

ベル、ミオーラは人見知りじゃないぞ、興味が無いだけだ。

とは言えないよな。



他の連中は何処だ?

「他の皆は?」

「道場で鍛錬してますよ」

「じゃあ皆呼んできて、挨拶させとこう」

俺がエルにそんな話をしているとベルが声を掛けて来た。

「それは悪いから私達が行くよ、その後話そうか」

「そうか? じゃあ行くか」

ゾロゾロとみんなで道場へ移動する。



到着するとオーリがリミナとサラキに教えていた。

何かオーリが嬉しそうだな。

弟子達全員を並ばせ、カイ達と挨拶をさせた。

ついでにダル達も。


「じゃあ皆は鍛錬を続けてくれ、行こうか……ん? エルは鍛錬しないのか?」

「私も話を聞きますよ……駄目ですか?」

「いや別に……まあいいか」

今度はリビングじゃなく、客室へ通す。



「すまん、先にダル達の話を済ませるわ」

「いいわよ」

ソファの対面にダルとソウエンを座らせる。

カイとベルは俺の右側に座りエルが左側に座り、ミオーラは窓辺に立って外を見ている。

アリスナはベルの膝上だ。



「で? どうなった?」

2人に聞くとダルは許したようだ。

「なるほど……ソウエンだったか? 教えてやるがその前に約束をしてもらう事がある……」

そう言ってダル達にもした約束をさせる。



『教えてもいいが最後までやる覚悟はあるか? 無いなら今すぐ消えろ』

『俺がいいと言うまで人に教えるな、馬鹿はいつでも増長する』

『自分を制御できるようになれ』

『何かやったら俺が殺しに行く』



ソウエンはこれを約束したので、教える事にした。

そしてダルに目を向けて。

「今日からお前も此処で鍛錬の続きだ、それか100回死ぬ……どっちがいい?」

俺の言葉にダルはガタガタ震えると、ソファの横へジャンピング土下座をして口を開いた。

「すみません師匠!! 数年で必ず戻って鍛錬の続きをやります! どうか今は許して下さい!! お願いします!!!」

………………。


俺が黙っているとベルが横から声を掛ける。

「ダル君がこんなに必死に言ってるんだから、答えてやりなよ」

ベルを見るとニコッと笑っていた。

「……理由を話せば『今日は』許す」

暫くの沈黙が続きダルが頭を上げ話し出した。



「帝国に世話をしてる住人が居まして放って置けないんです」

なるほど……。

「それと騎士団に……槍を教えてゲフォッ!!」

話の途中で俺がダルの顔面を蹴り飛ばした。


「このボケが……住人の、しかも騎士団に槍を教えてるだと? ……それがどういう事か分かってて教えてんのか?」

床を蹴ってダルに近づくと顔を上げた所へ拳を叩きこむ。

喉を潰し、腕を折り、足を折ると最後に浸透勁で心臓を潰した。

光になって消えたダルが数秒後に戻って来て、また殺す。

「ずみ……まぜん……じじょ……」

喉を潰したダルが謝るが俺はまだ許すつもりは無い。

3回目にカイが声を掛けて来た。



「おいミクト、もういいだろそのくらいで、とりあえず話を聞こうぜ」

カイの方を見るとベルとアリスナが苦笑いを浮かべて見ていた。

あぁ、子供が居たんだった。

ミオーラは表情を変えず見ている。

ソウエンは顔を青ざめ口を開けながら見ていた。



顔の前で手を立てて、カイに仕草と表情ですまんと謝りながら歩いて行く。

ソファに戻りダルを座らせ、話の続きを聞く事にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ