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君と探した場所、未だ見ぬ翼〜グリ下で出会う少年少女たちの物語

 テーマ曲「追いかけた夏の終わりに」https://youtu.be/SJSKCcNh9KY
 京都市山科区の古いマンション一階にあるスナック「スナック二条」で、母親ののり子と二人で暮らす慶一。父親の二条潤が幼い頃に亡くなり、高校二年生の慶一は、知人の外村とのり子の関係を複雑な思いで見つめながらも、店を手伝いながら日々を過ごしている。
 慶一の心に、居場所のなさが付きまとう。常ににぎやかなスナックでは、母の恋愛と店の経営が中心で、自分の存在は二の次だと感じていた。そして外村と母の関係を知った日、慶一は居場所を求めて愛車のゼファー400ccで京都の街を抜け出し、大阪のミナミへと向かう。
 道頓堀の川岸で、慶一は様々な若者たちが集まる「グリ下界隈」に居場所を見つけ、そこで彼は自由を求めて家出してきた少女と遭遇する。彼女は家庭での虐待から逃げ出し、戻りたくないと泣き叫んでいた。その姿に自分を重ね、慶一の心は揺れる。
 帰宅した慶一は、外村との関係にのめり込む母に激しい怒りをぶつける。そして再びバイクで街を彷徨い始めた慶一は、「AYAME16」というインスタグラマーに出会い、惹かれていく。
 大人の世界から逃れるように川岸に集まり、互いの傷を癒していく若者たち。孤独で傷ついた魂たちは、都会の片隅で自分たちの世界を作ろうとするが…
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