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煌々星に呪いを  作者: 猫じゃらし/大鋸屑
第四章:狂える?cruel?

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小さな少女の大きな地雷

「…発言の意図を理解しかねます。どういう意味でしょうか?」

 警戒心を顕にした、敬語状態のステラ。

「いやいや、とぼけんなって?」

 目の前のヘラヘラした男に、殺意によく似た怒りが湧いてくる。

「冷静に考えて、数日前に冒険者になったばかりのひよっこルーキーが、バーグベアなんて討伐できっこねぇよ!なんか不正でもしたんじゃねぇの?」

「「そーだそーだ!!」」

 ギルド内の殆どが、不快な男の味方をしている。

「状況説明は真偽球の前で事細かに説明しましたが…」

「それにさぁ!えぇ?こないだの薬草の件、あれもおっかしいよねぇ?なぁんであんなに事がスムーズに運ばれたんだろうねぇ?おや、そう言えばキミも関わっていたよねぇ!実はぜーんぶキミの仕業なんじゃないのかい?」

「繰り返しますが、状況説明は真偽球の前で事細かに説明しました。それとも真偽球の判定を信じられませんか?」

「信じられないね。だってキミは、重篤犯罪者なんだから!」


「   」


 話の途中から勘付いてはいた。恐らくただの妬み僻み、それらに近いものだったのだろう。

 しかし。

 奴らは踏んでしまった。

 ステラの抱える特大地雷を。


「」


 言ってしまえば、彼らの理論は滅茶苦茶だ。少し突けば、簡単に崩れる。

 しかし、ステラにその余裕が無かった。

 そうだ、自分は重篤犯罪者だ。

 でも、それだけで?

 それだけで、ひとごろしを疑われないといけないの?

 どうして?

 分かっている、自分に社会的信用が、これっぽっちも無い事くらい。

 でも、それが真偽球を否定するほど?

 わからない、わけがわからない。

 いたい、くるしい。

 やめて。

 もう なにもかも―――




 ダ ァ ン っ !




「ステラちゃんがいつもの時間に帰ってこないからと、心配して来てみれば…」


 殺人鬼は、怒りに震える。


「お前ら…何してやがる?」

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