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煌々星に呪いを  作者: 猫じゃらし/大鋸屑
第二章:移り行く空模様

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粉雪牡丹雪暴風雪

「私、以前はその街で星占い師をしていたんです。民衆の注目を集めていたのが気に食わなかったのか、領主に目をつけられて…

 凶兆を見たんです。自分が降らせる流星群の。

 その時は自分が降らせるなんて思わずに、民衆に注意喚起をしたんです。降る場所は分かっていたので、そこに近付かないよう言おうとして…その時、領主が、そんなのは出鱈目だ、って。

 街の人達は反対してくれたけど、権力と武力であっさり降伏したんです。それでも私のことを思ってくれていました、その時までは。

 私は地下牢で5日間、拷問を受けていました。3日目くらいでしたっけ、民衆の前に一度晒されて、その時に民衆全員が私を非難しました。

 もしかしたらそうでない人も居たかもしれません。だけど、私はその時、まともに思考ができませんでした。

 それで…なんかもう、全部滅茶苦茶になっちゃえ、って思って…火炙り処刑の日に、降らせたんです。流星群を。

 …これが、事の顛末です。あの街の生存者は、恐らく私だけでしょう」


 全てを話した。

「…嘘はありませんね。ご協力いただきありがとうございます」

 表面上穏やかに接してくれたこの職員も、内心では気が気でなかっただろう。

「あの…登録は、どうなりますか。刑事裁判とかで、保留になりますか…?」

「そうですね。これは一度…」


 あくまでも、錯覚の範疇、ではあるが。

 ステラは、目の前が、少しずつ、白く、なっていく、ような、気が、した。

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