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たぶん転生したからチートもらってんだ。

 朝からから粘土で球を作り、アルさんが一つ一つを手に取り確認している。赤、青、黄、緑、白、黒それぞれ一番色の良いものを選び出し、


「これなら魔法を教えられる」


 思わずガッツポーズをとる。お母様、今日から俺も魔法使いです。清いおっさんが年齢でなる方じゃないよ! それ、都市伝説だから!


「今日は中途半端になるから明日からね」


 ここまで来て、焦らしっすか。パシュティさんモフって寝るもんね。……普通に拒否られました。泣いていい?


「あーさー!」


 太陽さんおはようございます。パシュティさん、プニプニさせて下さい。アルさん、早く飯作れ! アルさんにだけ厳しくない? 魔法の勉強を1日延ばされ拗ねてないから。


「それでは、魔法の勉強を始めましょう」


 俺は拍手をしてアルスロウネ先生を見る。


「まず最初に火、水、風、土の源生魔法から練習です」


 原生魔法とはなんぞや?


「私の持論ですが、物質や現象を魔力を消費して造り出すので源本から生むという事で原生魔法と呼んでいます」


 アルさんがペラペラとしゃべっている間にパシュティにちょっかいをだす。鼻の前に指をだすと臭いを嗅いで前足で触ろうとする。


「あまい」


 さわられる前に引っ込める。空ぶった前足の上に指を置く。反対の前足が触ろうと出される。それを避けて、鼻の前にもっていく。パシュティが噛みつこうとする。


ヌニャー!(イライラする)


 俺の指先で踊れ!


「『火よ!』」


 目の前で火が踊る。前髪焦げた?


「これから覚えてもらいます」


 ……うん、目が笑ってない。怒ってるよね。


「やりまーす!」


 転生者にはチートがデフォで付いているはずだからアルさんの驚く顔が見れるはず。フフフ……見るが良い!


「『火よ!』」


 手のひらの上に蝋燭の火が乗っていた。予定では家が半壊するほどの炎が出て驚かせるはずなのに……。


「魔力が効率よく変化していないね。これはよう練習だね」


「ちょっと待って! もう一回。ワンモワ プリーズ!」


 落ち着け。たぶん、ニクキューが足りなかったんだ。プニプニした感触を思いだし、心を落ち着けよう。


 さっきは手に魔力を集めずにやったから小さかったんだ。今度は腕の魔力を手に集めて、


「『火よ!』」


 さっきより明るいけど同じ大きさでした。何でだよ!


「やっぱり、魔力を変化する時に無駄に魔力を消費してるよ」


 そうなの?


「9割無駄にしているよね」


 9割ってほぼですやん! 泣いていい?


ニャー。(下手くそ)


 他のもやってみたけど同じでした。そしてパシュティさんからの一言。……泣きました。

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