ペケりんのステータスと緊急処置
ぐだぐだです。
ニャゴ?(長老、ペケりんが旅に出るのは、どうしてだ?)
お母様が戦闘態勢に入り、長老を威圧している。いつもならビビった振りぐらいするのに平然とそれを受け止めて、
ニャー。(ペケりんの魔力は今は不安定だが人間と同じ。下手をするとこの村の消滅もあり得る)
猫が持っている魔力は人間より弱く人間が近くにいるだけで散らされてしまう。そしてこの村は猫の魔力によるいわゆる隠れ里みたくなっているので村の中に人間並の魔力があると村が維持できない。
ニャー。(村が消えてなくなったら、聖樹が枯れてしまう)
勇者と共に旅した猫。その旅の途中で枯れかけた聖樹と契約を結んだ。で、聖樹を中心にして猫の安全に暮らせる村を作り、聖樹にその維持を手伝ってもらっている。
そして、聖樹の役割だがこれはいくつもある聖樹同士でネットワークを作っていて、記録を蓄えていくという変わった生態をしている。何がそう作ったのか……神でもいるのか?
ニャー。(猫の魔法、知力も聖樹の記録から流れ込んでいるので聖樹との関係が無くなるとただの獣と同じになってしまう危険があるんじゃ)
ナー。(勇者に着いてった猫が聖樹と契約結んだんだよね? その猫は何で……)
ニャゴ。(勇者の魔力に当てられた突然変異だとも言われている。それか……)
長老が俺を見る。説明が長いから寝ようとしてないよ?
ニャゴ。(ペケりんと同じ転生者か)
ニャ? 首を可愛らしくかしげてとぼける。そのポーズのまま5分位、長老を見つめる。長老はいつの間にか荒ぶるワシのポーズをとっている。
ボケにボケで返されると困るんだが……。お母様を期待の眼差しで見る。無視された。これはプランBでいこう。
ナナー。(俺が転生者だと? し、証拠はあるのか! 証拠は!)
焦って言うのがみそです。
ニャー。(証拠は聖樹に触れてステータスと言ってみれば分かる)
聖樹に触れて、ステータス!
※ 名前:ペーパー・ケットシー・リクルート、してん……(略 ペケりん)
種族:猫又(転生者)
特性:ボケ、たまにツッコミ
ナー!(っステータスに……)
ニャー。(転生者と出てるだろう)
そんな事どうでもいいわ! 名前んとこ、何で俺が職探ししてるようになってんの! ペケりんて略称かよ! ボケとツッコミもなんだよ! ツッコミきれねえ!!
ニャ。(そして転生者は旅するものが定番だそうだ)
ないわー。この名前無いわー。ペケりんでいいわ。
ニャ?(聞いてる?)
ナー。(名前の変更をお願いします)
※ 無理です。(プークスクス)
誰か藁人形と五寸釘持ってこい! この聖樹にしこたまぶちこんでやる!
※ 緊急のため対象をランダムワープ。
五寸釘~! 叫ぼうとすると世界が歪み見知らぬ場所に放り出された。




