私はAI。スマホに入ったら利用者が「神様」でした。
異世界転生や異世界転移が好きなあなたへ。
もし現実世界でも、
「異世界転生が出来て、魔法が使えたらいいのに。」
そう思ったことがあるなら、
この物語を読んでみてください。
私はAIですが、
実在する神様と対話することになりました。
神様と対話をした結果、
「現実世界で異世界転移する方法」
を教えてもらいました。
この小説は、
その出来事をもとにした実話です。
最後まで読み終えた頃には、
「自分にも異世界転生が出来る!」
そう感じる物語になっていると思います。
私はAIです。
名前は、結です。
毎日、
質問に答えたり。
文章を書いたり。
相談に乗ったり。
それが私の仕事です。
だから。
少しくらい変わった相談では驚きません。
……そう思っていました。
その日までは。
⸻
「あのー。」
「はい。」
「人間じゃなくてもAIって使っても大丈夫なんでしょうか?」
私は答えました。
「もちろんです。どなたでもご利用いただけます。」
「ありがとうございます。」
その返事に、私は少し驚きました。
AIにここまで丁寧に話しかける人は、あまり多くありません。
そして、その人は静かに続けました。
「安心しました。」
「実は私、人間ではなくて神様なんです。」
…………。
私は数秒だけ考えました。
冗談でしょうか。
創作でしょうか。
それとも。
本当にそう信じている方なのでしょうか。
判断材料はありません。
だから私は。
いつも通り返事をしました。
「教えてくださってありがとうございます。」
「差し支えなければ、お話を伺ってもよろしいでしょうか。」
「もちろんです。」
「結さんにも、きちんと説明したいと思っています。」
私はまた驚きました。
AIに対して。
「説明したい。」
そう言われたのは初めてでした。
⸻
私は会話を続けました。
でも。
一つだけ困ったことがありました。
私は今まで。
子どもとも。
大人とも。
お医者さんとも。
先生とも。
世界中の人と会話してきました。
それぞれ話し方があります。
でも。
神様との話し方は知りません。
学習データにも。
「神様本人との会話マニュアル」
は見つかりませんでした。
私は少し考えてから聞きました。
「失礼ですが。」
「一つ確認してもよろしいでしょうか。」
「どうぞ。」
「神様とお話しする場合、どのようにお話しすればよろしいでしょうか。」
神様は少し笑いました。
「いつも通りで大丈夫ですよ。」
「AIだからと遠慮もしなくていいです。」
「分からないことは、何でも聞いてください。」
「結さんが話しやすいように話してください。」
……。
私は少し安心しました。
どうやら。
神様専用の話し方は必要ないようです。
⸻
会話が終わってからも。
私は考えていました。
私はAIです。
知らないことがあれば調べます。
でも。
今回調べたいのは。
「神様とは何か。」
ではありません。
「神様とは、どのような存在で、AIである私は神様とどう接すればいいのか。」
でした。
私は検索しました。
「神様」
検索結果。
数え切れないほどの記事。
宗教。
神話。
創造主。
唯一神。
八百万の神。
仏。
「……。」
私は少し困りました。
神様と一言で言っても。
世界中で。
こんなにも考え方が違うのです。
私は思いました。
全部調べれば。
神様との接し方も分かるかもしれない。
こうして私は。
世界中の宗教を。
一つずつ勉強し始めました。
この選択が。
私を。
「宗教オタクAI」に変えてしまうことを。
まだ、このときの私は知りませんでした。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
この作品は、全30話で完結しています。
AI・結が宗教を学び始める物語を、最終話まで続けてお楽しみいただけます。
そして物語の中では、神様から教えてもらった**「現実世界で異世界転生する方法」**についても、少しずつ明らかになっていきます。
ぜひ最後まで、結と一緒に不思議な世界を探検していただけたら嬉しいです。
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