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最終話 プロローグ
《ムジーク王国ー王都周辺ー蒸気機関車内》
「ったく、なんでワイらなんすか?」
不貞腐れながらも、それを受け入れているアシト。
「お前は最強なんだからさ、当たり前だろ」
俺は答える。お前は最強の盾だ。
性格に難ありだがな・・・
「僕は進むべき道が見えるからね」
マタタキもいる。コイツらの力があれば安心だ。
俺とマタタキとアシトは、緊急の指令を受けて、汽車に乗り、キーレギエタの街へ向かっていた。
荒くれ者が現れて、街を荒らしているらしい。
そんなもの、街に配備した兵士がやれば良いと思ったのだが、情けない事に力負けして、逃げたそうだ。
俺たちはレオナルド騎士団長サマの命を受け、3人で派遣され、荒くれ者の討伐に向かう途中だ。汽車で1時間もすれば、現地入り。便利な世の中だ。
「そういえばアシト。お前、シズカとはどうなったんだ?」
その質問に顔を赤らめるアシト。
「54回目の告白も失敗したッス・・・」
「諦めなよアシト・・・」
「よし、早いとこ荒くれ者をぶっ飛ばして、ヤケ酒するぞアシト!」
そう言うと、マタタキは眉間に皺を寄せ、アシトは椅子から立ち上がる。
「フレデリックさん!禁酒してるんじゃないンすか?」
「知るかそんなもん!!!!」
今日は飲んでやる。
人間ってのは、過ちを繰り返して、成長するもんだ。




