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夜と光

夜の街は、真っ暗で光が眩しい。それでもやっぱり暗くて、僕は小さな世界に包まれた気持ちになる。マンションの階段に座る。開けた空と冷たい風がある。僕はぼんやりと先を見つめていた。

もう力も入れたくないけれど、このまま冷たく眠ってもいいけれど、とりあえずうずくまった。だれか昔に生きた人が言ったように、意識なんかの埒外に来てさっと階段の先に誘われたいと思った。ぼやける視界に、光は顕微鏡を見るようにどんどん大きくなった。ああ、行けると思った。でも、目が痛くて、また無理だった。まだだった。

夕方、散歩をしたら踏切のところを通った。もう暗くなった頃、踏切へ続くその狭い道の先には夕日か朝日か、とても狂った赤色が交互に付いては消えた。僕は耳をそばだてた。電車がこのままちょうどよく来るなら。音圧は上がった。近づくにつれて、時が流れるのを感じた。でも、電車はもう来た。僕は遅れた。そして踏切につく頃には遮断機が上がるのだった。


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