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哀刻 --Tradimento Tempo--  作者: Futabave.
二章 果て無き砂漠と炎の霊
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第九話 『Vs.炎霊エウリピデス』

挿絵(By みてみん)


-聖霊暦 8108年 炎霊の巣-


アリレス達がついに到着した炎霊の巣の最下層には炎霊エウリピデスが待ち構えていた。

その体の大きさと体中で煮えたぎる炎の気迫は凄まじかった。


「貴様ら…何をしに来た?」


「あなたが魔力をここで消費することで地上は非常に暑くなっております。」


「魔力…これは我の目覚めの為に必要なものだ…。」


「目覚め…?」


「地上ではついに邪霊アポロニウスが動きを見せたという。」


「邪霊…!」


「故に我が動かねばならぬということだ。…我を止めたければかかってくるがよい…!魔法"マグマバーン"」


エウリピデスは魔法を使おうとしたが魔法が使えない。


「…何故だ…これなら…。魔法"ボルケーノウォール"!」


引き続き別の魔法を使おうとしたが、使えない。


「何故…何故魔法が使えぬのだ!」


「…助かった。どうやら炎霊様は起床の為に魔力を使いすぎたようだな…。」


「くっ…そうか…ならばこいつで攻める…。魔法"フレアボール"!」


巨大な火の玉がギイラを襲う。


「ぐあっ…」


ギイラが気絶する。


「一発で…気絶だと…?」


「このままだと…勝てないよ!」


アリレスが立ち上がった。


「これでどうだ…。"ソフティスラッシュ"!」


剣でかろうじてエウリピデスを傷つけることができたが、剣が帯びていた魔力はすべてエウリピデスの前で枯れ果てた。


「精霊…ここまで強かったとはな…だが…僕は聖霊の従者だ!魔法"ライティ"!」


相手の防御を無視する光魔法がエウリピデスに傷を与える。


「貴様…光魔法の使い手か…。だが我の前では無理じゃ。魔法"フレイムウォール"」


業火がアリレス達を包み込んでいく。


「アリレス…!」


セナが駆け寄るがアリレスもギイラ同様気絶している。


「フハハハハハ!我に勝とうと無理なこと。これで終わりだ。少女よ。魔法"フレイムバーン"」


フレアボールより巨大な火柱がセナを呑み込む…














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「死んだか…。」


燃え盛る業火を見てエウリピデスは言う。


「しかし起床には良い魔力を使い切った…。これで無駄な魔力を浪費せずに済むはずだ。しかし彼らには申し訳ないことをしたものだ。」


気絶するアリレス、ギイラ、その横で業火に焼かれるセナ。


業火が消え去ったとき、炎霊エウリピデスは驚いた。


「何…生きている…だと…!」



セナが炎の中からただ一人、立ち上がった。

表紙画像提供...@shield_rin様












2020/9~11頃に無料ゲームの配信サイト「PLiCy」にて「WOLFRPGEDITOR」というツールを用いてゲーム化をする予定です。

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