第三十話 『Vs.ゴーレム』
-聖霊暦 8128年 旧王都クロノス-
「食らえ!"連続突き"!」
セレルがゴーレムに槍で攻撃するが、固まった土でできた体にはほとんど効かない。
「じゃあ私が何とかします。魔法"タイフーン"!」
風魔法によりゴーレムの体の一部が飛んでいった。
「よし!これならいける!」
土で出来た完全物理型モンスターであるゴーレムには攻撃が効きにくいが魔法は有効…。それを感じ取って全員が魔法の構えをとった。
「フハハハハハハ!魔法で攻める気か!ならこれでどうだ!魔法"デザートブレイク"!」
城内にもかかわらず砂嵐が発生し全員の魔力が奪われていく。
「くそ…何か倒す方法はないのか…。」
「無理やり物理で倒すしかない!"無明斬"!」
ゴーレムの頭部を斬りつけ、その衝撃によりゴーレムの頭にヒビが入った。
「アリレス!ここは俺に任せろ!」
ギイラが皆の前に立って斧を構えた。
「俺があいつの頭を一気に割る……。食らえ!"覇王割り"っっ!」
ギイラの斧が電気を帯びる。斧が頭に当たると同時にヒビが広がり、ゴーレムが割れる。
「よし…倒した!」
ゴーレムを無事倒し、アリレス達は聖霊門に駆けこむ。
--------------------------------------------------
-聖霊暦 8107年 王都クロノス-
とても大きな城下町で人たちが盛んに交流している。
「結局次の王位は誰なんだろうな…。」
「ハス王女じゃない?年齢的も"彼"と10離れてるわけだし…。」
「でもこの帝国のルールに乗っ取ると"彼"が王になることになるしな。」
どうやら次代の王についてで今王国は盛り上がっているらしい。
ただ、アリレス達はこの城が魔女たちによる襲撃で滅ぼされることを知っていた。
城に入ろうとすると、兵士に呼び止められた。
「おい!貴様何者だ!今すぐ名を名乗れ!」
「えーと…僕はアリレスと申します。彼がギイラ、彼がセレル、彼女たちがセナとリリアです。僕は聖霊の従者で、訳あって旅をしています。」
「お前ら…馬鹿なのか?アリレスの名前を騙るとは…。」
兵士が言う。アリレスを知って居る…?
「怪しい者め!成敗してくれる!」
槍で襲い掛かってきたところで、城内から声が聞こえた。
「待て!」
「……アレリド王!こいつらは非常に危険です!」
「危険だろうがなんだろうが、お前は"アリレス"の眼をしている。玉座の間で話をしよう。」
"王"と呼ばれたアリレドという人物に連れられて、玉座へとアリレス達は向かっていった。




