ルナ奪還作戦
さて、暴れるぜぇー(;`・ω・)ノ
リベルテは、ベッドに座り皆を見て言う。
「作戦会議を始める。まず、いくつかのチーム分けを決めるぞ。1班、屋敷に殴り込みに行く班。2班は、ルナを拉致誘拐された証拠や裏とりを調べあげる班。3班は、奴の仲間を逃がさないように情報戦的にも肉体戦的にも大丈夫なバランスのとれた班が理想だと思う。そして、4班だけど俺とカルマだ。相手を動揺させ、しっぽを出せばそのまま捕縛。出さなかったら、誘導尋問で自爆させるから問題ないから焦らずいくぞ。そして、ラスト5班は相手の味方になりそうな相手を潰せ。」
「おぉっ、リベルテもしかしてマジギレしてる?」
リベルテは、無言だが仮面のしたで凄い表情をしているんだろうなぁ。と予想する。
「はい、リベルテに質問!」
「んっ、何だ?」
キョトンとして、ロイを見るリベルテ。
「僕は、どうすれば良いかな?」
「お前は、国際問題になるから待機。場合によっては、戦闘をお願いするかもな。」
「了解だよ。」
「俺も、お前と行動するんだよな?」
「そうだが、どうした?」
「いや、何で俺なのかと思って。」
すると、リベルテは暢気にいう。
「お前が、この国の貴族だからだ。王族や有名人を出せば、話がややこしくなるし面倒事になること間違いなしだと確実に言える。それに俺達の、クランのメンバーが連れていかれたんだ。俺達が、こらしめないと馬鹿にされて他のメンバーまでも手を出されるぞ。俺らのクランは、ああいう奴らが食らい付きそうなメンバーも沢山居るしな。」
リベルテは、真剣に言う。カルマは、リベルテがクランを守るべく考えているのに気づき嬉しそうに笑う。ロイも、静かに笑っている。
「なるほど、了解!」
「4班は、決まってるから他は相談して決めてくれ。決まり次第に、乗り込む。奴は今、パーティーに参加しているみたいだし。てっ、もう決まったのか?何か、とっても早かったな。」
少し、オロッとして言う。
「それにしても、今日はリベルテよくしゃべるな。まぁ、何か珍しいなぁ。」
「そうか?まぁ、良いか。とりあえず、行動開始だ。皆、慎重にだが素早くお願いする。」
パーティー会場。
「突然、失礼する。タタン様は、いるかな?少し、お話があるのだが?私は、知略の道化師と呼ばれる者だ。私の仲間が、世話になったな。」
「無礼者!立場を、わきまえぬか!」
「敵に対する、礼儀なんてあるのか?」
すると、青ざめるタタン。それはそうだ、Sランク冒険者に敵対宣言を言われたのだから。
「ふざけるな、私が何をしたと言うんだ!」
「私の仲間を、重傷にさせたあげく冒険者でもないか弱き少女を拐う命令をだしたからだ。」
静まり返る、パーティー会場。
「そんなの、でたらめだ!誰かが、私を貶めようとしているに違いない!お願いだ、信じてくれ!」
「若様ぁー、その貴族が有名闇クランに命じた契約内容と契約書などの証拠を手に入れました。」
「若、その貴族の家に少女が無理矢理連れ込まれたとの目撃情報と目撃者が見つかりました。」
「ついでに、使用人も少女を確認していると言ってた。ひどく、痣だらけだったらしい。」
すると、会場が凍った。飲み物が、パキパキと音をたて凍りつき食べ物はカチンコチンになる。
「だそうだが。おまえ、ルナに手をあげたのか?」
「あっ、あげてない!」
恐怖で、ルナを拐った事を認めている。周りの貴族は、冷たい目でタタンを見ている。
「本当に、あげてないのか?元第2王子ノワール様の名に誓って言えるか?」
そこで、この知略の道化師が王子の関係者と知り更に青ざめる。もう、手遅れである。
「嘘だよな。お前、顔にでやすいからさ。」
「お前、何者だ!なぜ、ノワール様を知っている!もしや、知り合いなのか!」
リベルテは、王家の証を見せて仮面をはずしフードを外す。ざわめく貴族達、立ち上がる王族そして冷たい目でタタンを見るリベルテ。
「のっ、ノワール様!?」
「残念だが、ノワールは俺の親父だ。」
それを聞き、青ざめて座り込む。
「にっ、偽物だ!」
「別に、信じなくても良い。どうせ、お前のブタ箱入りは揺るがない。お前は、こちらの国に手を出しすぎた。これは、立派な国際問題であり7国平和同盟に亀裂を入れる程であると5カ国が認めた。その男を、こちらに渡さなければ7国平和同盟から除名され敵対国認定されることになる。」
「それについては、王子である私も嘘ではないと発言させてもらう。それにしても、リベルテは国際問題とか外交問題とか興味がないのかと思ってた。案外、詳しかったね。極秘情報なんだけど。」
クスッと笑って、リベルテを見る。
「ロイ王子。これでも、俺はベテラン冒険者なんだが?独自の、情報網や伝など持ってるに決まってるだろ。王城にも、もちろん居るからな。」
「本当に、君って恐ろしいね。」
「そのわりには、顔が笑っているぞ。」
ため息をついて、カルマを見る。
「やっぱり、リベルテは凄いんだな。」
「いや、俺が凄いんじゃない。親父が、凄かったんだ。何せ、こんなじゃじゃ馬どもをまとめてきたんだからな。俺には、出来ない事だ。」
そう言って、指輪を近くの騎士に渡す。
「これは、この国に返しておく。国王陛下に、お渡し願いたい。頼んでも、よろしいだろうか?」
「どうせなら、自分で渡したらどうだ?」
「クウザ、お疲れ様。あと、それは出来ない。クウザは、知っているだろ?俺の母は、貴族じゃない。つまり、周りに認められないから王に近付く事さえ出来ない穢れた血の子供だって事だ。」
静かに呟くように言うが、その声は全ての貴族に聞こえていた。リベルテは、王座に背を向けて歩き出す。誰も、何も言わない。
「リべちゃん、気にしすぎよぉん。」
「アルド、この場は任せて良いか?」
苦笑して、話を流す。
「全く、わかったわぁー。そうね、ネアロ製菓店のモンブランで手を打つわぁん。」
「了解だ。明日、ギルドまで届けに行くよ。」
手を軽く振り、笑って言う。そして、リベルテがノワールの息子だと確定した。
「わかったわ。美味しい、紅茶を用意してまってるわねぇん。さて、お仕事タイムよぉん。」
「皆、撤退だ。これ以上は、過度な干渉だとされ逆に国際問題になりかねない。タタンは、クウザに任せて殴り込み班と合流して今夜は飲み明かそう。今日は、皆を巻き込んだことだし俺の奢りだ。」
『よっしゃーー!』
「あら、ずるいわぁー。」
「後で、二人も合流すれば良いさ。」
二人は、頷いて動き出す。
「もちろん、若も飲みますよね?」
「そうだな、今日は飲むかな。」
「それなら俺、秘蔵の旨い酒を持参するぜ!」
「俺もぉー!」
「ほら、殴り込み班と合流するぞ。」
すると、ルナはリベルテ達を見た瞬間に涙を流し走って来て抱きつく。怖かったのか、体が震えてる。
「リベルテお兄ちゃん、怖かったのですー。うわぁああん!痛かったのです。グスンッヒックヒック。あっ、ありがとうなのです。うわぁーーん。」
リベルテは、優しく抱きしめ頭を撫でる。
「怖い思いをさせたな。ルナ、良く頑張った。偉いぞ。今日は、少し休め。もうすぐ、リーダーが迎えに来るはずだ。痣は、大丈夫か?」
「ハイなのです。」
「そうか、なら良かった。」
「リベルテ、お前はまた無茶をして。」
リーダーは、心配過ぎて疲れたように言う。
「すまない、心配させたな。」
「まったくだ。皆さん、力を貸していただきブラックキャットのリーダーとしてお礼申し上げる。」
『どういたしまして!』
「ただっ、今夜はリベルテを借りますね。すこし、積もる話もあるので。久しぶりの、再会ですし。」
「わかった、じゃあ先に帰るな。」
そう言って、二人は帰って行った。
読んでくださり、ありがとうございました。
次は最後、リベルテさんを助けるターンだぜ!
( ・`ω・´)




