表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アマルテアから来た山田花子です!  作者: 間波 結衣実


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/21

1話 ー08

 田沼意次の事はやたら詳しいのに、Suicaは知らない。


山田の知識には物凄い偏りがある。


 ってか、本当にこいつは何なんだろう……。


 バスが停留所に止まり、俺はIcaをあてて、バスを降りた。山田は不思議そうに俺に続いてバスから降りる。


「今、ピッってなりましたけど、あれで良いんですか?」


 バスを振り返りながら彼女は俺に付いてくる。


「うん」


「どう言う仕組みなんですか?」


「え?それは俺に聞かれても……」


 仕組みなんて分かるはずないだろ。俺は技術者じゃない。ただのしがない大学生だ。


「ふ~ん」


 またメモとってるし。


 歩きながら書くとか器用だねぇ。


「伊藤さんはこの辺で育ったんですね」


 山田はそう言って辺りを見渡す。


 バス停の近くに信用金庫があって、その他の高い建物はマンションくらいだ。


 少し離れた所には図書館とテレビ局があるけど、ここからじゃ見えない。どうって事のない俺が育った町。


「うん。生まれも育ちもここだよ」


 引っ越しした事もない。


ガチャッ


 信用金庫の側に止めてあった自転車の鍵を解除する。


「むむ。伊藤さん、それは違法駐車じゃないんですか??」


 本当に何なんだよ。


「昔から皆止めてるし、止めないで下さいって張り紙を見た事ないから、良いんじゃない?」


「へ~寛大ですねぇ」


 確かに。


「ところで伊藤さん」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ