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1話ー04
一気にテンション下がったみたいで、さっきまでの目の輝きはどこへやら。目線がもう俺を見ていない。
「二百年に一度の調査にやって参りました。なので、データ収集に協力して頂けませんか?と、いう事です」
面倒臭そうに一気にそう言った彼女は小石を蹴っている。
超事務的!やる気ゼロだろ。
しかもよく見たら手にしてバインダーって100均のじゃないか?!
……こいつ、目的はわかんねぇけど、宇宙人詐欺とか……?
「あっバス来ましたよ。行かなくて良いんですか?」
めっちゃフラれた感じ……。
何かムカつくな、こいつ。
「いや。あのバスは違うから」
「はぁ……そうですか」
むっかー!溜息吐くなっての!! 俺に希望はゼロってか?俺の事なめてんだろ!
詐欺にすら相手にされないとか、どんな?!
「協力、すれば良いんだろ!」
何の調査かは知らないが、バスが来るまでの間だもんな!
「え? 良いんですか?」
「あぁ、男に二言はない」
俺は腕を組んで彼女を見下ろす。
「わぁ~!ありがとうございますぅ。これで命拾いしました~」
彼女は目を輝かせてピョンピョンと嬉しそうに飛び跳ねている。
……っか、命拾いって何?
大袈裟じゃね?




