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1話ー02
「引きとめてしまい、すみません」
全くだ。
人混みから離れ、バスがギリギリ見えるだろう位置に俺らは移動してきた。
そこで、彼女はまっさきに頭を下げてくれた。
「私はアマルテア星からやって来ました山田 花子と言います」
「は?」
……どっから突っ込めば良いんだ……?
つか、何これ?この子なんなの?
これが世に言う電波系ってやつですか?
「世に言う“宇宙人”ってやつですよ!やったね!遭遇しちゃいましたね!」
両手を握り締めて嬉しそうな顔をしているが、意味分かんないし。頭大丈夫か、こいつ?
じっと見つめてみたけど、ただの女子高校生だよな。
パッツンの前髪に少し茶色いストレートの髪。指だって五本あるし、肌だって立派な黄色人種のそれではないか……。
オカシイのは発言くらいで、他はどこをどう見たって地球人だよ。
地球人を18年間やってきた俺が保証する。




