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アマルテアから来た山田花子です!  作者: 間波 結衣実


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10/82

1話ー10

「はい」


 山田はびっくりするくらい真っ直ぐな瞳をしている。


「あのだな……」


「なんでしょうか?」


 まっすぐな瞳で見るなよ。言いにくいだろ。


「とっても言いにくいんだけどさ……"調査"はもう良いだろ。もうお家に帰りな」


「はい?」


 なんで首を傾げるんだよ!俺がどれだけ勇気絞って言ったと思ってんだよ。


「だからぁ〜…」

「伊藤さんは私の事を信じてなかったんですね?!」


 うお!怒った!


「あのなぁ、信じろって言う方が無理なんだよ。そもそも山田花子ってなんなんだよ!芸人じゃあるまいし」


「なんなんだって、何ですか!"山田花子"はポピュラーな日本人の名前だと教わりました」


 誰にだよ!宇宙人の親方的存在にか?!


「……伊藤さん」


 目を伏したまま彼女が呟くように俺の名を呼んだ。


「ん?」


「そんなに私が言った事、信じられませんか?……いえ、答えは分かってます。伊達に三週間滞在している訳ではないので」


「山田……」


「浮かれてたんです。話を聞いてもらえて……勝手に期待してすみませんでした」


 そんな泣きそうな顔されたら、困る。


 俺はそんな顔されたら冷たく出来ないんだって。


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