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1000光年の亡命  作者: リンダ


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『沈黙の星を調べる者たち』あらすじ

『沈黙の星を調べる者たち』あらすじ


核戦争によって文明が崩壊してから、1億年後の地球。


地表には今も高い放射線が残り、かつての都市はガラス化した地層や金属の残骸として眠っていた。だが、深海の熱水鉱床では生命が少しずつ回復を始めていた。


その異常な放射線量を観測した惑星メビルの調査船エルディアスは、原因を探るため地球へ向かう。


彼らが見つけたのは、核弾頭の残骸、地下避難施設の沈黙、津波に飲まれた人類最後の避難場所。そして、かつて爆笑発電所の本社付近に埋められていた青いカプセルだった。


そのカプセルには、青柳光子と柳川優子の動画、インコ一家の笑い、地球人たちの歌や日常が残されていた。


メビル人たちは知る。


地球文明は、破壊だけの文明ではなかった。

笑い、歌い、家族を愛し、未来を願った文明だった。


だが同時に、恐怖に支配され、核兵器という過剰な力を止められなかった文明でもあった。


調査が進む中、彼らは地球から脱出した人類が、獅子座方向1000光年先の惑星ガイアに渡っていたことを知る。ガイアでは、地球人とガイア人の混血が進み、純粋な地球人はいなくなっていたが、地球にルーツを持つ人々が記憶を受け継いでいた。


メビルとガイアは、地球の悲劇を共有し、同じ過ちを繰り返さないための文明安全協定を結ぶ。


そして最終章。


二つの星を結ぶ超光速列車が走り始める。

それは軍艦ではなく、人と物と記憶を運ぶ平和の証だった。


地球は滅びた文明の墓場ではない。

深海から、そして小さな地表の生命前線から、再生を続ける星だった。


最後に物語は問いかける。


守るために持った力が、何を壊したのか。

それでも、危うい平和の幻想を信じ続けますか。

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