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なりあがりシスターズ!~流行病の蔓延る街でゆるふわ声優達が頂点を目指す!~  作者: 牛
第二章 それでも、舞台の幕は上がっていく。
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お料理。

 今日は『なりあがりシスターズ』の配信日。

 さえ達はいつもの衣装の上にエプロン姿で臨んでいる。



「そんな訳で帰ってきました、ふぃーりんぐっきんぐのコーナーです。今回はさえがお料理の先生をやってくれます。それじゃよろしくお願いしますっ」


「はいはい。それじゃー今回はレシピの穴埋めからやるから、しっかり答える事。いいなー」



 からひなから先生役を任されて、ビシっとさえは二人を指さす。



「「はーい」」



 それに応えて、さえが作ったお手製レシピ問題の穴埋め問題をからひなとなつはスラスラと解き始める。

 そして数分後。



「できました」


「私もできたよー……」


「どれどれ」



 意外というかなんというか。

 二人ともしっかりと八割がた正解していた。

 やればできるじゃないか。

 これなら、前回みたいにリバース案件は避けられそうだな。



「じゃあ次は実践編だな。レシピを元に調理開始ー」


「「はーい」」



 そうして二人は協力して調理を開始する。



「えーっと、まずはこれを入れて……」



 ん?

 なつが何かレシピにないものを混入させる。

 今、何入れた?



「あ、じゃあ私はこれを入れちゃいますね!」



 んんん?

 いやいやいやいや。

 それもレシピに書いてないだろ、からひな。



「ちょっま……」



 さえが止めるよりも先にズザザザーとお酢を入れ始める。

 その様子にコメント欄も『うわー……』とか『え? え?』等、困惑のコメントに満ちていた。


 そうして。

 レシピというものが、意味をなさない調理を二人は展開していき。

 コメントも阿鼻叫喚の渦に巻き込まれていく。

 さえはもう見て見ないふりをした。

 そうすることにするしかなかった。

 だって、こいつら止めても止まらないんだもの。


 数十分後。



「じゃあ、試食なー」



 出来上がったものを、からひなとなつに食べさせることにする。

 そして、二人は出来上がったものを一口。



「「……ま、まずい」」



 まぁ……そうだろうな。

 だから、さえは出来上がったものを一口も口にしていない。



「なぁ……? なんでレシピはしっかりと正解してたのに、どうしてそんな劇物ができんの?」



 素直な疑問を二人にぶつけてみる。

 視聴者の皆様もさえの意見に同意する。



「あはは……なんでだろうねぇ~……」


「それはあれです。料理は……ライブだから?」



 OK。

 意味が分からない。

 まったくもって答えになっていない。



「お・ま・え・ら・が。レシピ通りに作らないからだろっ!!」


「「……すいませんでした」」



 二人は深々とさえに向かって土下座をはじめる。

 結局、作った劇物は二人に責任をもって美味しくいただいてもらいましたとさ。

 まる。


 チャンネル会員10万人まで、残り99951人。

読んでいただきましてありがとうございます。

今後ともなりあがりシスターズを楽しんでいただければ幸いです!

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