登校初日、初めての友達?
俺の自己紹介中に詰め寄ってきたイケメン野郎はおじいちゃん先生(体育科)に鎮められて、結局よく分からないまま自己紹介は終わった。
今日は二学期初日で始業式があったらしいが俺は出てない。10時に来るように言われたので、恐らくそれまでに終わったんだろう。
さて、俺の転入に対するクラスメイトの態度だが、わりかし好意的だった。
……なんで?と思ったが、実はあの男、クラスの中で陽キャで人気枠らしい。
なので、その人と同じ趣味の俺はよく話しかけられた。
陽キャなのにあまりメジャーじゃない趣味でもオープンにするんだ……
人徳がある奴にしか出来ないね。つまり俺には無理。
さて、この学校もだが、始業式の日は授業が無い。つまり、遊びにいけるのだ。
そして、俺が転入生ということは…
転入のお祝い会が開かれる。
………はずだった。
ん?あ、いや。別にとんでもないオチとかありません……
(※筆者が思いつかなかったわけでもないです。)
普通に、周辺全てのカラオケが大人数用の部屋は満室で空いてなくて、遠出してボーリングとか行く程俺の手持ちが無かったからさ……
俺が戦犯じゃね??
まぁ、いいか。取り敢えず今日は解散って事で、別れた。
………俺に詰めかかったイケメンを除き。
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場所は普通の天一(天下一品)。俺はこってりでもあっさりでもなくその中間のこっさり派なのでそれをさっさと注文しイケメンを待つ。
何故イケメンと一緒にいるのか。それは、当然のように俺についてきたからだ。
なんでも、俺と話をしたかったらしい。
「啓一くん!僕は運命を感じたんだ!だって、こんなにも趣味が一致してるんだもん!」
お、おう。こいつ、運命って……ホモか?いや、レズか。
「まーな。ボカロ好きでラノベ好きでカラオケに週一で行ってて、うどんが大好物で長期休みには一人旅行に行くタイプで部活は剣道をやってて、握力が52kgって言うのが同じなんて、ちょっとな」
運命とは言わないが、凄い偶然だと思う。
もしかして、これがこの世界の俺なんじゃねぇの?俺の両親が息子を取り違えたっつーか。その時は娘か?まぁ、いいか。
「さぁ、ボカロ談義をしよう………」
「いや、やだよ。俺、聞く専だし、語れないよ」
「え?僕もだけど。単純に、好きな奴教えて。」
「ええ…。まぁ、いいけど。」
〜〜〜〜〜3時間後〜〜〜〜〜
長居しすぎて店員に怒られた俺ら二人は互いを意図的に無視しながら別々に、同じ方向に帰っていった。
………当たり前か。




