ー第33章ー
わーいトレスだー!!
ー第33章ー
「わーいトレスだー!!」
メチが叫んだ。
今、僕達は結婚式をあげている。
隣の王国、トナリダ王国の教会で。
そしてそう、今日は、3月3日、メチの誕生日でトレスの日で僕たちの結婚式の日だ。
いえい。
トナリダ王国の王と王子とメチの妹メッサが、こちらを恨めしそうな顔で見ているけど、気にしない。
ぷぷぷ。
ザマーミロ。
「てーんてーんててんてんてんてんてぇーーーーーんってーんてーんててんてんてんてんてぇーーーーーん!!」
爺が口でファンファーレを模した。
すっごく下手くそだな。
どろんこみたいだ。
「この度はー足元のお悪い中ーお集まりいただきー」
神父が何かを言っている。
まぁ、足元が悪いのは事実だ。
だって昨日、僕と爺がこの国中に泥水をまいたんだもの。
ぴちゃ。
どちゃ。
ばしゃーん。
夜中、僕と爺は魔王城から抜け出して、このトナリダ王国にヒシャクで泥水をまいた。
理由はない。
ただやりたかったから。
別にいいでしょ?
僕は魔王なんだから。
魔王の僕は自分の愛する人に目を向ける。
「メッチ・焼鬼霊…」
「爆滅神大魔王…」
僕たちは誓いのあっついセコンドキスを交わした。
「てーんてーんててんてんてんてんてぇーーーーーんってーんてーんててんてんてんてんてぇーーーーーん!!」
爺はファンファーレ、めっちゃ練習したけど、全く上達しませんでした。どろんこみたいでした。




