表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モノガタリのような人生  作者: 朔良遊世
1/5

プロローグ

私は今、神の前に膝まついている。


うん。はっ?て話だよね。いきなり言われたらそうなるよね。先に言っておくけど、私は精神を病んでいるわけでも中二病でも無い。断じて無い。本当に私の前に神が居るんだよ。なんで神だと分かるのかって?それは神がそう言ったから。待って、待ってほんとに言ったんだよ。信じられないのは分かるよ、というか私なら速攻病院に連れていくね。それにね目の前にいる彼を『神』だと思う理由はもう一つあるんだ。


実は私、死んでるんだ。

ちゃんと自分が死んだ記憶があるんだよ。これは妄想じゃない。


こう断言できるのは私の死因に関係あるんだ。これがちょっと感動モノなんだよ〜。


その日私は久々に親友と下校していた。真っ赤な夕陽が山々に沈んでいくところだった。辺りがだんだんと暗くなっていく。あと少しで家だというところで、私達の前に男が現れた。男の手には包丁が握られていて、男は肩で息をしていた。はぁはぁ…。男の荒い息だけが聞こえる。親友は恐怖で体が動かないようだった。

そしてどれくらいそこに居たのか分からない、ついに男が動いた。男はまっすぐ親友の方へ走り出した。覚悟など決めることもなく、私は親友と包丁の間へ入り込んだ。



私は親友を庇って死んだ。


いい話でしょ。ねっ、これで分かった?私は死んだときを覚えてる。最後に見た親友の顔も、私を刺した男の顔も。


さてさて、神様は死人になんのご用意かな?


読んで下さりありがとうございます!

感想など書いてもらえれば嬉しいです。



これからも読んでいただければ嬉しいです。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ