夏休みだ!アタックスーツだ!さぁ、ダンジョンに行こう!
梓さんが迎えに来た車にて向かう先なのだが、実は魔素研究所ではない。
実はダンジョン区となる。
魔素除去用の充填機により、ダンジョン区へ簡易ラボの作成が可能になったのだ。
そのダンジョン区ラボからダンジョンへ、淳少年がダンジョンアタックを行うコトに。
コレは強制ではない。
いや、研究所からの提案ですら無かったりする。
実は研究所にてプロテクトスーツやアタックスーツの稼働実験を行って行く際、スーツの操作にハマった淳少年からの提案だったりする。
当初、高校一年生にダンジョンアタックを行わせるにおいて、賛否両論が。
室長は賛成派かと思えば、反対派だったりする。
むろん、梓さんもだ。
だが研究員の中には、研究所での擬似環境によるデータ収集に限界を感じている者も多く、本人が希望するなら行わせたら?っと言うスタンスの者が。
いや、大半が、ソチラだったりする。
とは言え、社会的に問題となる行いでもあり、室長としては首を縦にには。
だが、研究所の施設では十全に動けないのが現状だ。
いや、一般的に考えるなれば、十分に広い。
そんな施設なのだが、プロテクトスーツやアタックスーツを纏った淳少年にとっては、かなり狭いと言えるであろう。
現在普及している最新のアタックスーツやプロテクトスーツのスペックなれば、十全な広さなのだ。
いや、広過ぎるとも言えるであろう。
だが、淳少年が纏えるスーツの性能は、ソレらを遥かに凌駕する。
これもスーツを纏う淳少年の魔素適応量が、遥か高みにあるからでもある。
っと言うか、さらに適応量が増えているのが、現状なのだ。
以前に淳少年が持ち帰ったウナギなどだが、魔素抜きが成功しており、研究所内にて引き取りが始まっている。
この魔素抜きなのだが、隣接地域内でなく、隣接地域外にて行うと、より効率的であるコトが判明。
そんな魔素抜きした水産物を、喫茶店裏の生簀へ戻したところ、魔素抜きする前を超える魔素量を保持してしまったのだ。
ハッキリ言って、激毒レベルである。
淳少年以外には、だが。
「うめぇ〜!?
なんだぁ、これ。
なんだぁ、コレぇ!!」
などと叫び、貪っていたくらいである。
いや、ある程度の美味さを超えると、人は、静々と食すみたいなのだが。
そのレベルを遥かに凌駕したみたいである。
余りにも美味そうに食べるため、皆も食べたいとは、思うのだが。
そう、身体が許容可能な量を超える魔素は毒。
そして、淳少年が食べているクラスなれば、即死レベルである。
食べれるハズがない。
そんな水産物を食べれば、魔素適応量が増えるのも当たり前であり、それに伴い、スーツの研究開発が進む。
で、施設内では、ロクにデータが取れないレベルのスーツが、出来上がった訳である。




