あー、まいどながら、人外、規格外へと。お約束?
数日後。
淳少年は、ダンジョン内を探索していた。
ダンジョン内では電波などは届かない。
そのため、魔素研究所にて、新たに魔素を使用した遠距離通信手段が開発されはした。
だが、その通信距離は短く、遠距離探索には使えなかった。
ただ、アタックスーツ内では、魔素濃度を下げられるため、機器の可動不全は起こっていない。
コレにより、内部から外部を撮影し、情報を記録する形へと。
唐突だが、古い話でファーストの白い悪魔を知っているだろうか?
モービルツ・スーツとか言うマシーンを駆る少年の話なのだが、彼が地上戦にて、スーツを躍び跳ねさせつつ、敵の飛行部隊を壊滅させる話が。
で、なんで、そんな話を?だが。
うん。
再現では、無いのだろうが、躍び跳ねてますなぁ。
淳少年。
いや、確かに、上から見ると、色々と見通せて便利ではある。
だが、ソレは、航空機などの技法では?
高い木や、山の上なれば分かる。
だが、跳び上がって行う所業では、無いと思うのだが?
プロペラ機どころか、成層圏に近い高さまで。
いやいや。
人と言うより、生き物には不可能な高さでは?
気温や空気の薄さは、スーツを纏う淳少年には関係ない。
魔素を通さない密閉仕様なので、簡易宇宙服レベルの性能なのだ。
まぁ、宇宙服を想定してはいないのだが。
そんな超高高度まで跳び上がり、魔素をスーツ表面に纏い、摩擦と降下速度を調整しつつ地上へと。
ソレを繰り返し、侵入地域付近の映像を、上空から得るコトに成功。
それを拠点へ持ち帰り、スタッフとマシーンにて解析。
コレを繰り返しているみたいだ。
「片山准尉」
「なんでしょう?」
司令が深刻そうに告げて来るため、多少緊張しつつ。
そしたら。
「君は、本当に、人間なのかね?」っと。
「はい?」
一瞬、唖然と。
「はぁぁっ!?
どう言う意味っすかぁっ!
流石に酷くありません!?」
まぁ、流石に無いと、俺も思うな。
例え人外だと思っても、本人へ告げるか?
「司令。
流石に失礼かと」
そう梓さんが。
「そう、っよねっ!」
「そうね。
例え規格外だと思っても、本人に言うのは」
「いや、アンタもかい!」
漫才?
「だって、流石に成層圏近くまで跳び上がるのは、生物として無理が過ぎるかと」
ド正論を。
「グッ。
だってぇ、出来ちゃったんすから、仕方ないじゃない、っすか。
確かに、どこまで跳び上がれるか、って、興味本位で躍び跳ねたのは、俺っすけどね!
っか、地形から、鉱石取れそうな場所とか。
開拓出来そうな場所など、色々と分かったんすよね?
そろそろ、見付かったダンジョンの穴へ入って良いっすか?」
どうやら、別世界へと繋がる穴は、既に見付かっているみたいだ。
コレから、真のダンジョン探索が、始まるのだろう。
Fin
後書き。
本小説は、コレにて終了とします。
いやぁ、この夏は体調崩して辛かった。
執筆も滞り、申し訳ありません。
当分は、書き掛け小説の仕上げを行います。
執筆案は、色々あるのですが、なろう放置分を。
エブリは、気が向いたら、ね。
では、また。




