~第七十八話~
今日のお昼のラジオ当番は、僕では無いので
ルームの方で、二人のラジオ聞く事にしたのでした……
「こんにちは~今日も始まりました、ヤマノベラジオ~今日のパーソナリティはと言いますと、黒ってなんかカッコいいよね? とか最近思っている放送戦隊ヤマノレンジャーのブラックです、で、今日の俺の相方はと言うと~この方です」
「え~燃える情熱を心に秘めて……俺参上! と言う事で、放送戦隊ヤマノレンジャーのリーダーこと、レッドだぜ? よろしくな?」
「あの~一ついいですか?」
「ん? 何だ? ブラック」
「いつレッドがリーダーって決まったんです? この放送戦隊ヤマノレンジャーって、全くリーダーとか決めてないっすよ?」
「いや……普通に考えて赤い奴がリーダーって感じじゃないのか?」
「そんな訳ないですって、どっちかと言うと雑魚に近い存在かな……と」
「おい! 雑魚ってちょっと言いすぎじゃないか? 俺はそんな雑魚っぽくないぜ?」
「はいはい、レッドの言い分はとりあえず無視する事にして、では早速、恒例の音楽を流す事にします、ほら、レッド、曲紹介」
「無視ってな……仕事を割り振られたからには、きちんとこなす事にするぞ……で、今日の曲なんだが、ちょっと内心熱くなってしまったからな? 今回はリラックス出来るようなクラシックの曲を流す事にするぞ? 曲名は風の囁きとか言う曲だ、では、どうぞ~」
太一先輩がそう言った後、洋子先輩がスイッチを弄って、音楽が流れ出す。
音楽が流れている間、僕は先生が持って来たゲーム、パズルランサーとか言うゲームで遊んでいて、しかも先生、何連鎖簡単に積上げて来て、かなりやり込んでいる見たく、全く勝つ事が出来なく、しかも「ん~もうちょっと練習した方がいいのではないか? これじゃあ私の圧勝になってしまうぞ?」とか、そう言って来た。
なんか……少し馬鹿にされてる気がするのは気のせいかな……?
そんな事を思っていると、曲が終わり、再び二人が話し出す。
「いや~いい曲でしたね~心が浄化される? とかそんな感じになったかと」
「浄化って……何か疚しい事でもあったとか?」
「いや? 別に無いですよ? それよりレッドはどうなんです? 何か疚しい事でも?」
「いや、俺だってそんな事は全く無いんだが……」
「そうですか? まあ……いいですけど、今日はこの放送戦隊ヤマノレンジャーのアイドル、ホワイトちゃんがいないので、ホワイトちゃんに言って欲しいコーナーは無しですね~え~っと、このラジオの感想でも少し覗いて見ますかね? え~っと何々……ほほう」
「な、何だ? その含み笑いは? 凄く気になるんだが?」
「いえいえ、ただ単にレッドの人気が凄く下がっていると言うだけですよ、普通のヒーローとかだったら、レッドって結構人気だと思うんですけどね~? まあ弄られキャラとしてなら、人気出るんじゃないですか?」
「おい、俺は弄られキャラになんかなりたくないぞ! とりあえず……もっと人気が出るようになりたいぜ!って感じだな」
「レッドが人気になったら、面白くないじゃないですか、だから不人気のままの方がいいですって、絶対に」
「おい……」
「とまあ、今日はここまでにしておいてあげましょうかね? お相手はクールな常識人、放送戦隊ヤマノレンジャーのブラックと」
「……放送戦隊ヤマノレンジャーのレッド」
「以上の二人でお送り致しました、この番組は、放送戦隊ヤマノレンジャーの提供でお送り致しました」
二人のラジオが終わったので、洋子先輩がスイッチを弄って、今日のラジオ放送が終了した。
ラジオが終わった後、ブースに亮太と太一先輩が戻って来て、部長の彩先輩が
「今日のラジオは、まあなかなか良かったんじゃないかしらね? それじゃあ次は放課後に集まる事にするわよ? では、解散」
「了解~」
「はい、解りました」
彩部長にそう返事してから、僕と亮太は自分のクラスに戻る事にした。
自分の教室に戻る途中、亮太が
「聖、今日の放課後って暇か?」
そう聞いてきたので、僕は
「えっと……お父さんの用事があるから、家に帰らなくちゃいけないから、暇ではないかな……と、放課後に何か用だったの?」
僕がそう聞くと
「いやな? 俺の家の店でさ? 新作の品が出来たから、その感想を言って欲しいと思ってな? 用事があるんだったら、しょうがないか……」
「新作?」
「ああ、俺の家の店ってカレー屋だろ? その新作カレーの味の評価をして欲しかったんだ、高評価だったら大人気になる商品になるかもしれないしな?」
「そっか……えっと……お父さんの用事が終わったら、亮太の家に行ってもいいかな?」
「お、いいぜ? 料金は気にするなよ? 俺の行為で無料にしてやるよ」
「なんかそれって悪いよーな気がするんだけど……」
「大丈夫大丈夫、じゃ、待ってるからな?」
「う、うん」
そう話しながら、自分の教室に戻って、僕達は午後の授業を受ける事にしたのでした。




