~第七十五話~
次の日になり、普通なら学校に行くんだけど
今日は、振り替え休日となっているので、お休みとなっていた。
お休みだから、一日中のんびりと過ごすのもいいかな……とは、思うけど
今日は、同じクラスの赤井亮太と一緒に出かける事になっているので、顔を洗って、外行きの服装に着替える。
天気予報で、寒くなりそうですと言っていたので、厚手のコートを羽織る事にした。
着替え終わった後、のんびりしていると、チャイムが鳴ったので、玄関口に行く。
玄関口に行くと、亮太がやって来て
「じゃあ、行こうか? 聖」
と言って来たので、僕は
「うん」
そう言って、亮太と一緒に外に出る事にした。
外に出ると、天気予報の言ったとおり、風が吹いていて、肌寒く感じたので、厚着をして来て、正解だった。
歩きながら、僕は亮太に
「ねえ? 今日は何所に行くつもりなの?」
と聞いてみると、亮太が
「実はな? チラシで見たんだが、別の町で、カレーフェアと言うのをやってるみたいだから、そこに行こうと思ってるんだ」
「カレーフェア?」
「ああ、何でも色々なカレーが味わえて、しかも!定価価格の半額で、食べられるらしいぞ?」
「そうなんだ、それは凄いかも」
「だろ? じゃあ、早速行って見ようぜ?」
「うん、あ、でもお金」
「それは、こっちが出すな? お袋に聖と出かけると言ったら、多めに軍資金をくれたんだ、何でかしらんけど「頑張るのよ?」とか言っていたな……だから奢ってやるぜ?」
頑張るのよ? 一体何を頑張れと言ったんだろ? 亮太のお母さん……
「……えっと……じゃあ、お言葉に甘えて、奢ってもらうよ」
「ああ」
そう言って、僕と亮太はカレーフェアに行く事にした。
別の町で開催なので、山野辺駅から電車に乗り、その町で電車を降りる。
電車を降りて、駅前ロータリーに出ると、商店街の入り口に立て看板に「カレーフェア、開催中」と書かれてあったので、迷う事はなかった。
「じゃあ、とりあえず……気に入ったカレーから、食べてみようぜ?」
亮太がそう言うので、僕は
「うん」
と返事して、商店街の中に入る。
平日だと言うのに、イベント開催中だからなのか、多くの人で賑わっていた。
「結構並びそうかな……」
「かもな? とりあえず、あんまり並んでいない店に行ってみようぜ?」
「うん、そうした方がいいかもね」
そう言って、あんまり並んでいないお店を探していき
見つけたので、並んでいる列に並ぶ。
数分後、僕達の番になったので、注文をすると
受付の店員が「お、君、可愛いね~じゃ、これサービスだ」と言ってきて、カツカレーのカツを僕の分だけ、多めに入れてくれた。
ここは、素直にありがとうと言っておくべきなのかな? そう思ったので「ありがとうございます」と言うと、店員が「羨ましいな? 大事にするんだぞ?」と、亮太にそう言っていた。
大事にって……この店員には、僕と亮太の関係って、どう見えているんだろ? と思ったけど、深く考えない事にして、空いている休憩場所で、カツカレーを食べる事にした。
食べてみると、独特のスパイスが効いているから、ちょっと辛かったけど
結構美味しく、あっという間に食べ終わってしまった。
「聖? 次、どのカレーにするか?」
と、亮太が聞いて来たので色々なカレー店を見渡してから
「じゃあ、あそこのシーフードカレーにします」
僕が言うと、亮太が
「解った、じゃあ、いくか」
そう言って、亮太と一緒に、シーフードカレーを出しているお店に向かった。
お店の前は、十人ぐらい並んでいて、結構人気のある店みたいだった。
最後尾に僕達も並んで、動くのを待っていると、亮太が
「じゃあ、俺、飲み物買ってくるな? 聖は、何がいい?」
そう聞いて来たので、僕は
「じゃあ、スポーツドリンクをお願い」
と言うと
「解った、じゃあ、行ってくる」
そう言って、列から抜け出して、飲み物を買いに行き数分後、戻ってきた時、丁度僕達の番になったので、受付の店員に注文をする。
注文して、シーフードカレーを受けとって、さっきの休憩スペースに戻る事にした。
戻ってみると、さっきと客層が違っていて、カップルが多めに座っていた。
よく見てみると、「はい、あーん」とかやっているカップルもいたりした。
「なんか……すげえ、居づらくないか? ここ」
「うん……でも、他に空いている席は無いみたいだよ? 全部、埋まってる感じだし」
「そっか……じゃあ、しょうがないよな」
「そうだね」
そう言って、周りは気にしない事にして、シーフードカレーを頂いてみる。
海の幸が沢山入っていて、味付けも甘口のカレーで、結構美味しかった。
あっという間に食べ終わり、食べ終わった後、亮太が
「聖、まだ食うか?」
「もう、お腹いっぱいかも……」
と言うと
「そうだな、じゃあ、あとはお土産用に何か買っていこうぜ?」
亮太がそう言ったので、僕はそれに従う事にした。
商店街の中を歩き、お土産用のカレーを売っているお店で、お土産用のカレーを購入した。
購入した後、亮太が「じゃあ、もう戻るか」と言って来たので
山野辺市に戻る事にして、電車に乗り込み、山野辺市に戻って来る。
山野辺市に戻り、亮太が
「じゃあ、俺は真っ直ぐ帰るけど、聖はどうする?」
「僕も真っ直ぐ、帰る事にするよ」
「そっか、じゃあ、ここでお別れだな?じゃあな」
「うん、今日は誘ってくれて、ありがとね?亮太」
「ああ、じゃあ、また明日、学校でな」
そう言って、亮太と別れて、僕は家へと戻る事にした。
家に戻ると、朱莉母さんがいて
「聖ちゃん、お帰りなさい」
そう言ってきたので
「ただいま、お母さん、はい、これ、お土産」
買ってきたお土産を母さんに渡すと、とっても喜んでくれた。
家の中は、結構温度が高いので、暑く感じたので、自分の部屋に入り、薄着になる。
薄着になってから、朱莉母さんの手伝いをする事にして、今日の一日が終わったのであった。




