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萌えボイスと呼ばないで  作者: 零堵
~二学期編~
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~第六十一話~

次の日になり、僕は、いつもと同じ時間に起きた。

朝起きて、とりあえず、発生練習をする事にした。

また、低い声が出なくなるかも知れないからである。

「あ、あー……うん、大丈夫かな?」

発生練習をした後、自分の部屋を出て、洗面所にむかった。

鏡で自分の姿を確認してみると、寝癖がついているのか、髪が少しだけ、跳ねていたので水に濡らしてから、櫛で整える事にした。

整え終わった後、顔を洗い出して、洗い終わった後、リビングに移動することにした。

リビングに行くと、テーブルの上に朝食を用意している朱梨(あかり母さんの姿があった。

朱梨母さんが僕の姿を見て

「あ、聖ちゃん、おはよう、朝食出来てるから、一緒にたべましょう?」

「うん、分かった」

そう言ってから、椅子に座って、テーブルの上に出されている物をみてみる。

出されているのは、親子丼だった。

朝から結構ボリュームあるなあ……と、思いながら食べてみると、鶏肉の味が柔らかく、タレも甘辛くて、結構おいしかった。

食べてる途中、リビングに今起きたのか、圭吾父さんがやってきて

「おはよう、朱梨、聖、うん、今日も二人とも可愛いなあ~」

そう言って来たので僕は

「おはようお父さん、寝癖がひどいね? あと、僕に可愛いって言われてもね?」

「ん? そうか?」

「ええ、あなた? 髪の毛、跳ねまくっているわよ?」

「朱梨、それ、本当か?」

「本当よ?」

「そうか、じゃあ、ちょっと治してくるよ」

そう言って、お父さんは、洗面所に向かったみたいだった。

その間に、食べ終わって、自分の部屋に戻り着ているパジャマを脱いでから、学校の制服に着替える事にした。

着替え終わった後、鞄の中身を確認してから、部屋を出ると朱梨母さんがやってきて

「聖ちゃん、はい、お弁当」

と言って、僕にお弁当箱を渡してきた。

「ありがとう、お母さん」

「ううん、あ、中身はお楽しみよ? じゃあ、行ってらっしゃい」

「うん、行って来ます」

そう言ってから、外に出ると

外の天気は、曇り空で、涼しい風が吹いていた。

通学路を歩いて、僕の通っている山野辺高校にたどり着いた。

校舎の中に入って、自分のクラスの中に入り自分の席に座ってから、鞄の中身を机の中に入れる事にした。

その作業をしていると、チャイムが鳴って、担任の碓井先生がやってきて、こう言ってきた。

「みんな、おはよう、早速だが……出席をとる事にする、委員長、手伝ってくれ」

そう言って、クラス委員長と一緒に出席を取り、取った後、先生が

「うん、今日は全員揃ってるな? じゃあ、連絡だが、来週に一年生の修学旅行と予定している、近いうちにグループ分けを行いたいと思う、行き先だが、忘れてるかもしれないが、南京と言う場所になっている、では、授業を始めるぞ」

そう言って、授業が始まった。

南京……一体どんな場所なんだろ?

授業中、僕は、誰と一緒になって行動するのかな? 

と、そう思っていたのであった。

午前中の授業内容は、前やった所のミニテストをやるみたいだった。

先生が言うには「しっかりと復習していれば、問題はないぞ」と言うので

大丈夫だよね……? と思いながら、テストの問題を見てみると、やった所がある問題で、これなら解りそうだったので、大丈夫そうだった。

解答欄を全て埋め尽くしていき、ミスをしなければ満点を取れるんじゃないか?ってそんな手ごたえを感じた。

テストが終わって、次の時間の授業は教室を移動して、理科室での実験となった。

理科の先生に、「空気の実験をするぞ」と言われて、ヘリウムガスを使った実験だった。

このヘリウムガス、吸い込むと声が変わると言う物だったので今の僕の声で、このヘリウムガスを吸うと一体どうなるんだろう…… と、ちょっと興味が沸いて来たけどクラスメイトの前で声を出すとかは、やめた方がいいかな? と思ったのでヘリウムガスを吸わない事にした。

亮太と衛君は、ヘリウムガスを吸ってちょっと甲高い声なっていて、皆に笑われていた。

理科の実験の授業が終わり、時間が過ぎていって、お昼の時刻となった。

お昼になったので、僕はお弁当箱を持って、放送室へ向かう事にした。

同じクラスの亮太に声をかけて、一緒に行こうかな? と思ったけど。クラスの中に亮太の姿がなく、先に行ってしまったみたいなので、一人で放送室へと行く事にした。

放送室の中に入ると、すでに先輩達が、お弁当を食べていて。その中に亮太の姿がない事だとすると、亮太は購買部にでも行ったのかな?と推測できた。 

「あ、聖君、来たわね?」

「はい、亮太は多分……購買部に寄ってから、来ると思います」

「そう、今日の当番は、亮太君と聖君になってるから、お願いね?」

「はい」

部長の中田彩なかたあやさんが、そう言うので、とりあえず……先にお弁当箱の中身を頂く事にした。

蓋を開けて、中を見てみると、中に入っていたのは、キャラ弁当だった。

何かのキャラクターが描かれていて、凄く上手に出来ていたりしている。

お母さん、結構拘って作ったんだなあ……と、実感してしまった。

「あ、それ、キャラ弁当ね?」

「あ、それって魔法少女物アニメに出てくる、マスコットキャラクターの絵じゃない?」

「彩、知ってるの?」

「ええ、その魔法少女アニメは、結構見てたしね? そのキャラクター、結構有名なのよ」

「お、凄いな~なかなかよく出来てるんじゃないか? な? 洋子」

「ええ、本当によく出来てると思うわよ? 作るのに時間がかかったんじゃないかしら?」

「ね? 聖君、ちょっと頂いてもいいかな?」

「あ、俺も」

彩部長と太一先輩がそう言うので、僕は

「あ、はい、どうぞ」

と言って、少しお裾分けする事にした。

先輩達と一緒に食べていると、パンを買ってきた亮太が、放送室の中に入ってきた。

「あ、亮太、今日はお弁当じゃないんだね?」

「あ、ああ、今日はな? たまにはパンもいいかなってな? 結構並んでいたから、ちょっと時間がかかっちゃったけどな、でも限定のを手に入れたぜ」

そう言って僕に見せてきたのは、揚げ物パンだった。

「あ、それって購買部オリジナルの、エビコロッケパンね?」

「はい、すげ~人気で、売り切れ寸前だったけど、何とかゲット出来たって感じですよ」

「太一も好きよね? あれ」

「ああ、俺も購買部に行ったら、必ず手に入れる商品でもあるな」

そう話しながら、お弁当を食べ終わったので、僕は先にブースの方に行く事にした。

ブースで待っていると、パンを食べ終わった亮太が、入ってきて準備が出来たので、先輩達に合図を送った。

すると、彩部長がGOサインを出して、数秒後

スピーカーから、洋子先輩の声が聞こえてきた。

「これから、お昼の放送が始まります」

こうして、今日の僕と亮太のラジオ放送が、始まるのでした。

今日のラジオの当番は、僕と亮太の二人だったので僕達二人は、ラジオをする事にしたのでした。


「は~い、今日も始まりましたヤマノベラジオ、司会は毎度お馴染みブラックと」


「えっと……ホワイトです」


「以上の二人でお送りします、ところでホワイトちゃん」


「な、何?」


「学園祭が終わったけど、学園祭はどう感じたのかな?」


「えっと……ちょっと楽しめたかな?って感じですかね……? そう言うブラックは?」


「俺は、十分に楽しめましたよ? でも」


「でも?」


「来年は別の事をやってみたいかもって気がしたりするかな? 前回と同じだと、ちょっと飽きちゃうしな?」


「あ~そうですか……」


「ま、そんな話は置いといて、では、恒例の音楽を流したいと思います、今日流す曲は、ブラックが独断で決めた曲で行こうと思います」


「え、独断って……」


「ホワイトちゃんの拒否権は認められません、では、流します」


そうブラックが言うと、音楽が流れ始める。

その間に、ブースに入って来たのは、ミニパソを持った太一先輩だった。

数分後、音楽が終わったので、再びマイクで話し出す。


「今回流した曲は、クラシックの有名な作曲家が作曲した、ほとんどの人が知っているクラシック曲です、ちなみにホワイトちゃんは、知っていたかな?」


「あ、うん、さっき流れた曲は、聞いた事があるから、知ってたよ」


「なるほどなるほど……では、次のコーナーに行きたいと思います、題して「ホワイト・ボイス~」このコーナーは、この番組のマスコット、ホワイトちゃんに言って欲しい事をリスナーの皆様から選んで、実際に言ってもらうコーナーです、もちろんホワイトちゃんに拒否権はありません」


「ええ!? 無いの!?」


「ええ、では早速始めたいと思います……うん、山野辺高校のHPのBBSに結構な書き込みがありますね~皆本当に暇なんだな……って、感じです、では……HNホワイトちゃん大好きっ子さんから「恥ずかしながら、異性に告白する感じで」とあります、では、ホワイトちゃん、どうぞ!」


「異性に告白って……ちょっと恥ずかしいんだけど……えっと……「あ、あの……あ、貴方の事が…………好きです……」 うわ、かなり恥ずかしい!」


「……ふむ」


「ちょっとブラック、何真剣な顔をしてこっち見てるの? 何考えてる!?」


「いや~いいのが聴けたなあ……と思ってね? 出来れば録音したかったぜ!って感じです」


「それは、本当に困るから、やめてって感じ……」


「では、次にいきたいと思います、え~っと……HN白い悪魔さんから「戦闘に駆り出て、やられちゃった風な声をお願いします」って書き込みしてありますね? では、どぞ~」


「ええ? それはまた難しいなあ……えっと……「こ、こんな事でやられてたまるか! あ! キャアアアア!」……ちょっと場面設定がおかしくなった気が……」


「……うん、なんか……エロイかもですね? その声でそう叫ぶと、かなりドキドキです」


「ちょっと、そんな事言わないでよ!?」


「お~っと、名残惜しいですが、もうこんな時間だ、お相手は「ブラックメンってかっこいいよね?」と思う、ブラックと」


「えっと……「ホワイトって安らぐかも…… 」って思うホワイトです」


「以上でお送り致しました、この番組は、放送戦隊ヤマノレンジャーの提供で、お送りいたしました」


そう言った後、マイクのスイッチを切る。

ラジオが終わったので、三人で、ルームの方に向かった。

ルームの中に入り、部長の中田彩なかたあやさんが

「洋子、お願い」

と言って、洋子先輩が

「はいは~い」

と言い、機械を操作して、こう言った。

「これで、お昼の放送を終わりにします」

そう言った後、マイクのスイッチを切る。

「これで、Ok」

「じゃあ、次に集まるのは、放課後ね?では、解散」

彩部長がそう言うので、僕と亮太は自分のクラスに戻り、午後の授業を受ける事にしたのだった。

午後の時間になって、午後の授業は、社会の時間だった。

国の歴史と成り立ち、それに海外の地名と何が起こったか?を学ぶ事になって

思う事は、そう言えば……僕、海外に一度も行っていないなあ…… と思ってしまった。

まあ、海外は危険がいっぱいだし、それに特に行きたい場所もなかったので

特別に行きたい!って事は、思わないかな?と思っていた。

黒板に書かれた文字をノートに取っていき、時間が過ぎて帰りのHRの時間になった。

担任の碓井うすい先生が

「じゃあ、連絡事項を言うが、来週は修学旅行となっている、で、来週に班を決めたいと思う、後他にだが……修学旅行が終わったら、二学期最後のテストをやって、そのテストが終わったら、冬休みとなっているから、そのつもりで望むように、では、今日はこれで解散」

碓井先生がそう言って、教室を出て行き、僕は、鞄の中に必要な物を入れて、同じクラスの亮太と一緒に放送室に向かう事にした。

放送室に辿り着くと、既に先輩達が集まっていて、部長の中田彩なかたあやさんが、こう言って来た。

「あ、二人とも来たわね? じゃあ、明日のラジオの当番だけど、明日は亮太君と太一に任せるわ」

「解りました」

「了解」

「他に何か、連絡あるかしら?」

「あの、来週なんですけど、僕達、修学旅行に行く事になってるんです」

「あら、もうそんな時期なのね? なんか懐かしいわね~ね?彩」

「そうね~」

「先輩達は、修学旅行って、何所に行ったんですか?」

「そうだな…… 確か…… 九豆島と呼ばれる島に行ったな?な?洋子」

「ええ、結構大きな島でね? 海がとても綺麗だったわよね~」

「ええ、確かにそうだったわ」

「聖君達は、修学旅行、何所に行くか知ってるの?」

「いえ……どんな所なのかは、ちょっと」

「そう、まあ、何所に決まるか解らないけど…… きっと楽しい場所だと思うわよ?」

「そうだな……聖、楽しみにしとこうぜ?」

「…… うん、亮太がそう言うなら、そう思う事にするよ」

そう話していると、彩部長が

「あ、洋子、いつものお願いね?」

と言って

「はいは~い」

そう言って、機械をいじって、マイクでこう話す。

「下校の時刻となりました、皆様速やかに下校して下さい、繰り返します、下校の時刻となりました、皆様速やかに下校して下さい」

そう言ってから、スイッチを切って

「はい、これでOkよ」

「じゃあ、今日はもうれで終わりにしましょう?明日、ラジオ放送をやって、そしたら学校休みだからね? では、解散」

そう言ったので、僕と亮太は一緒に帰る事にした。

帰る途中、亮太が僕に、こんな事を聞いてきた。

「なあ、聖? 海と山、どっちが好きだ?」

「唐突に何?」

「いやな? 修学旅行で海か山に行く可能性あるだろ? 聖は、どっちがいいかな? と思ってな?」

そう言われて、僕はちょっと考える。

海か山……どっちがいいか? 言われると、やっぱり……

「山ですかね? 海だと、水着とか着る事になりそうですし……ちなみに亮太は、どっちがいいんですか?」

「俺は、断然海だな、海の幸って結構美味しいものいっぱいあるしさ、ま、泳ぎも得意だからな」

「そうなんだ」

そう話しながら、途中で亮太と別れて家に戻る事にした。

家に戻ると、朱莉あかり母さんの姿がなく、圭吾けいご父さんがいて

「お、聖、帰ったか」

と言ってきたので、僕は

「あれ……お母さんは?」

そう聞いてみると

「買い物に行っているようだぞ?それより、聖?」

「何?」

「これから一緒に出かけないか? 聖に見せたい物があるんだが」

「見せたい物? それって?」

「それは着いてからのお楽しみだ、さ、着替えてきなさい」

と言ったので、僕は何だろう?と思いながら、自分の部屋に行き着ている学生服を脱いで、私服に着替える事にした。

着替え終わった後、圭吾父さんの所に行くと、圭吾父が、僕の姿をじ~っと見た後

「聖、そのヘアゴム、取ってくれないか?」

そう言ってきたので、何で? と思いながら、僕は、今付けている黒のヘアゴムを取る事にした。

「これでいい?」

「うむ、さ、行くぞ」

「一体何所に行くか、解らないけど……とりあえず…… うん」

そう言って僕は、圭吾父と一緒に、出かける事にした。


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