~第四十九話~
朝になって、目が覚めて、思う事は……
今日は、体育祭なので、一日頑張ろうと思う事だった。
朝早くから体育祭の準備をする事になっていたので、朝食を取った後、体操服の入った袋だけを持ち込む事にして、山野辺高校の制服に着替える。
制服に着替えをあった後、身だしなみをチェックして、自分の部屋を出ると、朱莉母さんが
「聖ちゃん、頑張ってね? 私達もあとから学校に向かうわよ?」
と、言ってきたので、僕は
「うん、じゃあ……行って来ます」
「行ってらっしゃい」
そう言ってから、外に出て、山野辺高校へと行く事にいた。
外の天気は、雨が降る事なく、快晴で、絶好の体育祭日和だった。
通学路を歩いて、数十分後、山野辺高校に辿り着く。
早速、校舎の中に入り、自分のクラスの中に入ってから、着ている制服を脱いで、体操服に着替える事にした。
体操服に着替え終わった後、同じクラスの亮太が
「聖、俺達、放送部員だから、機材の設営を手伝いに行くぞ」
と、言ったので
「うん、解った」
そう言って、亮太と一緒に教室を出て、放送機材の設営の手伝いしに行く事にした。
放送機材が設置してある部屋に辿り着くと、既に体操服に着替え終わっている、放送部の先輩達がいて
「おはよう、聖君に亮太君、絶好の体育祭日和よね」
と言って来たのが、放送部部長の中田彩部長だった。
「おはようございます」
「おはようです」
「今日は、体育祭だから、放送機材の設営をしたら、体育祭のプログラムの確認をするわよ」
「解りました」
そう言って、僕達は放送機材のセッティングをする。
セッティングが終わった後、体育祭のプログラムが書かれている紙を手渡されたので、それを読む事にした。
見た感じだと、僕は全体競技に出場する事になっているので、全体競技があるのは、午前中だけだった。
午後のプログラムには、昼食を取った後、応援団が組み込まれているので、応援団は午後にやる予定になっているみたいだった。
「二人とも、確認は取れたかな? じゃあ……亮太君、亮太君が最初の開会の言葉を言う事になっているから、お願いね」
「了解です」
「時間になったら、知らせるわ」
そう彩部長が言うので、その場で待っていると、彩部長が合図をした。
「亮太君、マイクのスイッチを入れるから、話してね」
そう言って、彩部長がマイクのスイッチを入れて、亮太が話し出す。
「これより、山野辺高校体育祭を始めます」
と亮太が言い、山野辺高校体育祭が始まりを告げた。
「うん、良い感じね? じゃあ、プログラムどおりに進めていくわよ」
そう彩部長が言うので、僕達は「はい!」と言って、自分の番を待つ。
「じゃあ、亮太君、次の言葉をお願いするわね」
洋子先輩がそう言って、マイクのスイッチを入れて、亮太がこう話す。
「山野辺高校の校長の言葉をお願いします」
そう言って、マイクのスイッチを切って、部屋の外を覗いてみると、校庭に生徒が集まっていて、その集まっている前に簡易の壇上が設置してあり、その上に校長が立った。
「あー、今から体育祭を始めるが、スポーツマンシップに乗っ取り、皆真面目に、競技に参加するようにするのじゃ、では、ワシからの言葉はこれにて、終了とするぞ」
と言って、校長の話が終わった。
そして、プログラム通りに体育祭が始まった。
まず、最初の競技は、50メートル走なので、僕等放送部員は、プログラムの進行は亮太、成績発表は、僕と先輩達で受け持つ事になった。
僕の受け持つ事になったのは、自分の色、ホワイトの白色を担当して、生徒が走り終わった後
白組の成績を言う事になっていた。
そんな感じに進んでいくと、先輩達の出る競技が近づいて来たので、先輩達が
「聖君に亮太君、私達の代役を頼むわね?」
と言われたので、僕と亮太は「解りました」と言って、抜けた先輩達の代理として、マイクで話す事になった。
先輩達が、競技に出ているので、それを観戦しながら、マイクで亮太と一緒に、実況していく。
結果的に、洋子先輩と太一先輩が一位になっていて、彩部長が最下位だった。
三人が僕達のいる所に戻って来たので、僕と亮太は「お疲れ様です」と言うと
「うん、頑張ったわよ」
と彩部長が言って
「頑張ったって、彩は最下位じゃない」
「そうだよな、どっちかと言うと、俺と洋子が頑張ったんじゃないか?」
「いいでしょう、別に徒競走はちょっと苦手なだけよ! じゃあ、聖君に亮太君、そろそろ君達の出場する競技だから、私達が君達の代役をするわね?」
「あ、解りました」
「了解です」
そう言って、僕と良太は、この場から離れて、自分のクラスが集まっている場所に、移動した。
僕と亮太がその場所にやって来ると、委員長さんが
「放送聞いていたわよ、二人ともお疲れ様、で……二人とも、百メートル走に出るんだよね? 準備してくれるかな?」
と言われたので
「あ、はい、じゃあ、亮太、行こうか」
「ああ」
そう言って、僕と亮太は、百メートル走に出場する為、入場門に並ぶ事にした。
入場門に辿り着き、そこで待機していると、スピーカーから声がして
「今から、一年生による、クラス対抗、百メートル走を始めます」
と、彩部長の声が聞こえて来たので、入場門から入場して、百メートル走のスタート位置に着く。
走る順番は、僕が三番手、亮太が一番滑走になっていた。
一番滑走なので、最初に亮太が、スタート位置に並び、審判が銃でスタートの合図をして、亮太が走り出す。
見た感じだと、亮太がぶっちぎりで一位を獲得していた。
次は、僕の番なので、スタート位置に着いて、同じ順番で走る選手確認してみて思う事は、皆、結構速そうだった。
まあ……頑張るかな……と思う事にして、スタートの合図が鳴ったので、走り出す。
バランスを崩して、ちょっと転びそうになったけど、何とか転ばずにゴールする事が出来て、順位は一番じゃ無く、二位で通過した。
走り終わったので、ちょっと息が上がっちゃったけど、気を落ち着かせて、競技が終わったので、クラスメイトがいる場所に戻って来ると、委員長が
「お疲れ様、赤井君速いんだね? 驚いちゃった」
と言っていた。
それに対して、亮太が「ありがとう」とお礼をしてから、僕と亮太は、放送の仕事があるので、移動して
先輩達のいる場所に戻って来る。
僕達が戻って来ると、先輩達が
「お疲れ様」
「速かったな? 亮太」
「聖君も、二位は頑張ったと思うわ」
と、言ってくれたので
「ありがとうございます、じゃあ、放送変わりますね?」
と、言って、僕は自分の白組の実況をする事にした。
そんな感じに実況していき、お昼の時間になった。
お昼休憩になったので、僕はお弁当を取る為、移動して、校庭に出ると
「あ、聖ちゃん、お弁当持って来たわよ~」
と、そう言って来たのが、僕の母親の朱莉母さんだった。
その隣に、大きめのビデオカメラを装備している、圭吾父さんの姿もあった。
僕は朱莉母さんに
「朱莉母さん、お弁当ありがとう」
と言うと
「いいのよ、さ、召し上がれ~今日は、敵に勝つと意味を込めて、カツサンドを作って来たわよ~」
と、朱莉母さんがそう言って、バスケットを差し出して来たので、その中を見てみると
確かに、中にカツサンドが、大量に入っていた。
うん、こんなに多くは食べられないと思ったけど、せっかく作ってくれたので、食べられる分だけ、頂く事にしたのであった。




