~第二十話~
お知らせ
次回から、夏休み編突入です。
あと、次は番外編を入れたいと思います。
その番外編が終わった後、夏休み編にしたいと思います。
目覚ましが鳴って、僕は目覚めた。
確か今日は、一学期最後の日、まあ所謂……山野辺高校の終業式なので、明日から夏休みになるので、学校に行く事には、ならないから、ちょっとと言うか、かなり嬉しかった。
僕は、洗面所に向かい、顔を洗う。
顔を洗って、鏡を見てみると、入学当初から、随分と髪が伸びて、肩にかかっていた。
でも、朱莉母さんが、切っちゃ嫌だとか言っているので、僕は、母さんに渡されたヘアゴムで、後ろ髪を縛って、ポニーテールにした。
鏡を改めて見てみると、思いっきり女の子に見える。
うん……自分の顔には見慣れたから、どうって事はないけど、男子には僕の姿は、どう写っているんだろうなあ……と思い、深く考えない事にして、リビングに向かった。
リビングに向かうと、朝食を用意している朱莉母さんがいた。
「あ、おはよう、聖ちゃん」
「おはよう、母さん」
「聖ちゃん、明日から夏休みよね?」
「うん、そうだけど」
「じゃあ、夏休みの間、おじいちゃんの家に行きましょうね?」
「母さんが、そう言うなら……そうするね」
「なら決まりね? さあ、朝食出来てるから、頂きましょう」
そう言ったので、僕は、椅子に座って、朝食を食べる事にした。
朝食を食べ終わり、自分の部屋に戻って、学校の制服に着替える。
制服に着替え終わって、今日は持って帰る物を入れるために鞄の中身をからっぽにした。
準備が出来て、外に出る。
外の天気は、快晴で、夏だから、結構暑く、地面が焼けていて、歩くのがちょっときつかった。
通学路を歩いて、通っている高校、山野辺高校に辿り着く。
自分のクラスの中に入り、自分の席について、持って帰る物を鞄の中に入れる事にした。
その作業をしていると、チャイムが鳴って、担任の薄井先生が入ってくる。
「皆、おはよう、今から、体育館で終業式をやる事になってるから、移動するように」
そう言ったので、僕は、体育館に移動する事にした。
体育館の中に入ると、もう既に全校生徒が集まっているからか、かなりの人数だった。
檀上に校長先生らしき人が、上がっていく。
髪型を見て、驚いてしまった。
どう見ても、年齢がいっているはずなのに、黒髪のロン毛でフサフサだし、
他の子も、これはないだろ?って思わないのかな……と思ったけど、誰も指摘しなかったので、いいんだ……と、思ってしまった。
「あ~あ、明日から夏休みを迎える君達、浮かれるのもいいけど、宿題はちゃんとやるのじゃぞ? まあ、ワシはバカンスにアバンチュールとしゃれこむが……おっと、話がそれたな」
……今のは、冗談だよね? 校長が、こんな事を言っていいのかな……そう思いながら、話が進んでいき、終業式が終わった。
終業式が終わって、クラスに戻って、先生から通知表を渡された。
通知表の内容を見てみると、評価が平均だった。
まあ、五段階の評価で、全部3って、これはこれで凄い事なのかな……通知表を鞄の中にしまい、先生が帰っていいぞと言ったので、僕は帰る事に決めて帰る事にした。
昇降口に辿り着き、下駄箱を開けてみて、驚く事があった。
中に一枚の手紙が、入っていたからである。
これって、定番のラブレターなのかな? とちょっとドキドキしながら、開けてみると中に書かれてあった内容は「屋上に来られたし」と、それだけだった。
一体何なんだろうな……?と思いながら、僕は行ったほうがいいのかも……と思い、屋上に向かう事にした。
屋上に辿り着くと、そこにいたのは
「よかった、来てくれたのね?」
「え~っと……栗谷先輩ですよね?」
そこにいたのは、前に栗谷君の家で会った人物、栗谷君の姉の、栗谷美鈴先輩だった。
この人が、一体、僕に何の用なんだろう……? そう思っていると
「天野聖君、君にお願いがあって、呼び出したの」
「僕にお願い……?」
「ええ……天野君、実はね……天野君が来たお店、ラブ喫茶「アイライク」何だけど、夏の間だけバイトしてくれないかな? 丁度、明日から夏休みでしょ?」
「バイトですか?」
「うん、私、店長に言っちゃったのよ、だから引き受けてくれないかな?」
僕は、それを聞いて驚いてしまった。確かに前に会ったのは、秋葉という町にある、喫茶店「アイライク」で、そこで、ウエイトレスをしてる栗谷先輩に会ったのである。
でも、僕が……バイトねえ……確かに、興味はあるんだけど……僕の姿を見て、まともに採用する所ってなさそうな感じだと思うんだけどなあ……僕は、こんな容姿だし、声も高いので、そう悩んでいると
「ね、駄目かな?」
そう栗谷先輩が聞いてくる。
僕は、ちょっと疑問に思った事を聞いてみた。
「あの……そのバイトをOKするとして、僕は何をやれば?」
「私と同じウエイトレスはダメかしら? 大丈夫!貴方なら、問題ないわ!」
そう自信を持って言われてしまった。
「でも、やっぱり抵抗が……」
「時給結構高いわよ? それでも駄目かな?」
「う……」
確かに、僕は父さんに買ってもらったSNPの本体はあるけど、ゲームソフトは少なかった。
確か……新しい新作とか出たので、ちょっと欲しいなあ……とか思ってはいたけど、それを両親に言うのもなんか悪い気がしてたので、言わなかったけど……
「ね? 駄目?」
「ちょっと考えさせてください……」
「そう、じゃあ、明日ね? お店で待ってるからね、来てくれないかな? OKなら、店長にも言っとくから、じゃあね? 天野君」
そう言って、栗谷先輩は、屋上から出て行った。
僕もいつまでもいる訳にもいかないので、家に帰る事にした。
家に戻って、僕は朱莉母さんに
「ねえ、母さん、僕がバイトしたら駄目かな?」
そう聞くと、母さんが
「聖ちゃんが似合いそうなバイトだったら、Okよ? まあ、明日から夏休みだしね? 私はOKを出すわ、ちなみにどんなバイト?」
「えっと……ウエイトレス……」
「あら!それは似合いそうね! 私はOkよー! バイトする事になったら、お邪魔していいかしら?」
母さんが、ニコニコ顔でそんな事を言ってきた。
後で父さんにも聞くと、同じ答えが返ってきた。うん、両親は、全く反対じゃないんだ……はあ……どうしようかな……と思い、自分の部屋に行き、考える。
確かにバイトはやってみるのもいいかも知れないけど、ウエイトレスか……ウエイターじゃ駄目なのかな……? と思ったけど、栗谷先輩が一言もそんな事を言っていなかったので、ウエイトレスをやる事になるんだろうな……と思ってしまった。
ま、やっぱり……バイトするのもいい経験かも知れないし……
うん、OKする事にするかな? そう僕は、決断して、制服を脱ぐ。
私服に着替えて、カレンダーを確認
明日から、夏休みなので、どんな計画を立てようかな? と悩んでいるのであった。




