土産
護衛3人衆はリフレストの夜をぶらついた。
「兎に角俺は瑞々しい屋台飯を食うぞ!」
1人は飯が目的みたいだ。俺やヤンも追付いする。
「これなんか美味そうだな?」
スープの中に水餃子や麺の他に野菜類も入った物だ。
こういった手間と水を必要とする料理は食べて見たい。
「おばちゃん。3つくれ!」
「はいよー」
各々のスープを頂く。味は美味いが普通だ。
しかし野菜は瑞々しく歯応えがあるものばかりでテンションが上がる。
水餃子や麺もパサパサしていない。
水が豊富なだけでこんなに違うとは。
気が付けばヤンは風俗街の派手目な姉ちゃんに引き寄せられて消えて行った。
もう1人は買い食いをしつつ居酒屋へ向かった。
俺は服屋に行こうと思う。
「いらっしゃいませ。デザートストーンからお越しですね?」
「あぁそうだ。やっぱり見た目で分かるのか?」
「服装もですが髪質や顔立ちで何となく分かります。何かお探しですか?」
「妻と弟に服を買いたい。なるべくこの国らしい鮮やかな色のものを見せてくれ」
「畏まりました。どうぞコチラへ」
暫くして買い物袋に服を詰め込んで宿に戻る。
レベッカには淡いピンク色のシャツや靴下を買った。
ダンには青いブーツを買った。
まだ時間はある。
宿の近くにある茶屋に向かった。
ブルーランドには緑茶なるものがあるらしい。
酒を嗜まない代わりに飲んでみる。
「スッキリとした苦味だなぁ」
コーヒーや紅茶に慣れた自分からしたら驚きはしないが新鮮だ。悪くない。
「観光は終わりだ。これより帰還する」
翌朝、運搬長の掛け声と共に出発する。
銃を抜かずに護衛を完了した。
自宅に帰り2人に土産を渡す。
うっかりケイトの分を忘れてしまった。
もう少し成長したら買おう。
「ジャン、似合うかしら?」
「あぁ。明るい感じで良い‥」
「お兄さんありがとう。仕事で使わせてもらうよ」
「おう」
気に入って貰えて何よりだ。




