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ライフリング  作者: 羽田憲二
第5章
65/140

流れ者

デザートストーンとウッドランドの交易が増してから暫くたった頃。

俺たちは順風満帆な生活を送っていた。

娘のケイトもハイハイから卒業し始めた。


今日は休日だ。俺がケイトをあやしている横でレベッカは夕食を作っている。


呼び鈴が鳴った。ダンはまだ採掘現場にいるはずだ。

「どなたですか?」

レベッカが開ける。


「久しぶりだね。今保安官事務所から張り紙を配っているんだ。軒先にでも貼ってくれ。またな」


保安官の知り合いがパトロールがてら紙を配っているらしい。


内容はウッドランドで指名手配されている強盗団が越境しているとの情報だ。

人数は5名。

武装はゾロタンサブマシンガン4丁と44マグナムが

1丁だ。


ゾロタンサブマシンガン。

ウッドランドの軍隊•警察などに配備されているサブマシンガンだ。木目と銃身の冷却穴が印象的な銃だ。

弾倉は射手から見て左横に突き刺す構造だ。

口径は我が軍と同じ9ミリ。


44マグナム

視界や取り回しの悪い森林地帯やクマ避けの為に開発された大口径のリボルバーピストルだ。

ウッドランドでは色々な種類が開発されている。

我が国では開けた土地が多い為ライフルが人気だ。

御信用にしてはデカすぎる。

偶に銃砲店に飾ってるくらいだ。


「国境の出入りは一応監視しているみたいだが森林地帯に詳しい連中からしたら抜け穴だらけかもな‥」


「もう犯罪者は懲り懲りだわ‥。流石に私は召集されないと思うけど」


暫くしてダンが帰ってきた。

「まぁいざとなったら戸締まりして迎え撃とうよ」

楽観的なのか心強いのか分からない弟だな。


「姉さん、お兄さん。明日は暇だし僕が買い出し行ってくるよ」


「ありがとう。ダン」

「助かる。すまないな」


またまた嫌な予感がするが、もうどうにでもなれ‥。

これはいつものパターンか?

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