声で魔法をかける聖女ですが、人の声が聞こえない王子(お忍び)が依頼にやってきました。
「声」に膨大な魔力を持つ聖女、リディア。客がリディアの魔力に当てられ、理性を飛ばしてしまうことがないように、リディアは普段、一切口を開かない。
ある日、リディアを訪ねてきたのは「人の声が聞こえない呪い」をかけられた王子。彼もまた、呪いゆえに他の人とほとんど会話ができていなかった。
だが魔力を大量に持つリディア、会話用の魔術具が普通に使える。リディアの声が聞こえない彼、リディアと普通に会話ができる。
リディアが解呪を引き受けたところ、彼は躊躇いなく距離を詰めてきて……。お酒騒動、キス未遂、散々振り回されたリディアだったが。
(呪いをときたくない、なんて)
これは、無自覚に強引に迫る王子に、躊躇いながらも落とされるひとりの聖女のお話。
◇毎日更新。15話程度での完結を予定しています。
ある日、リディアを訪ねてきたのは「人の声が聞こえない呪い」をかけられた王子。彼もまた、呪いゆえに他の人とほとんど会話ができていなかった。
だが魔力を大量に持つリディア、会話用の魔術具が普通に使える。リディアの声が聞こえない彼、リディアと普通に会話ができる。
リディアが解呪を引き受けたところ、彼は躊躇いなく距離を詰めてきて……。お酒騒動、キス未遂、散々振り回されたリディアだったが。
(呪いをときたくない、なんて)
これは、無自覚に強引に迫る王子に、躊躇いながらも落とされるひとりの聖女のお話。
◇毎日更新。15話程度での完結を予定しています。
第1話 「なぜ、聖女様は筆談を?」
2021/08/23 18:33
第2話 「……失礼、俺は常識に疎いもので」
2021/08/24 18:29
第3話 それは、この国の第二王子。
2021/08/25 18:31
(改)
第4話 この依頼が終わるまで。
2021/08/26 18:30
第5話 一般に、こういう感情がなんと呼ばれているかは。
2021/08/27 18:36
第6話 誰に聞かれることもない告白は夜の闇に溶けて消え、
2021/08/28 18:57
第7話 触れたい。その衝動は、もはや抑えようがなくて。
2021/08/29 18:26
第8話 「……自分を抑えられる自信がない」
2021/08/30 18:36
第9話 「異論は認めん」
2021/08/31 18:27
第10話 誰の耳にも届かない告白くらいは、許してほしい。
2021/09/01 18:25
第11話 「少し……昔話をしましょうか」
2021/09/02 18:21
第12話 これなら、頬を伝うのが涙か水か、誰にも分かるまい。
2021/09/03 18:31
第13話 「起動」
2021/09/04 19:20
第14話 「……声を、聞かせてほしい」
2021/09/05 18:27
第15話 それだけで十分だ。
2021/09/06 19:03
第16話 柔らかく月光が差し込む神殿の中、
2021/09/07 18:26