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オッドアイメイド ーノリの軽い神のせいで異世界行ったら最強になりましたー  作者: 月島 愛羅
第二章 フェリシアの仲間入り!

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メイド、ご飯を食べる

異世界ビンゴも読んでください……!


『異世界ビンゴ! 〜3ビンゴするまで帰れません!〜


https://ncode.syosetu.com/n7813lq/』

「すいませーん! 注文いいですか!」

「はいはーい! おっと、あ! ガチ強さんじゃないですか!」

接客に来てくれたのは、オーナーの友人だという元気な店員さん。

「やっほー。注文は『ドラゴンのカレー』と……」

「あ、あと『オークのハンバーグ』で!」

フェリシアが食い気味に、震え声で注文を重ねた。

「かしこまりました! 少々お待ちくださいね」

店員さんが軽やかな足取りで厨房へ戻っていくのを見届けてから、フェリシアが身を乗り出してきた。

「なぁ……ルナリスって、めっちゃ顔広くない? さっきからみんな話しかけてくるやん」

「まあ、確かにそうかもね。……一応、二つ名までもらってるし」

「でも、二つ名が『ガチガチつよ』とか……っ!」

フェリシアは「ぶはっ」と、こらえきれずに吹き出した。

「私は自分でつけたわけじゃないんだから。不満があるならつけた人に文句言ってよ」

「いや、不満とかそういうことじゃなくて……! ガチ強って……くくっ、ハハハッ!」

「……爆笑すんなって。店中の人が見てるでしょ」

私が冷ややかな視線を送っても、一度ツボに入った彼女には届かない。

フェリシアは、運ばれてくる料理の匂いが漂い始めるまで、涙を浮かべて「ガチ強」という響きに悶絶し続けた。

「ご注文の『ドラゴンのカレー』と、『オークのハンバーグ』です!」

「ありがとうございます」

運ばれてきた料理を受け取ると、私は早速スプーンを手に取った。

(おぉ、これだよ、これ。前世でよく食べていたなぁ……)

ドラゴン肉は、まるで牛肉の最上位互換版。噛むほどに凝縮された旨味が溢れ出し、最高の気分にさせてくれる。きっと寿命が長い分、その間に旨味を溜め込んでいるのだろう。

私が夢中になって食べ進めている傍らで、問題のフェリシアはというと……メニューが来たとき以上の形相で、ハンバーグとにらめっこ状態だった。

「――鑑定」

フェリシアが呟くと、ハンバーグの上に薄っすらと半透明のウィンドウが現れる。

「ど、毒は入ってないでしょ? ランクは……A? Aランク!? めっちゃ美味いやつやん!

材料のオークの説明……『一撃で狩られたため、傷がなく美味い』。え、マジか。しかも『冷凍保存してあるため、旨味はほとんど逃げ出していない』って……まじかよ……。

……これなら、信頼して食べれるかぁ……」

私の目の前で、フェリシアはブツブツと呟きながら、まるで呪文を詠唱しているようだった。

「念入りすぎるでしょ、鑑定。……それに、鑑定スキル、使えるようになったのね」

「『レアスキル』の本に書いてあったんや。この日のために取得したと言っても過言ではないな!」

そう言って、フェリシアは意を決してハンバーグの一口目を頬張った。

「っ……おいしいやん! なんやこれ! おろしポン酢と合って最高! 肉汁めっちゃ溢れ出てるし! ……損するだけ無駄だったやん!」

みるみるうちに表情が解け、満面の笑みになる。

「ほら、言ったでしょ。ここだけのメニューがたくさんあるとか、色々な工夫があって、このお店は繁盛してるのよ」

「おいしい! 最高! この肉やばい!」

「……私の話は完全に無視かよ。まあ、それだけ美味しかったんならいいんだけど」

私もカレーを食べながら苦笑する。賑やかな酒場に、二人の幸せな時間が流れていた。

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