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初恋  作者: Apple_21
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出会い

彼と出会ったのは中学1年のとき。

新しいクラスでは、

名前が同じ行だったらから、席が近かった。

第一印象はチャラい。

というか初対面にも関わらず、タメ口。

いやそれは普通かもしれない。

"おい、お前"みたいな感じだ。

いわゆるワイワイグループの一員だった彼は

明るく、ちょっと意地悪で

人にちょっかいをかけるのが好きだった。

むしろかけすぎだとも思った。

例えば、隣の女の子の筆箱から気に入ったペンを取り出して勝手に自分のものにしようとする。

その子が"返して〜"

といっても返してくれない。

授業中にそのペンを使って満足そうにしていた。

それを見ていた私は

なにあいつ。

ちょっかいばっかりかけて、

あの子のことがもしや好きなのか??

と思う程度だった。

それから梅雨の時期くらいだったろうか。

席替えをした。

席替えでは男女が隣になるよう設定されていた。

たまたま前後になった。

ターゲットは隣の女子になると思っていた。

けど、ちがった。

私だった。

なぜだか、隣の子には全くちょっかいをかけない。それに、ほとんど話しかけもない。

最初はちょっかいをかけられても、

そんなにいやだ思わなかったが、

度重なるにつれてうっとうしくなった。

当時、私は親からのプレッシャーから

勉強は疎かにしてはいけないと思い、

授業は真面目に受けたかった。

だから、授業中に邪魔されるのは嫌だった。

だから、またちょっかいをかけられたとき

もういい加減にしてほしいと思い、

机を随分後ろに引き下げた。

すると彼は

"そんなことせんといてや〜"

と言って机を引き戻しただけで、

結局何も変わらなかった。もう私は諦めた。

それから、ちょっと仲良くなってきたので、

なぜ、隣の子には話かけないのかと聞いた。

どうやら気になっているようだった。

曖昧にしか言わなかったが。

普段はツンツンしてるくせに、

なんかかわいいとこあるじゃん

って思った。

お互いのことを話すようになって、

もっと仲良くなった。

好きなバンドとか、クラブのこととか…

他にも話したことはあるだろうが

あまり思い出せない。

それから、また席替えがあって席は遠くなった。

しかし、遠いからといって、

話さないわけではなかった。

席が離れても仲の良いままだった。

私は彼に気になっている人のことを話した。

彼は意外にも親身になって聞いてくれた。

というのも、そのとき気になっていた男の子は

彼の大の仲良しだったからかもしれないが。








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