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レジスタンス  作者: 猪仲
既知で未知の場所
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9/15

戦闘開始

【Г2058/9/19】



シガールが言っていた時間跳躍をする予定日の前日、リナはヴィスエンジンを完成させていた。わずか9日で魔法を覚え、それを応用した機械を完成まで持っていくあたりアンドレイの妹だと良く分かる。早速兄に自慢しようと大穴に向かっていたところ、予想外の人物と出くわした。



「おお、我が弟子よ探しちまったじゃねぇか」


「師匠!!もう日本に戻ったと思ってました!」


「ハッハッハッハ、あいやちょうど帰るところだったんでい」


「私に用事があったんですか?」


「いやな、国防軍と戦うってアンドレイ君から聞いてよ、おめーさんにコイツを渡そうと思ってな、日本じゃ剣術は役に立たねぇしよ」


「これは・・・師匠の刀」


「ああ、コイツをおめーさんに預ける。使ってやってくれ」


「わかりました、大切に使わせてもらいます・・・」


「きっと刀も喜んでいるだろうよぉ」


「あ、そうだ!師匠も技術者なんですよね?」


「ああ、時間跳躍機を兄貴と作ってたぜ?」


「ぜひ見せたいものがあるんです」


「ほぉー、兄妹そろって研究者かい」


「いえ、私は兄ほどではありませんけど・・・」


「まあいいさ、弟子の研究だし師匠がそれを見てアドバイスするくらいいいだろうよ」


「お願いします!」



リナは山本にヴィスエンジンを見せた。山本は真剣にそれを観察し、段々顔色が変わっていったかと思うと、一言言った。



「おめーさん、これ本当に作ったのか」


「はい、現地の魔法技術というものを組み込んでいます」


「こいつぁ・・・すげーってもんじゃないぜ?ヤバいものだ」


「ヤバい?」


「ああ、時間跳躍機なんて霞むレベルでヤバい代物だ。いいか?エネルギーってのは変換していくに連れて様々なエネルギーに変わって最終的に使うエネルギーというのは大分減少するのは知ってるな?」


「はい」


「そいでよ、このヴィスエンジンは物質が持つエネルギーを全て違うエネルギーに変換できるもんだってのは間違いねぇな?」


「はい」



「実はな、推進力でいうならばたとえば日本軍の戦艦はレーザー核融合炉で電気を生み出して、電気を利用して推進機関を動かしてようやく推進力を得ることができる。だが核融合炉で電気を生み出す時点で40%、さらに推進機関を使って推進力を使うのに10%程度しかエネルギー効率がない」


「やっぱりヴィスエンジンって凄いんですね!」


「凄いなんてもんじゃないってこった、おめぇ凄いな」


「師匠に褒められてうれしいです!」


「ハッハッハ、やっぱヴァストークにはいろんな技術が集まってて面白いな!!」


「師匠の山本流もすごかったですよ!」


「そういってもらえるとありがたい、それじゃあおいらは故郷に帰る。全て終わったらまたゆっくり話でもしてぇな」


「ええ、お元気で」


「ああ、じゃあな!アンドレイ君にもよろしくいっといてくれ」


「はい!」



山本を見送ったリナは、改めてアンドレイにヴィスエンジンを見せるために大穴に向かった。予定では明日時間跳躍が行われるため、様々な兵器が設置されていた。この短期間に物質製造機を発掘し、可動させて兵器の製造に当てていた。



「リナ!何してたんだ?」


「兄、ついに完成したよ!ヴィスエンジン!」


「ん?なんだそれ」


「エネルギーをヴィスに変換して直接他のエネルギーに変換できるエンジンだよ!」


「・・・・・へ?」


「えっと、例えば鉄1500gを物質エネルギーにして、物質エネルギーをヴィスに変換してそれを推進力に変換すれば120億光年のワープができるよ!」


「・・・・・・・・・・・へ???」


「兄?」


「あ、いや、話を理解していないわけじゃないんだが・・・へ???」


「山本さんにも同じこと言われたよ・・・」


「山本に会ったのか?元気にしてたか?」


「うん、もう帰るってさ」


「そうか、俺も一言挨拶したかったな」


「これが終わったらまた会いに行けばいいさ」

「ところで、このヴィスエンジンはどこかに使える?」


「とりあえず置いておいてくれ、代替えに使えるかもしれない」


「わかった、私は神父様のところで待機してるね」


「ああ、手はず通りに頼む」


「なんとか準備は終わったな、ナビが来てくれたからもっと簡単に事が進みそうだ」



一段落ついたところで日本軍の青木中佐が日本軍の現状を知らせにやってきた。



「アンドレイさん、日本軍戦艦武蔵の改装が完了しました」


「青木中佐、日野さんは何をしている?」


「艦長は兵器の使用を兵士に教育中です、明日には間に合います」


「それはよかった、明日の母艦へのハッキング任せたよ」


「私の得意分野です、必ずしもセキュリティを突破してみせます」


「よろしく頼む、では明日」


「はい、お気をつけて」



ひとまずの準備は終了した。あとは明日アルフォードとの戦術勝負になるが、こっちには日本軍の幕僚長がいる以上経験では互角だろう。となると兵士や技術力、兵器の能力差が問題になるが、それも解消できたはずだ。



【Г2058/9/20】



「シガール、今日出発するのか?」


「ああ、今施設に電力を供給中だ」


「ということはもう少しだな、こっちも戦闘準備に入る」


「親父のことを頼んだぞ」


「ああ」



アンドレイは時空の歪みに注意しながら通信機のチェックを行っていた。リナと神父、戦艦武蔵、中継基地の青木とナビ、そしてシガール。全て通信が正常につながった、こっちの準備も万全だ。



「さあ来い、お前の企みどおりにさせてたまるか」


「アンドレイ、時間跳躍機が起動した!健闘を祈る!」


「総員戦闘体制!敵艦がタイムワープアウトするぞ!」



アンドレイが通信機越しに叫んだ瞬間、ヴァストーク島の上空に巨大な船が現れた。あまりの巨大さに辺りが暗くなったが、そんなことは想定内だ。すぐさま攻撃に差し掛かった。



「いくぞ!SSM全弾発射!続いてレールガンスタンバイ、目標敵戦闘母艦!」



一先ず日本軍の戦艦と、中継基地の存在を隠すためにわざと通常兵器で攻撃をしかけた。当然錬金結界と強化樹脂剤があるためにまったく効いていない。しかし目的は目くらましと誘導のためこっちに注意を向ければそれでいい。



「さあこっち向け!レーザー兵器もおみまいしてやる!対艦レーザー発射!」



アンドレイが通常兵器を雨あられと使っている最中、リナと神父は準備していた。リナはクソダサい格好ではなく、おそらく魔法的な何かの服装をしていた。



「さて、リナさん。向こうは戦闘が始まったみたいですね」


「はい、いつでもいけますね」


「おや?RM剣はどうしたんですか?」


「転送機でいつでも呼び出せるようにしてあります。それより今はこっちを使いたいんです」


「師匠の加護ってやつですね。それではこっちの師匠も頑張らせてもらいますよ」


「合図が来たらお願いします」



一方中継基地のナビと青木はナビが早々に取り付けた無線端末経由で母艦にハッキングをかけていた。5台の端末を同時に操作して並列処理をかけているようだ。



「青木さん、そんなに端末並べて大丈夫なの?」


「大丈夫です、これくらい問題ありませんから。それよりヴァストークで大事にしていることわりとか大事にしている数字はありませんか?」



「えっと、数字なら7。ヴァストークでは縁起が良い数字と言われてるよ」


「7か、それじゃあこれはこうで・・・よし!メインシステムに侵入成功!今から正面の一部だけ弾幕をへらすようにプログラムを書き換えますよ!」


「あにぃ!侵入成功だって!」


「よし、リナ!メインシステムに侵入した!正面にある錬金結界を破壊しろ!」


「神父様!」


「わかりました、オーバーマジック!マルチテレポーテーション!」



作戦はこうである。まずアンドレイが通常兵器で注意を兵器群に向ける。次に注意が向いて少し手薄になったところでナビがサーバーにスキルを使って侵入する。無線端末を取り付けて青木に送信機を渡す。青木はそれを使ってメインシステムに侵入する。


母艦の兵器操作はほとんどコンピューター制御であるため、少し弾幕をずらすことができればそこから安全に侵入することができる。そこにリナと神父を侵入させて錬金結界を破壊するという作戦だ。どれか一つでも失敗すると成り立たないがこれしか可能性がなかったのだ。



「侵入成功・・・ってあああ!!!あっぶない!」


「すいません、座標が若干ずれました。錬金結界とか言うのものせいですね」


「仕方がない・・・テレポート!今度こそ侵入成功、神父様いきますよ!」


「待ってください、リバース!これであなたの生命エネルギーは正常に戻ったはずです」


「ありがとうございます、ではいきましょう」



リナと神父は母艦内部に侵入した。錬金結界の展開は外装付近の制御室で行われている、制御室には複数の戦闘用ロボがあるが、そんなものはリナの敵ではない。



「電気稼働の兵器なんて私に効くわけないじゃん!同士討ちだ!」


「おお、リナさんすごいですね」


「あった、これが錬金結界の制御コンピューターだ。これを破壊すればいいんだね!」



制御コンピュータは錬金結界で覆われていた。つまり通常の兵器で破壊するのは不可能である。しかし二人には魔法があった。



「ディストラクション!」



直接制御コンピュータに手を当ててコンピュータ自体に魔法をぶつけた。錬金結界の内側で爆発し、制御コンピュータは粉々に消え去った。



「兄、錬金結界の制御コンピューター破壊完了!母艦から一時離脱する」


「了解、よくやった!」



ここまでは順調だ。錬金結界を失った母艦はただのマトでしかない。あと危惧するのは物質変換砲であるが、それにも対策があった。大半の通常兵器は破壊されて現在も破壊され続けているが、地上の兵器は所詮おとりであり、本命は別にある。



「行くぞ!出力全開、光学迷彩解除、戦艦武蔵出撃!」


「まもなく会敵します、主砲発射準備完了」


「錬金結界展開!」



もともと錬金結界はアンドレイが作ったもので、他の艦に搭載することは簡単にできた。そのため戦艦武蔵に錬金結界を搭載し、物質変換砲を防ぐ作戦だ。戦闘母艦と武蔵が向かいあった。



「主砲1番、2番!撃ち方始め!!」



武蔵の46cm三連装高電離投射砲が戦闘母艦の主砲を破壊、戦闘母艦も応戦するが錬金結界がそれを防いだ。戦闘母艦の左翼につけ、続いて推進機に狙いを定めた。



「全主砲、敵艦推進機に一斉砲火、撃ち方始め!」



3つの主砲から放たれた砲弾が6つの推進機に命中、戦闘母艦は推力を失いバランスを崩し始めた、このままだとヴァストーク島に落下する。



「さて、やりますか!マルチテレポーテーション!」



神父が戦闘母艦を海上へ瞬間移動させ、海へ静かに着水した。一応戦闘母艦も水上艦として機能するように設計されており、沈むことはなかった。武蔵は主砲以外の兵装をことごとく破壊し、戦闘母艦は戦闘不能状態に追い込まれた。



「これで母艦は攻撃不可能だ、白兵戦でアルフォードを引きずり下ろすぞ!」


「さて、掃除の時間だね?機械兵ばかり引き連れてるみたいだしここは私に任せて」


「頼んだぞリナ、俺達は制御室に向かう」



「してやられたな、だがこれしきでこの戦闘母艦が沈められると思うなよ?物質変換砲作動準備、前方にある水を全て消し飛ばせ」



物質変換砲が発射され、海が真っ二つに割れた。その後突然破壊したはずの推進機が作動し、再び空中へ飛び始めた。


「バカな!?物質製造機が搭載されている!?」


「アンドレイさん、再び攻撃します。錬金結界の臨界点まであと少ししかありません」


「わかった、攻撃してくれ」



再び推進機を攻撃し、戦闘母艦は着水した。そして物質変換砲を発射しようとした瞬間、動きが止まった。



「二度目はないですよ!発射シークエンスに介入成功、これでもう物質変換砲は発射できません!アンドレイさん、行ってください!」



二度目の発射を食い止めたのは青木だった。メインシステムに侵入してから兵器をどんどん凍結させ、ついに物質変換砲まで到達していたのだ。



戦闘母艦に侵入したアンドレイは、ナビと二人でガラクタと化した機械兵を避けながら制御室に向かった。どうやら本当に一般兵士は連れてきていないらしい。時間跳躍という危険な任務とはいえ、ここまで人を連れてきていないのはおかしい。


そんなことを考えながらもアンドレイとナビはとうとう制御室に到着した。



「アルフォード、また会ったな」


「アンドレイ、やはりお前の仕業か」


「まあな、日本軍と戦闘をしたかったんだろう?どうだ強いだろう」


「そうだな、日本軍と戦争がしたかった。いや、ちょっと違うな」


「違う?」


「私・・・いや、おいらはな、復讐がしたかったんでい」


「!?」


「おいらの全てを奪った日本という国に復讐をしたかった、このままうまくいけばよかったがやはりあのとき殺せなかったのはでかかったようだ」



アルフォードの口調が変わったかと思ったらそのまま床に倒れ込んだ。親父がいっていた洗脳されているというのは本当だったらしい。



「ナビ・・・私は何を・・・」


「お父さん!何があったの!」


「そうだ、私は何者かに操られていた・・・なんとか抵抗しようとしたんだが、最低でも人的被害を防ぐために母艦に乗せる人間をなくして私だけにした。アンドレイ、お前なら人間が乗っていたら躊躇すると思ってな・・・」


「アルフォード、お前洗脳されていたというより操られていたのが近かったのか?」


「細かい話はどうでもいい、私を操っていたのはお前たちの知り合いか?日本軍か?それとも関係ない勢力か?知っていることを教えてくれ、この首に刺さっていた端末で操られていたんだもう大丈夫」


「山本だ・・・、リナ!!山本を探せ!アイツが首謀者だ!」



戦闘母艦の物質変換砲の上に男が一人立っていた。アンドレイが初めて見た1000年後の人間、最初の時間跳躍者、リナの師匠。赤い和服に身を包み手には刀が握られていた。少し苦悩の表情を見せた男は、通信端末でどこかと連絡している。



「師匠・・・・」


「リナ、おいらの刀使い勝手はどうだ」


「完璧です、教わったとおり・・・」


「そいつぁーよかった。これで迷いなく斬り合いができるな、さあ刀を抜け!師匠として最後の稽古をつけてやる!」


「最後なんていやです!どうしてこんなことをしたんですか!私達を騙していたんですか!」


「おいらは一度も嘘はついてねぇ、はじめにあったとき時間跳躍機のエラーが起きて失敗したといっただろ、本当は10年だけ飛ぶつもりだったんだ」



「10年・・・」


「あとはお前も知ってるだろ、レベル5の研究者権限を持ってずっとあの研究所にいたんだ。いろんなものがあることを知ったさ。そこでヴァストークの科学力を利用するため、今度は司令長官にプレゼントの名目で洗脳装置を首に打ち込んで操ってやったんだが、アンドレイ君がこの時代に来るのは計算外だったな」


「でも師匠もその後私達を見逃してたじゃないですか」


「お前たちには関係ないことだったからな、まさかここまでやるとは思ってなかったが」


「なんで復讐をしようとしたんですか!」


「なんでか・・・時間はたっぷりある、長い話だからちゃんと聞いてくれ」



今、つまり2058年から10年前山本は日本宇宙軍第3艦隊の旗艦大和の艦長をしていた。日本軍最強を誇る艦隊で、さんかく座銀河にある宇宙帝国を名乗る敵勢力と戦闘状態にあった。


アステロイドベルトまで進行を許したが、それは山本の作戦でアステロイドベルトに紛れ込ませた戦略級爆弾で次々と敵艦を撃破、その戦いがきっかけで帝国と日本国は和解まで持ち込むことができたのだ。


山本はその時名声を得ることができたが、妻の四葉が気がかりで仕方がなかった。そこで昔からの馴染みである当時はまだ少将だった日野に頼み、彼女の警護を依頼した。



しかし、山本のあまりの活躍ぶりに日本政府は警戒した。このまま武勲を勝ち取り続ければいずれ自分たちの椅子を奪われると思ったのだ。そこで妻を人質に取ることができれば山本をコントロール下に置くことができると思い、実行しようとした。


だが、四葉には日野が護衛についており、そう簡単にはいかなかった。山本も日本政府の動きを日野から伝えられると、直談判に政府へ赴いた。しかし政府は当たり前のように「そのような事実はない」と山本を突っぱねた。山本もそう言われると予想はしていたが、それからどうすることもできず、帰宅した。


しかしそこに居たのは瀕死の重傷を負った日野と、倒れていた四葉だった。



四葉は意識も脈もない状態、日野はかろうじて生きているという状況。急いで救急車を呼んだ山本は二人に声をかけ続け、応急処置をした。病院に到着し日野はかろうじて命をつなぎ留めたが、四葉は助かることはなかった。


山本は病室で日野の回復を待った。何があったのか、誰がやったのかを確認するためだ。四葉の死は悲しみよりも復讐に傾いていた。今まで命をかけて守り続けてきた祖国に裏切られ、何かが自分の中でブチ切れたのだ。


日野が意識を取り戻し、話を聞いた。日野は涙しながら語ってくれた。



「すまない、私がついていながら守ることができなかった。犯人は日本軍の特殊作戦群だ、政府高官か日本軍幕僚長しか動かすことができない。すまない・・・」


「いや、お前は最後まで戦ってくれたんだろ。お前に罪はねぇよ、悪いのは・・・」



最後まで言わずに、山本は戦艦大和に向かった。部下数人を引き連れて昔から調査をしていたヴァストーク島の時間跳躍機を使うことにしたのだ。しかし、時間跳躍機は1000年過去へ大和を転送させ、1058年のヴァストークに到着したということだ。




「おいらはな、日本に復讐さえできればよかったんだ。お前たちを巻き込んだのは心残りだが、もう止まることはできねえ」


「師匠・・・これからどうするんですか?もう戦闘母艦は使い物にならないですよ」


「なーに、手はある。その前に最後の稽古だ、刀を抜け!それでもおいらの弟子か!」


「・・・わかりました、やるからには全力で」


「はっはっは、やっぱおめーを弟子にして正解だったな!さて、いくぞ。ギャラリーも知らぬ間に増えてるみたいだしな」



そこにはアンドレイやナビ、日野と青木、アルフォードがいた。全員さっきの話を聞いていたようだ。アンドレイが前に出た。



「この勝負、アンドレイ・ワーグナーが取り仕切る!両者前へ、時間無制限倒れた方の負けとする!武器を構え」



最初に出会ったときとは明らかに違う雰囲気の山本、どうやら本気で戦う気になったらしい。同様にリナもいつもと違う雰囲気、スキルもフル活用して戦うつもりだ。二人の闘志がぶつかり合い、場に殺気が漏れ出す。



「両者、健闘を祈る・・・・はじめ!」

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