ハッスル勇者たち。
状態変化。
魔法や道具、特殊なスキルにより、動きを止めたり、眠らせたり、混乱させたり、攻撃力を下げたり、様々な効果、影響をあたえる。
RPGでは定番のデバフだ。
それぞれ効果によって、効きやすさがある。
軽い効果のモノは効きやすい。
フッっと気を逸らせるもの。
声が出なくなるもの。
混乱させるもの。
幻覚を見せるもの。
眠らせるもの。
最も効果が強く、効きにくいのは、やはり即死魔法か。
影夜見族、四天王ミドに用意させたのは、誘惑の香の粉よ。
ドリヤードとかの木霊が使う、誘惑の魔法を粉にしてバラ撒けるものなの。
子孫を作ると言う欲。つまり異性に対する欲を少しだけ増幅させる効果がある。
普段なら効かないかもしれないけど、魔物全滅させて油断している勇者達ならあるいは…。
「では、さようなら。また会いましょうね!」
粉を魔力と共に振り撒き、ミドは去っていった。
粉だけでは効かなかったかもしれない。ミドが呪術師として魔力を載せて粉をばら撒いた。
どうかしら?
ローザとピータを見ると、二人とも頬を赤らめて見つめ合っている。
効果はばつぐんだ。
…何?急に言葉が閃いたのだけど、ま、でも効果あるみたいね。アタシもなんだか変な感じよ。ムラムラって感じ。
確実に効かすために、効果は薄めにって言ってたんだけど。結構キテるわ。
ミドちゃん。グッジョブよ。
今日シドちゃんは、いえ、次期魔王シャドは女になります。
あ、シドちゃんっていう女の子には既になっているけど、勇者の女って意味でね。
愛人ってのかしら?キャっ、ヤダわ。愛妻にしてくれるかしら。
なんてね。ま、アタシの立場上無理なんだけどね。
イチャつきだした二人はおいておいて、
ダーリンはどうだろう?
「うぅ。くそっ、とにかく帰ろう。」
何かに耐えながらも、イチャつきだした二人とアタシたちに指示して、皆をキャンプ張っている場所まで連れてきた。
流石は勇者だわ。
テントは2つあった。
元々は、男チームと女子チーム(アタシも一応女よ)で分かれて使っていたのだけど。
ただ、そのせいで男チームの二人が、そのアレを貯めちゃっていたらしい。効きやすい状態だったのね。
なんなら、2人でってのも胸熱モノだったのだけど。
「エイタさん。すみません。ちょっとガマンできなくて…。」
「あぁ、そうだよな。コレ、俺は我慢するけど、君らは、、、無理だよな。」
「「…。」」
二人とも顔を赤らめて下を向いている。
街の宿から、その、シテないものね。無理よね。
「シドちゃんは、テントで休んでくれ。多分コレ、寝たら治るだろうし。」
「はい。でも…。」
アタシだって限界よ。まぁ、寝ればマシにはなるけども。そもそも寝れないのよね。コレ…。
しばらくしてテントに入った2人からは、その、アレよ。夫婦の営みをスル気配がしてきた。
声まで漏れ聞こえてくる。押し殺した声が、更に、クルものがあり…。
アタシがテント入らないものだから、ダーリンは一人ですることもできず…。
「良いから、テントで休んでくれ。このままだと俺、何するか分からない…。」
と、あっち向いて座ってしまった。
「わ、私も何か変なんです。」
と、勇者の腕に軽くタッチする。
「くっ!」
そっと背中に身体を預け、胸の感触をダーリンの背中に伝える。
「くっ!そぅ!」
ダーリンは、コチラを向き、あたしの腕を両手で掴む。
「良いですよ。私、エイタ様の事…。」
上目遣いで言って、一度頷き、そして唇を上に向け目を瞑る。
ちょっと怖いけど、いや凄く怖いけど。
「いい、良いのか?」
媚薬効果は当然シドちゃんの身体にも効いていて…。
もう一度、頷いたら、ダーリンの顔が近付いてきて、ネットリとした感触が唇に伝わる。
あ、コレ初めてのキス。スゴくうれしい。
なんて思っていたら、体がフワッと宙に浮いて…。
あ、っという間もなくテントの中へ。
何があったかは、ここでは内緒よ。
ここでは、スゴすぎて、とても書けないわよ。




