第百三十話「侵略の地(血)の文」
いつも読んで頂き有難うございますm(_ _)m
この話には主人公レウスがある発言をし、小説内から皆様を現実に引き戻す可能性があります。
予めご了承下さいませ。
アハハハハハハハハハハッ!
うっさいっすよ!
アハハハハハハハハハハハハハハハッ!
うるさいってば!
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!
うるせぇ!
【やかましい奴が来たのぅ……】
【出たっ!】
【遠回しに呼んでたのか……】
【初めまして、デュークですっ♪】
【神じゃ】
【ケント君ケント君、本当にいたよっ!】
【いるって言ったでしょうに】
【あはは、ほんとビックリだよっ】
【これは流石に予想外だ】
【あ、ケント君右ねっ】
【へいへーい】
【まさか1人の心の中に3人もいるとは変なもんじゃな】
【あれ、神は俺の心の中にいるの?】
【話す時だけはおるぞぃ】
【ほんとプライバシーなんてあったもんじゃないわ】
【ケント君!】
【なんじゃろな】
【とても居心地が良いよっ】
【楽しそうだな……】
【本当じゃな……】
【ケント君!】
【なんじゃろな】
【良い事思いついたよっ!】
【……なんとなくわかった気がします】
【流石だねっ】
【どうしたんじゃ?】
【神とケーブルを繋ごうかと】
【なんじゃtt?】
【イケるでしょ?】
【知識は盗らん方が良いぞぃ。
お主の頭が破裂するじゃろう】
【大したもん詰まってなさそうなので、無制限の気が良いわ】
【大したもんなんじゃが……。
気じゃな……ふむ、確かにそれは有効じゃろうな】
【あははははっ、ケント君ケント君!】
【はいはい】
【「チート」だねチートッ!】
【そだねー】
【ケント君、この通心ケーブルの長さ、調節は大丈夫なんだよねっ?】
【気量さえあればどこまででも伸ばせますよー】
【あははは、行ってきますっ♪】
【こりゃ数十分で終わるな】
心の中に通心ケーブルを作り、神と繋ぐ!
そして――
あ、初めまして、デュークですっ♪
…………。
ケント君、これ届いてるのかなっ!?
えぇ、きっと。
紐で繋いだ狂神!
だがしかし、縛られたのは俺だった!
あははは、うまいうまいっ。
皆は戦闘描写が知りたいと思ってますよ。
うん、もうすぐ終わるよっ。
常に全開で動けるって凄いねっ!
以上、近況報告の様な戦闘描写でしたー!
んー……どう言えば良いんだい?
俺も下手くそだが……どう戦ってるかを伝えてください。
……斬ったよっ!
……。
また斬ったよっ!
……。
終わったよっ!
たいへんよくできました。
うん、頑張ったよっ。
あ、ブレイブアンデッドから魔石とっときましょうか。
そうだねっ。
あぁ、良い機会だから質問コーナーでもやろうかしら。
それは何だいっ?
今後お便りが届く……はずなので、その内容にコメントするんです。
とっても面白そうだねっ。
というわけで、剣技と同じ様にメッセージ送ってくださいな!
待ってますっ♪
あ、通心ケーブルを繋いで大丈夫だと思うヤツなら誰への質問でもいいぞ!
ですっ!
はい、ただいま。
どうも他力本願レウスです。
神の気を間借りする事で、気の枯渇が事実上有り得なくなったレウスです。
しかし強さはあまり変わらないレウスです。
気残量を気にせず戦えるってのは相当楽だけどな。
デューク?
通心ケーブル外したら珍しく不服そうな表情だったよ。
たまに出演を許すと約束したら納得してくれた。
結構な見せ場だったはずなのに、戦闘描写ほぼ無しっていう不思議!
現在オバルス待ちでございます。
「お待たせー」
「ドンさん、お待たせしました!」
「待ってやした!」
「さぁ、閉めようかっ」
「まさかここを掃除出来るとは思わなかったわ」
「確かに20代の気総量では無理がありますよね……」
「ちょっとした魔術を使っただけっすよ」
「ドンさんこの時代に来てまだ3ヶ月程って聞きましたけど、そんな魔術聞いた事ないです」
「ドン君は常に最先端だねっ」
「へいへい、さっさと終わらせてジェイド君のお茶飲みましょう」
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ
はい、閉まりました!
……ところで、最近俺の特典って意味を成してないような気がしないか?
頭脳明晰の記憶力と理解力位しか活躍してないような……。
1日単位で話が動くから修行描写も……皆無だな。
早く落ち着きたいものだな。
あ、とりあえずリュウリュウに報告を……。
《件名:終わりました》
《魔人門を閉めたので、昔勇者がやってたみたいに、実力者の当番システムを構築しておいてください》
さて、これでしばらく待てば……。
チーン!
《件名:あの魔物を……》
《いや、頭を悩ませていた大きな問題が1つ解決してしまったよ……。
個人的に後日お礼をしよう》
つーかこれだけでアンチを納得させる事が出来るんじゃねーか?
まぁ、これでもかっ! てやつを投下して、有無を言わせない方が良いかもしんねぇな。
はい、アグニスの畳が敷かれた謁見の間です!
王と俺とデュークとケミナのみ。
オバルスは、来てすぐで申し訳なかったけど帰ってもらった。
嫌な顔一つせずいてくれるのは非常ありがたい。
今度何かプレゼントするか。
勿論、チャッピーにもな。
「此度の件、国に代わりお礼申し上げる」
「いえ、こちらで出来る限りの事をさせて頂いたまでです」
「私で出来る事があれば何でも言ってくれたまえ。
出来得る限りの協力は惜しまないつもりだ」
「はいデュートさん」
「ん、通心ケーブル?」
「む、どうしたのかね?」
「少々お待ちを……」
『テストテスト』
あ、心話用の括弧ですよ!
『なんだい?』
『親父さんに転生の話してるんですか?
出来ればここで濃いコネクション作っておきたいんですけど』
『昔1度だけした事があるけど信じてもらえなかったよっ』
『んじゃここで1発投下しておきますか。
これ使えば信じてくれそうですし』
『あははは、ビックリするだろうねっ。
ところで、複数人にも繋げるのかいっ?』
『円千ケーブルってやつで人に割り振れば楽勝ですよ。
つーかさっきも神と繋いでたじゃないですか』
『アハハハッ、なんでもアリだねっ!』
「陛下、失礼ですがこちらを握って頂けますか?」
「これは……?」
「はいケミナも」
「これがさっき言ってたやつですね」
「ふむ……これでいいかね?」
「ありがとうございます」
『テストテスト』
『っ!?』
『わぁ、凄いですっ!』
ケミナは流石に免疫があるか。
『これは……』
『新しい剣技……と申しますか』
『なるほど……これならば人に聞かれてはまずい話も可能だな。
私にこれを渡したのは、そういった話があるからであろう?』
『流石ですね』
『じゃあ僕から話すねっ』
『うむ、聞こう』
『父上には過去に僕が転生者だと言いましたよねっ?』
『…………』
『生き証人である召喚士ケミナを証言の下、説明させて頂きます』
『僕はデューク、そしてドン君は「レウス・コンクルード」ですっ』
『冗談……ではないようだな』
『この2人はまぎれもなく、あのレウスさんとデュークさんです』
『ケミナ殿がここで嘘を言うわけもない……か』
『信じて頂きたい訳ではありませんが、息子さんのこの性格や達観した部分、尋常じゃない実力等はこういう事実がある……という事を知っておいて欲しかったのです』
『ふむ……ドン殿は何故神者ギルドへ?』
『今ナレーション付きの動画を送信しましたので見てください』
『なれー……しょん?』
しばらくお待ちください。
現在、陛下が怒ったり泣いたりほくそ笑んだり「なんと!」とか「むむむ、続きが気になる」とか言っております。
見たいって言うからデュークとケミナにも同じ物を送ってます。
『うむ、堪能したぞ』
『……どうでしたか?』
『ここまで不遇な扱いだったとはな……』
『あー面白かったっ』
『あの、神様を無視するとこが最高に良かったです!』
『僕はケント君の両手と両足がなくなる所が最高に面白かったよっ』
『それやったの大体あなたです』
『私はやはり金髪のレイジーが顔から転ぶところだろうか』
『あの自主規制ってやつが非常に気になりますね!』
『途中入った変な音はなんだろうねっ?』
『モザイクという説明はなんとなく理解できたが……あの音は、おそらくあえて消しているのではないか?』
『鏡に映った小さいレウスさんとか最高でした!』
『チャッピーさんのくしゃみで鼻水まみれになった時は、思わずこの場で避けちゃったよっ』
『あ、私もです!』
『ふふふ、私もだ』
『あの、どうでしたか?』
『スンちゃんも小さかったねぇー』
『あれが大魔王スンだとは思えない愛らしさだな』
『スンさんは今でも可愛いですよ!』
『是非一度会いたいものだな』
『ねぇ、聞いてる?』
『オーベロンさんをまるめこんだのやつを久しぶりに見たけど、あれは凄かったよねっ』
『キャスカさんはホントにいつでも鼻水出してましたね!』
『ゲブラーナには玉座の裏手に隠し扉が……ふむ、この城でも考えてみるか』
『続きが気になるねっ』
『気になるな』
『気になります!』
『続きを作る為に話聞いてもらっていいすかね?』
『『『はい』』』
とりあえず……当然だ、俺のスンだぞ?
私もレウスさんのです!
あ、はい。
『ほぉ、結婚しているのかね?』
『えぇ、昨日しました』
『おめでたいねっ』
『めでたいな』
『そろそろコレ外しましょう』
『『『え、――プッ』』』
「「「あ……」」」
「話をすすめたいんですけどー、聞いてもらっていいすかねー?」
「あははは、ごめんごめんっ」
「す、すみません!」
「はははは、許してくれたまえ」
テレビとか映画の感想を言いあってる様な一幕だったな。
ケミナまで俺の領域に入ってくるとはビックリだわ……。
「陛下、信用に足りる事は出来たでしょうか?」
「ハッハッハ、いや十分だ。
君が何を思い、何をしてきたのかがよくわかる、素晴らしい『どうが』だったよ」
「では、いざ陛下のお力が必要になった際は、存分に頼らせて頂きます」
「ふふふふ、誰が断れよう。
息子と、国の……いや世界の英雄相手ではな」
「俺はそんな盛ってないですよ」
「常人には考えられない事を成す素晴らしい人物は、自然とそう言われるのだよ」
クラスチェンジのステータスアップはないもんですかね?
「国との繋がりは非常に重要なものだ。
力こそないが、国の代表としての発言力は大きい。
いつでも頼ってくれたまえ」
「「「ありがとうございます」」」
あー、うるさかった。
だが通心ケーブル……かなり使えるな。
相手に気付かれなきゃ、考えを読む事も出来るのかしら?
しかしこちらの考えも相手に飛んでしまうから……なんかフィルターみたいなのがあればいけなくもないか。
問題はどうやってバレずに相手に触れさせるか、だな。
無色透明の髪の毛並の細さのケーブルってなればいけるか?
いや、集中していれば文字通り毛先程でもバレるだろう。
やはりそれは触角としての感覚があるからだよな。
だとしたら、極限まで気操作技術で……いや待てよ?
ケーブルを気体にさせられれば楽勝じゃないか?
そう、空気中に紛れ込ませる事が出来れば……。
ふむ、色々やれる事が増えそうだな。
はい、目立つ武器は先に帰ったデュークに持たせて、部隊長室まで戻って参りました!
「皆さんお疲れ様でした」
「リュウリュウ様より感謝の言葉を頂いております」
「あれ、ソージさんは?」
「ケミナ様が帰られた後、すぐにお帰りになりました」
「さいですかー」
まぁ夜勤明けだったししょうがねぇか。
「ドンさん、お茶ですっ」
「ありがとです」
「ドン、これからどうするの?」
「ミナさん、リュウリュウさんから仕事は来てますか?」
「可能であれば……というのが1件入ってます」
「……って事は、本来俺達の仕事ではないやつですかね?」
「えぇ、第3剣士部隊……つまりリュウリュウ様が作戦指揮者となります」
「あの人が動くんですか?」
「あまりない機会なので是非参加して欲しいとの事です」
実動部隊じゃないはずだが……なんでじゃろ?
「そりゃいつのなんの作戦なんですか?」
「南の国でのハーピー討伐ですね」
「あー、なんかレオナさんが言ってたやつか」
そういやリュウリュウは飛行魔石を持ってたか。
加えて利休もギャルオも飛べるし……。
なるほど、この作戦ならではの第3剣士部隊か。
「日付は明日です」
「そらまた急ですね」
「時間がない中で割いた時間ですので、この日取りになったとの事です」
「わかりました。
えーっと、今日の夜勤はアンジーだったっけか?」
「そうよっ♪」
「んじゃ今日、スーレに夜勤の仕事を教えてやってくれ」
「はーいっ♪」
「頑張るぞ!」
「頑張らないで大丈夫だよ、皆模範生だから」
「そうなのか?」
「舐められても構わないけど物理的に舐められないように」
「舐められるのかっ?」
「気をつけろって事だ……それと、鼻から涙が出てるぞ」
「うん!」
「妬けちゃうわ~♪」
「おう、こんがり焼いちゃってくれ」
「ドンさん達は……とてもただの友人には思えないのですが……」
「あれ、ミナさんも妬いてるんですか?」
こらジェイド君、めっ!
「なっ、そんなんじゃありません!」
ふむ、やはり可愛いな。
「顔が赤いですけど……そうなんですか!」
最近この子が怖くなってきたわ。
「そ、それでドンさん、いかがされますか?」
「是非参加させてください」
「かしこまりました」
「よろしくお願いします」
質問コーナー⇒剣技同様に感想、コメントではなく【メッセージ】でお願いします。
①誰への質問か
②質問内容
③質問者様の名前の掲載が可か不可か。
※不可の場合は匿名希望になります。
④その他
どれくらい届くかわからないので、掲載日については未定です。