第百三話「神者ギルド編?」
さぁ、お待ちかねの時間経過だ!
と言っても俺の状態だけしか報告しませんけどね!
トリップ物からスリップ物になり、1995年後に来てから3ヶ月の時間が経ったぞ!
まぁスリップの意味だと少し違うんだけどな!
前話からだと約2ヶ月後だと思ってくれ!
って訳で、潜ったダンジョンとデュークの援助と黄金魔石の成果がこれ!
魔石は出来るだけまとめたぞ!
■パワーマスターの魔石4個
■テクニカルマスターの魔石2個
■上抵抗の魔石3個
■特硬化の魔石1個
■スピードマスターの魔石5個
名前:追い剥ぎ狩りのドン【レウス・コンクルード】
年齢:18歳3ヶ月
種族:ハーフエルフ
職業:魔物使い・剣士・青年勇者・鍛冶師(並)
言語:人間言語・魔物言語・エルフ言語・ドワーフ言語・骨言語
剣士レベル:166
残額:1億290万100レンジ
装備
■竜剣レウス(納刀時左腰):ロングソードタイプ(右手)
エンチャント(完了):グロウストーン(★)10個
■竜の剣(牙)オバルスの剣(納刀時背中):ロングソードタイプ(左手)
エンチャント(完了):グロウストーン(★)5個・回復・回復・回復・飛行
■将軍の剣ジェネラルソード(常時背中):バスタードソードタイプ
エンチャント(とりあえず完了):特硬化・特抵抗・特硬化・神速・特抵抗
■スン手作りの冒険者の服(青)
■レジストマント(黒)
■スン手作りのブーツ(黒)
■グロウネックレス(3)
■テクニカルマスターのバングル(左)
■テクニカルマスターのバングル(右)
■テクニカルマスターのリング(左)
■神力のリング(右)
鞄
■特製カンテラ
■黄金魔石1個
■ハイスピードの魔石3個
■ハイテクニカルの魔石1個
■上硬化の魔石2個
■グロウバングル(3)2個
■グロウリング(3)2個
地道な修行と魔石の効果もあり現在かなりの実力でございます!
おそらくアークと同等ってとこかな?
因みに神者ギルドや剣士ギルドへ行く時とかの標準装備だと、強さ的には勇者ランキング15~19位ってとこだろう。
パワーマスターの魔石を自力で5個集めたぞ!
2480万の特価で売ってたのを1つ買ったけどな……。
んで出来るだけ端数の魔石を買いつつ、ちょこちょこまとめております!
鍛冶の勉強も怠っておりませんが、中々難しいです!
本とかの媒体での吸収しか出来ないからな……。
ガルムやアイさんみたいに教えてくれる人が欲しいもんだ。
因みに新しい剣技は覚えてないから省略しましたぜ!
そしてやっとこさなりました、レベル150超え!
そろそろ勧誘が来ても良い頃なんだが……はてさて?
あれか、きっとランダムイベントなんだろう。
レベル150以上の状態で剣士ギルドを出入りしてると、話しかけてくる奴がいるって感じなんだな。
うん、そう思いたいもんだ。
乱数の調整が必要なのか?
それとも夜じゃないと起きないとか、サブクエストクリアが必須なのか……。
まぁゲームじゃねぇしな。
はい、というわけで、とりあえず夜に剣士ギルドに来てみました!
「ドンさん……ですね?」
わお……。
やはり夜限定のイベントだったのかしら?
「えぇ、そうですけど?」
ハーフエルフっぽいけどやや人間寄りって感じか?
おそらくクォーターエルフだな。
しかも皆が大好きな女性だ。
神者ギルドの制服だがしっかり身体のラインが出てて高得点です。
顔は可愛い雰囲気で目が大きい。
がしかし少しキッとなってます。
今まで何故なかった金髪ツインテール!
髪の長さは神の髭の半分くらい。
つまり腰くらいまでの長さだな。
身長は……150センチあるかないかってとこかしら?
年は20〜80位だろうか。
え、勧誘を断ったらこの子が斬りかかってくるの?
怖い世の中になったものね。
「本日は神者ギルドよりあなたにお話があり伺いました」
「はぁ、なんでしょう?」
まぁがっついちゃいかんわな。
ゆっくり話を聞いて少しだけ悩む様な演出が必要だろう。
「ここでは人目につくので場所を変えましょうか」
「はい、構いませんよ」
人目につかず殺せる場所に移動するわけだ。
その場所には仲間でもいるのかしら?
俺が場所を指定したらどうなるんだろう?
いいえをずっと選ぶフラグが成立するのかしら?
エヴァンスの外れの路地裏までやって参りました。
本当に人通り少ない……というか皆無です!
んー……ビルの影に2人いるな?
デュークが言ってた通り50位前後だ。
そうだな、トゥースやビアンカと出会った頃の俺位の実力が2人いると思ってくれ。
んで、この金髪ポニーテールは……40位前後ってとこか。
「ここら辺で良いでしょうか」
「構いませんが……お話とは?」
「私は神者ギルド第3剣士部隊所属のミナと申します」
「改めて初めまして、ドンといいます」
人事は第3剣士部隊なのか?
ってことは剣士ギルドの情報はリュウリュウが握ってる?
「ドンさん、単刀直入に申します。
神者ギルドに入りませんか?」
「突然ですね……」
「優秀な人材は放っておかないのが神者ギルドです」
「んー、入ったとしたら具体にどういう事をするんです?」
「民を魔物や反抗組織から守り、町の治安を維持します」
「あなたはその中で人材発掘をしていると?」
「その通りです」
「そこの影に隠れてるお仲間さんは、どういったお仕事をしてるんです?」
ちょっと危ない橋だけど……ほら、見抜くと得点が上がって優遇されるとかありそうだろ?
一瞬殺気が漏れたけどまぁしょうがないよね!
「……流石ですね、彼等は私の護衛です」
「そうでしたか、確かにお強いとはいえ女性。
そういった状況を把握しての護衛。
……上官の方は素晴らしい慧眼の持ち主ですね」
「お褒め頂き光栄です。
して……いかがでしょうか?」
「元から神者ギルドには興味があったので、是非お願いしたいと思うのですが……」
「?」
「その制服って強制なんです?」
「ふふふ、支給はされますが自由となってます。
制服に栄誉を感じる者、統一感を重んじる者等多数おり、制服を着用する者は全体の9割を超えますが、私服での活動は自由となっています」
「あははは、それを聞いて安心しました」
「ただし、この腕章のみは規則で着用が義務付けられております」
腕章……緑色で中央に白い星、その星を白い剣が4本囲ってるデザインだ。
……これ着けるの恥ずいな。
「わかりました」
「ありがとうございます。
それではギルド本部である神エヴァンス城までご案内します」
「はい、お願いします」
うん、ミナちゃん良い匂いです。
え、これ重要だろ?
フローラルな香りでございます。
うなじの黒子が好印象です。
パイは…………BかCってとこでしょうか。
ところで……下っ端は嫌だなぁ……。
レッドが良いポジションくれるとか言ってたけど本当なのかしら?
メロンパン買い出し部隊とかに配属されるのかしら?
はい、神エヴァンス城です!
「こちらの4階でリュウリュウ様がお待ちです」
「跳べばいいんですかね?」
「えぇ、各階の踊り場毎に跳び移って頂きます」
「3階分なら一気にいけますけど?」
「勿論可能な方もいるでしょうが、突発的な事故を防ぐ為どなたにもお願いをしております」
「わかりました」
「では、参ります」
はいリュウリュウルーム前です。
木製の観音開きタイプの扉でございます。
扉の上部には「第3剣士」と黒く書かれた白いプレートがございます!
「ここは20階建てですが2階から9階は各部隊の部屋となっています」
「2階には第1剣士部隊、9階には第8剣士部隊の部屋って事ですか?」
「その通りでございます」
コンコンッ
「第3部隊ミナ隊員です」
「入れ」
やたら分厚く低い声だな。
はい、ギィっとな。
ふむ、社長室みたいな感じのオフィスだな?
こういう感じ、生活とか仕事しにくいと思うのは俺だけか?
木製の調度品が多くて、黒革の座りやすそうな椅子……に座ってるのが……リュウリュウか。
渋い顔、色黒、口の周りに結構な量の髭をたくわえていらっしゃる。
聖戦の時のゴロウジは坊主だったが、こいつは短髪に……剃り込み?
炎が燃え盛ってるような剃り込みがモミアゲ部分にあるな。
年齢に合わない髪型だなおい。
ハーフエルフっぽいな?
歳は1000歳に近いか超えてるかってとこだな。
世界大戦を経験してるって事か?
むぅ、デュークがよく読んでくるから心を読まれないか不安だ。
よし、硬い表情を意識していくぜ。
「初めまして、ドンと申します」
「ほぉ、中々の若者だな……。
お手柄じゃないか、ミナ?」
「はっ、恐れ入ります」
「うむ、本日は上がってかまわんぞ」
「はっ、失礼致します」
「………………さて、ドン君と言ったね?」
「はい」
「……その年齢で相当な修羅場をくぐってるみたいだが、今までどんな経験してきたのかね?」
「おそらく人生の大半を野で過ごしたからでしょう」
「ほぉ……それは珍しい、何の為だね?」
「……自然が好きなだけですよ」
「ふむ、まぁあまり詮索はしないでおこう」
結構ジロジロ見られた後で言われてもなぁ……。
「さぁ、仕事の話をしようじゃないか」
「と、言いますと?」
「神者ギルド……ここは世界最大組織だと自負している。
具体的にどういった組織が知っているかね?」
「第1から第8までの剣士を筆頭とし、召喚士を守護していると聞いています。
それ以外だと凶悪な魔物の討伐と町の治安維持等様々な仕事があるとも……」
「うむ、概ね合っている」
「恐縮です」
「どこか配属の希望はあるかね?
無ければ私のところで働いて欲しいものだが……」
「なんか以前レッドさんとそういったお話をした事がありますね」
「レッドが……?
ふむ……しばし待ちたまえ」
わお、3人全員来ちゃったぜ。
「ザーボン、ガディスまで来たか。
呼んだのはレッドだけのはずだが……?」
「はははは、ドン君が勧誘されたと聞いては黙っていられないからね!」
「リュウリュウ、配属先が決まってないならウチにくれねぇかっ?」
お前、前に「お前ぇが決めるこった」とか言ってたじゃねぇか。
「いや、最初に声を掛けたのは俺だ……」
「いや、ドン君は是非我が部隊で!」
「…………知り合いが多いみたいだね」
「きょ、恐縮です」
「確かに君という素材は中々発見出来るものじゃない。
…………ふむ、では以前より温めてきた計画に参加してもらう……というのはどうだろう?」
「計画?」
「あーあれかぁ、しかしこいつにゃ早すぎるだろう?」
「勿論ある程度の経験をしてもらってからだ。
それ以外、神者ギルドは基本的に実力主義だからな」
「では、ドンはしばらく俺が預かる……でいいな?」
「構わぬよ」
「確かにドン君ならできそうだし、いい考えだと思うな!」
「あの……その計画って?」
「……第9剣士部隊の設立だよ」
わろりん。
メロンパン買って来るだけじゃ済まないなこれは。
にしても、派閥が分かれてると言っても仲が悪いわけではなさそうだな。
まぁ、もうちょっと一緒に行動してれば色々わかるか。
って訳で7階の第6剣士の部屋でございます!
「ドン」
「へい、早速メロンパンっすか!?」
「……何を言っている」
「何を言ってるんでしょうね?」
「変な奴だ」
「んで、何をしましょう?
靴位なら甘んじて舐めますけど?」
「どういう目で俺を見てるのだお前は……」
「スキンシップの一つですよ」
「……ソージ、こっちへ来い」
「はーい」
脇の別室から声?
かなり若い男の声だな。
「初めましてー、ソージっていいまーす!」
ちっちゃな男だ。
色が白くて黒髪ちょんまげポニーテールの超優男。
髪は白い紐みたいなので縛ってんな。
デュークが若かったらこんな感じか?
目が大きくて女の子みたいだ。
神者ギルドの制服は着てるが……ダボダボだな。
身長約155センチで16~18歳ってとこか?
剣は……細剣だな?
レイピアみたいな感じだが、刃はありそうだ。
「こいつが俺の副官のソージだ」
「初めまして、ドンといいます」
「よろしくおねがいしまーす」
「宜しくお願いします」
「ドンは第6剣士部隊の序列3位という事でソージに付いてもらう」
「わかりました」
「良いんですかー?
グリードさん怒っちゃいますよー?」
とりあえずグリードとの戦闘フラグが立ったって事はわかったぞ。
「構わん、奴は精進が足りん。
俺はこれで帰るが、後の事はソージに任せる」
「はーい、わかりましたー!」
バタンッ
「……………………おい、お前ドンっていったか?」
「へ?」
「「へ?」じゃねーよ、上官様の言う事にはしっかり返事しろや、あぁん?」
「……はい」
「ちょっとメロンパン買って来いや」
……確かにこういうキャラは今までいなかったな。




