男「なんかいやだなあ」
うん…暇だな、とりあえずそんな暇で暇でしたかがない俺が、その事を教訓にして分かった事を言う、こうして人にはかれると言う行為を行う事は、現状ではあり得ないほど暇だと言う事が立証されたと言う事だ…ソースはおれ。
おそらく今日も全国の人によってはれているパンツは目の前にそびえ立つズボンによって光を遮られながら、暗い闇の中で、今日も暇つぶし的な妄想を抱いているのであろう。ソースは俺
ちなみにこの少女の容姿を整えさせる方法がようやく見えて来た、え?一ポイントでも振ったら終わるんじゃ無理じゃねえ?恐らく普通の人ならそう思うだろうがとりあえず聞いてみろ。
たとえば普通に身長とか、体重、肌の美しさとかそう言う直積なものに振る場合は確かにダメである、少女は死ぬかもしれない。
だが抜け道と言うのはどんな物にでもあるのだよ、この世界にだってな、そう俺は遂に発見したのだ、これらに振らなくても容姿に関しての値に影響を与える事の出来るステータスの存在にそれは!!
ビタミンC 12
ビタミンB 13
等々…
そう、美容に関する栄養素値である。
つまりである、直接的なものに振るのはダメだが、このような、美容によい栄養に振って、美容をよくすると言う方法がとれるのだよ、時間はかかるがな、
ちなみに何故美容にいい栄養素が分かるのかって言うと、簡潔に言うとまったく分からん、何故か判るんだよ、こうこれに振れば彼女の容姿とかこうなりそうだなって、あれか?パンツの本能ってやつか?
良くある人外転生おいて、前世は人間なのに龍としての本能を抑えきれず人間を食べちゃうとかそう言うの。
まあ便利だから気にしないでおこう、うん、一々こんなことを魔法のある世界で気にしていてもしょうがない、建物を建てる時に隕石衝突を考慮する位に無駄な事だ。
しかしこう言う美容によい栄養素は消費されるから、やはり振った値を元に戻すことは不可能だが、俺の美少女化計画を実行させるにはこれしかない、時間はかかるがな…
気長に待っているとするか…
「おねえちゃんまだかな…」
少女は石を汚れた水たまりに投げ入れながらそう言う、時々水たまりに投げ入れるのではなく、投げた石を石に投げてぶつけたりする遊びも行っていた。
「…」
そのような事をすることで姉が来ない事によって押し寄せてくる恐怖を押さえている少女であった。
「まだかなおねえちゃん」
少女は石であそびながらそう言う。
まあ、とりあえず次にあれだ…美少女化計画に先が見えてからと言う物考えることもなくて暇だ暇だ暇だ、せめて外でも見れればな…なんかないか…こう、透視能力的な物がさ…ん?ステータスになんかあるぞ?なんだこれ
ボーナスポイント、善意ポイントが堪りました、これにより特殊技術、透視見が追加されました、透視見は使うと自らの障害を妨げるものを、透視することによって見ることができます。ただしあんまり分厚いものは見えない、それ以外でも対透視魔術の施されたものなど、例外はあります。
「…」
はぁ?ボーナスポイント?善意ポイント?
…はて、かれこれパンツ生一年半、いろいろと非常識な物を見て来たが、そんなもの初めて見たわ、ていうかステータスで確認できなかったし、あれか?隠しポイントか?通常では見れない特殊なポイントって奴?
…やっかいだなこのポイント、このボーナスポイントだとか、善意ポイントとかいうのは…増えているのか減っているのか、分かんないじゃないか。そのポイントがたまる事でなにが起こるのかは不明だが。
…とりあえず透視見とやら使ってみるか。
…
…
Oh…
いままで俺の視界全土を埋めていたズボンが一気に透けて、視界が開けたぜ。
結論、このボーナスポイントやら善意ポイントは重要だな…うん。
「うん…」
一方、パンツが視界が開けて喚起しんている頃、少女もまた暗い顔で、バラックの様な家の中でそう呻いた。
「おねえちゃん何処へ行ったんだろう」
そう、パンツを買いに行ったきり姉が全く帰ってこないのである。
「…探さなくちゃ」
遂に我慢できなかったのだろうか、そういって少女はドアノブにてをかけた…が。
「…でも外を一人であるいちゃいけないってお姉ちゃん言ってたし」
少女は震えた声で、さきほどドアノブに掛けた手をゆっくりと下ろす。
「ここでゆっくり待ってなくちゃ」
少女はそう言い、またドアの目の前で寝っ転びながらそう言った。
その時…
ドン!!
「キャ!!」
ドアをぶち壊しながら、このみすぼらしいバラックに侵入するなにものかが侵入してきたのであった。
いや…外がこんなにも見れるだなんて良いものだね、うんうん快適、ただこの少女の体が勝手に動いちゃうから好きな所が見えないけど、それは誤差の範囲内だ、それくらい我慢せねば、それにしても、日差しが眩しいぜ!
ドンッ!!
え?なんだなんだ?なんかぶっ壊れた音がしたぞ!
ってなんだこの筋肉マッチョで刺青しまくりな盗賊っぽい奴は、えなに?もしかしてこの少女を襲いに来たってわけか?コイツ
「…ッ」
いや何言ってんのか分かんねーし、日本語でOK?
それにしてもなんなんだコイツ?いくらなんでもマジもんで襲いに来たわけじゃないだろう
「…ッきゃ…ッ」
って本当に襲いかかって来たよ、俺の宿主様を拘束し始めたよ!ちょっまて…冗談じゃね…
「ガハッ」
クソ…てめえ、なに俺の宿主様に殴ってんだ!悲鳴あげてんじゃねーかくそ!そんなに強く握るな、ただでさえ弱っている腕が最悪折れちまうだろうが、おいやめろ、やめてあげろよ!
おい…なにロープもってきてんだよコイツ!
おい縛るなよ…縛んじゃねーよ、痛がってるじゃないか女の子が!うお…俺を少女ごと持ち上げるんじゃねえ、くそ、こんな事して只で済むと思うな、後悔するぞ!!
…くそ…パンツだからなにもできねーてこと位わかるっつーのまったく…
パンツだからなにも…できない事ぐらい…
「おいおい、こんな奴さらってどうするつもりだ?こんなよわよわしい女、奴隷にすらならないぞ、性奴隷にさせようたって顔は不細工だし、よわよわしいからあっというまに死んじまうぜ」
「さあな、上の連中はなにをしたいんだろうな、まあ俺たちの命令はこの女を殺して川に捨てさせると言う事だ、奴隷になんてさせないだろ、それよりなんでお前は殺す以外の事に使われると思ってんの?」
少女に同情を寄せた男に向かって、その男の同僚である男が、なぜすでに殺せと言う命令を受け取っているのにそんな事を言うのか疑問に思った。
「いや…幾ら何でも殺すのは可哀そう…」
「そんなバカみたいな事いって…そんな感情抱いてたら俺たちが死ぬわ、どうでもいいからさっさと殺すぞ」
そういってボーンは刃物を取り出した。
「…わかったよ」
そういって、男もなにやら悲しげに腰からボーンが取り出したのと同じ種類の刃物をとりだした。
「いや、お前はやらなくていい、お前みたいなひよっこが殺すと生存率がアップするわ、俺が殺す」
「…」
「ふご…ふご…」
沈黙のなか、さるぐつわをさせられ、呻いている少女の声だけだ響き渡る。
「じゃあなお嬢ちゃん」
グサ…
おい…
てめえなにやってんだ…
なんでこいつを刺したんだよ!!こいつが何をやったんだよ!!
てめらなんなんだよ、いきなり腹を刺しやがって、こいつの腹血まみれじゃねーか!
なに…てめえまた少女を抱えやがって、なにをするつもりだ。
おい…おいその先は川だぞ…やめろ!コイツまだかろうじて生きてるけど、そんなことされたら確実に死ぬぞ!!
やめろ!!やめろ!!
ざっば…ん
おねえちゃん…
少女は薄らいでいく意識の中、唯一自分をさまざまな脅威からまもってくれた人のすがたを思い浮かべていた。
本当なの…本当におねえちゃんは、あの人たちがいうような事をしていたの?
ねえねえ…うそでしょ…もう私を守ってくれないの。
ねえ…おねえちゃん…
だれか…
助けてよ…死にたくないよ…だれか…
警告
宿主の生命活動が危機にさらされています。危機にさらされています。
なんじゃこの警告表示は…ってそれどこらじゃねえ、ちくしょ…そうすれば…どうすれば…
やっぱ…俺はなにもできないのか?あの時ゴリラを目の前でなにも出来ずに殺されたようになにも出来ずに…くそ…
まてよ!!なにもできない…そんなことはない。
だって俺には…
傷口修復能力 13
心肺維持活動能力 34
血清Na・Cl・Ca濃度率 52
血中酸素濃度 78
等々…
…これだ…こいつら生命維持に必要なものが減って行きやがる。
ならば…こいつ等を宿主支援値で減る勢いよりも早く振ればもんだいない、こんなに多くの物を同時に振った事はあまりないが、やらなくちゃな、でもあまりやり過ぎるとダメだ…この少女の体に支障をきたさないような感じに振らなくてわ…
初めてだぜこんな事…パンツ生一年半のなかでな…
もう一度言うが、本当にこれだけの数の数値を素早く同時に触れるかどうか分かんねえし、もしかしたら途中で振り過ぎて逆に死ぬかも知れねえ…だけど…だけどこの少女を俺は救える事が出来るかもしれねえ。
なにせ俺はパンツだからな。




