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少女「おなか一杯」

朝…目が覚めると俺はなにやら生温かく、そしてやわらかい肌の感触に戸惑った。


まるでプリッとしたような少女特有の肌の感触に、さらに上乗せしたかのような少女のアレの感触…少女の汗の感触…

目を開けるとそこには、超絶美少女が!!


…って別に寝なくても俺体調に支障ないんだけどね!て言うかこの少女の肌汚くて、こんな風に触れられててもそこまで嬉しくないんだけど!さらに言えば、そしてこの少女は別に美少女ではない、これらを総合的に考えるに、そんなラノベのうたい文句みたいな事は永遠に訪れないのである。


て言うかズボンを俺の上に被せるようにして履かれたおかげで外すら見えねーよ。

あぁ、こうして見るとパンツ一丁だったゴリラっで偉大だと思うわ。


それにしてもなんで俺は異世界転生なんていう余の男が羨む事を経験しているのになんでこんな事になっているんだ、まあ転生した理由が理由だが。そこは気にしないでおこう。



とりあえず、俺がこの少女に履かれてから一夜がすぎた、これだけは言っておこう、そして下にある足を動きをみる限り、どうやらこの少女も起きている様で、足が俺のパンツを引きずるようにして動いている、そしてなにやらぺちゃくちゃ喋っているのか少女の声が上から聞こえた、それにしてもなにをしてるんだコイツ?喋っている言語まるで分かんねーし、これじゃあどうしようもない、状況把握が出来ねえ、どうしろって言うんだよ。


まあいい、そんな事は置いておいてこれからどうするか決めなくちゃな、とりあえず昨日の事を思い出そう。


そう…昨日の出来事は俺を奈落の底へ突き落すにふさわしい出来事であった。


そう、昨日起きた衝撃的な出来ごと…それはこの少女を即座に美少女化させる事が出来ない事である。

どうやらいま俺が寄生している女の子は力が弱いらしく、俺の力を無理やり受け取ってしまうと死ぬ可能性が有るらしい、それこそあの肌の美しさに一ポイントでも振れば終わるレベルである。そしてどうすればこの女の子の力を強くできるのか、未だ分かっていない。

あっ、もちろんこの少女の命を危険にさらしてまでこの子を美少女化させる気はさらさらないし、幾らなんでも人道的に抵抗あるわ、俺パンツだけど。

とりあえず少しの値ならふれると言う事は確認したが、一応様子見をしておこう、もしかしたら現状に変化が訪れるかもしれな。






それにしても暇だ、ずっと俺はこのまっくろなズボンの内側を見てるしかないのか、せめて外でも見れたらな…そうすればこの子が何を見ているのか分かるし、なにをしているのかも分かる、何を言っているのかはわからないけど。






「…おねえちゃん…まだ?」

少女は涙ぐみながら、バラックの様な家で自らの姉の到着を待っていた。

しかし昨日から一夜がたっても彼女の姉は現れず、ただ悪戯に時が立ち、自らの腹が減って行くだけであった。

「お腹減ったな…」

いつも姉が作ってくれる雑草スープの事を思い浮かべながら、少女は空腹感が巻き起こるお腹を摩った。

「…おねえちゃん」

そして少女は立っている事さえつらくなったのであろうか、ついに座り込み、途方に暮れるしかなかったのであった。




ああ暇だ、あり得ないほど暇だ、暇による暇のための暇による政治だわ、ちなみにそれがどれくらい暇かと言うとなにもない部屋で一週間すごす位で暇である。


え?わからないしらないそんなの。


ああゲームでもできればな、そういえば俺が転生する前にやってたゲーム、いまごろどうなっているだろうな、俺の死体と共に備え付けられていたりして…もしそうだとしたら備え付けられているゲームソフトはおそらくポケットモンス○ターホワ○ト2だろうな、ラティア○厳選中だったのに、残念だ。


ああ、この暇な時間を生かせば、6V(才能あるポ○モン)が簡単に手にはいるだろうな…惜しい事をした、軍オタの奴も奴対戦相手が居なくなってどんな思いしているのだろうか、寂しくして泣いて…いやアイツの事だ、それはないだろう…



ていうかこんな事考えたの何回目だ?いい加減暇つぶしのネタきれたわ!暇すぎる、暇による暇の為の暇による政治だわ、スツーカーのジェリコのラッパを聞き慌てて逃げるパルチザンの如く暇だわ!スターリンの大粛清並みに暇だわ!小説家になろうの地雷小説に当たった時並みに暇だわ!こんな分け分かんない事思いおこすほど暇だわ本当。


ああ…なにかおこんないかな…本当


ぐ~


…なんだ今の音

ぐ~

…もしかしてこの女の子との腹の虫が鳴いているのか?なんだ?コイツ腹減ってんのか?飯食って…


あ…そう言えばコイツ、きている服もなにやらボロボロだったな…今更だけど…なんでいまさら思い出したのだろう、パンツだからか?

とりあえずつまりこいつはあれか、所謂ファンタジーによくある貧民層ってやつか、封権的政治によって圧迫され、摂取され、食うのがやっとの階層…それなら腹が減るのも納得できる、て言うかコイツさっきから動いてないが大丈夫か?なんだかふるえてる様だしよ、そんなに震えてちゃ貧乏ゆすりだとか言われて先生に怒られずぜ。先生いないけど。




ん?


なんかひんやりとしたな。

なんでだ、なんだか湿っぽい感じが、俺の上にかぶさっているズボンから感じるぞ…なんだ?転んで水たまりにでも濡れたのか?いや歩いていないのにそれはありわな、冗談だよ冗談、それにしてもなんでこんなにも濡れてるんだこのズボン…冷たいじゃないか…


グス…


…ん?なんか聞こえた様な気が、グス?はて?この世界の言葉は分かりませんな。


う…う…


…なんだかズボンの湿っぽさと冷たさが更に激しくなったな…ついにはズボンに現在進行形でしみ込んでいるなんなのか不明な水によって、俺の布ちも湿っぽくなってきやがった。


おい…どうしたんだおい

う…うう…


…ないてるのかお前


う…うぅ…

ぐ~


…はぁ、しょうがない、飯が食えなくなって鳴いてるんだろうか?それともなにか別の事で悲しんでいるのか、どちらにせよ我が宿主である少女が鳴いているんだし、ここはまるで親のように親身になって助けますか。

さて、それにしてもこの子のお腹を満たすことのできるステータスなんてあったかな。


お腹の満腹数 0


…まさしくなものがあったな、て言うかこんなステータスあったか?まあ見つかったから良しとすか、







「…あれ?」

少女は自らの体に起こった異変に涙にぬれている目をこすりながら。突然声をあげた。

「…さっきまでの空腹感がない」

昨日の昼からなにも食べてないのに、さっきまでお腹が減ってたのに、突然空腹感がなくっていたのである。

「…」

少女は首を傾げた、なんでさっきまであった空腹感が突然なくなったのだろうか、さっきまで自分は泣いてばかりでなにも食べていないはずなのに、突然こんな事になってしまったのか。

少女は腕をくみながらう~んと唸っていた。

「…あ」

そう言えば、少女はなにか思い出したのか、ふと叫ぶように言いだした。


「妖精さんが助けてくれたの!」

そう、昔おねえちゃんがよく聞かせてくれた妖精さんの話を思い出した。


妖精さん…こまった人をその強力な魔法で助けてくれて、とっても可愛くて、そして人前では姿が見えない神聖な生物…少女はその事を思い出し、きっとこの現象は妖精さんが助けてくれたのだろうと言う結論に達したのであった。


「ありがとう妖精さん」

少女はにっこりと、可愛げな笑顔でそう言った。




ああ、なんだか小躍りしてんなコイツ、そんなに嬉しいのか、まったくよくも俺の貴重な宿主支援値を使ってくれたなおい。


それにどうやらこの腹の満腹度っていうポイント、ぜったい俺の元に戻らない物っぽな、だってまた腹が減ったらポイント減るだろう、回収できないだろこう言う特殊なものに振ったポイントは。


ていうかこの事を考えるに、俺のこの今の現状はどちらかというと寄生中な感じになっているけど、逆に栄養を取られているんだけど、俺が本体で少女が寄生中なんだけど、少女が俺を無理やり履いた事を考慮するとまさしくそれだな…


まあ…



なんにせよこの子が喜んでくれてなによりだ。


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