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婚約破棄されたので旅に出ました  作者: こうじ
第1章 出会い
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16/19

リラックスと再会と考え事

イライザ「それでは神託は受けていない、という事ですか?」

アジル「うん、今の神巫女は現教祖の娘らしいからね。現教祖や幹部達は自分達の利益しか考えていないから、自分達の得する事しか言わないんだよ。だからファルトの住民達は不満が溜まっているみたいだよ」

イライザ「詳しいんですね」

アジル「殆ど伝聞だよ。私、ファルトの街は全然行った事無いんだ。行く気もないから」

そこまで行った後、アジルの膝に乗って大人しくしていたフェンが首をあげた

アジル「あ、誰か来たみたい。お姉ちゃん、悪いけど席を外してくれないかな?お風呂沸いてるから入っていいよ」

そう言えば丸1日入っていませんでした

私は言葉に甘えてお風呂に入らせてもらう事にしました



浴室


イライザ「ふぅ、気持ちいい・・・・」

1日ぶりのお風呂は最高です

体が汗でベトベトしていましたが綺麗さっぱりになりました

しかし、鏡で自分の体を見てビックリしました

貴族時代より引き締まっていってスタイルが良くなっているんです

筋肉がついたせいでしょうか、くびれが出来ています

ある意味ダイエット大成功です

貴族時代はなんだかんだ言って、お付き合いがありお茶会で御菓子とか食べてましたからね・・・・

ダイエットしよう、と思いましたけど何故か周りから止められていました

『貴族令嬢が運動なんてする事は無い。マッサージを受ければ良い』なんて言われました

今考えてみてもおかしな話です

まぁ、昔の話より今です

アジルが普通の女の子ではない、事は明らかです

多分、神巫女はアジルでしょう

今の彼女はファルト教団の事はよく思っていないみたいですね

神巫女の力がどれぐらいあるのかわからないですが・・・・

もしかして私、大変な事に巻き込まれるんじゃ無いでしょうか



お風呂から上がって服を来て居間に戻ると、アジルが誰かと話していました

執事服を着ているので貴族の関係者でしょうか

?「こちらがお客様ですか?」

アジル「そうだよ」

どうやら私の事を話してあったみたいです

?「・・・・ひょっとしてイライザ様では?」

イライザ「え、そうですけど」

?「やはり、私元シューワルト家の使用人をしていた『カムイ』です」

イライザ「・・・・あぁっ!!カムイ!お久しぶりですね」

カムイ「こんな所でイライザ様と再会出来るとは・・・・」

驚きました

カムイはお父様の代からシューワルト家についていた使用人の家族です

確か、私と歳は同じはず

歳が一緒という事もあり、私の遊び相手になってくれていました

アジル「カムイは今、ファルト教団の現教祖の家の執事をやっていてね、私の所に色々情報を教えてくれているんだよ」

カムイ「色々あってお世話になっているんですが・・・・、聞き逃せない情報を耳にしまして」

イライザ「なんですか、その情報というのは」

カムイ「今度の神巫女の御披露目の時に・・・・




神託として他国への宣戦布告をするつもりらしいのです」


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