私なりの空気感の出し方について
YouTubeで「空気感ってどうやるの?」をゆっくり茶番劇にしてみました。約6分の動画です。
https://youtu.be/99ROQaKEhrU
※本文内で出てくる「お上りさん」は、私の作品に登場する「ゲーテ」のことです。
現在、YouTubeチャンネル「ゲーテの愛と真実」にてショートマンガを投稿しています。
再生リストをご覧頂けますと、登場人物や関係性が分かりやすいと思います。
https://youtube.com/@valkyrieoftheabyss?si=6dtfOWIqSfpIUKWH
1. 「キャラが生きてる感じがしない」
現実の人間は演出で存在してない、と思って作品を描いています。
私がキャラを作る時に最初に考えるのは、
「この人物に何が起きたのか」
です。
最初に誕生したのは、「青年の記憶編」の青年でした。
彼は「兄さん」と呼ぶ先輩兵を空襲で亡くします。
ここが全ての核でした。
青年は心神喪失状態。
そこでぼんやり出てきたのが、丸メガネをかけて読書をする寡黙な学徒兵「ゲーテ」です。
インテリ感があったので、慶應義塾大学設定にしました。
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当時の学徒兵という立場
当時、大学生は徴兵対象外でした。
大学へ行けるのは裕福な家が多く、農村出身の兵士の中には、学徒兵をよく思わない人もいました。
しかし学徒出陣が始まり、学生も徴兵対象になります。
そこで私は、
「青年はゲーテを見てどう思うか」
を考えました。
兄さんたちは、
「俺たち農民とは違うそうだ」
と嫌悪感を持つ。
でも青年は、
「仕方ないですよ。実際農民だから」
と、そのまま受け入れると思いました。
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次に「ゲーテはどんな人物か」を考える
寡黙な慶應ボーイ。
裕福な家の出身。
そこから、
* 両親
* 兄
* 姉
* 弟
の存在を考えました。
プロクリでメガネを消したら、なぜか美青年になったので、
「母親譲りの顔」
になりました。
逆に父・兄・弟は、武骨なザ・九州男児顔。
そこから、
「薩摩長州系の名門一族」
という背景が発生しました。
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そしてお嬢さん
次に、
「ゲーテが好意を持つ女性はどんな人か」
を考えました。
慎ましく健気な女性ではなく、
「戦時下なのに黄色ワンピで突っ込んでくるロマンス暴走機関車」
でした。
彼女なら、寡黙なゲーテの装甲をぶち破れると思ったからです。
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お嬢さんの両親と使用人
そこからさらに、
「そんな娘を育てた両親はどんな人か」
を考えました。
父は海外へ行く仕事をしていて、フランス人形や海外レコードをお土産に買ってくるおしゃれ紳士。
母はミッション系学校卒業の、誰にでも親切な女性。
そして使用人は、
「またお嬢様が暴走した……」
と叱られたお嬢さんが泣きつかれる人だと思いました。
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私が考えていること
私の場合、
「キャラを設定する」
というより、
「まず人物がいて、何が起きたのか」
を考えています。
人は周囲の人間や環境の影響を受けて人格が形成されます。
なので私は、
* 家族
* 使用人
* 友人
* 一族
など、背景人物まで考えるようにしています。
そうすると人物に深みが出やすいと思っています。
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例えばゲーテが寡黙な理由
ゲーテは名門一族の美青年です。
しかも一族は武骨な九州男児系が多いので、彼は幼少期からかなり目立っていたはずです。
当然、縁談も多かったでしょう。
周囲には彼へ近づきたい人が多かった。
だからこそ、
「人の思惑が見えてしまう」
性格になり、寡黙になったのではないかと思いました。
また、一族には優秀な人が多いため、彼自身は、
「自分は一族の中では普通」
くらいにしか思っていません。
そういう背景から、彼の性格を分析しました。




