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vsうるふです。

チート表現+下品表現有り。


今日から週2投稿に戻ります。

~視点 ウルフ 1~


(おえ。おえ。つかまえるんだ。)


 “エサ”見つけて追いかけた。

 “ぼす”に言われた“エサ”を見つけて追いかけた。


『オレと似た魔力を持つエサを持ってこい。』


 そう言われ、森を探して探して探しまくった。なかなか見つけられなくて、仲間と一緒に遠いこの森まで探しにきた。そしてやっと見つけた、“ぼす”の“エサ”。

 “まりょく”ってよくわかんないけど、“ぼす”と似た匂いのする“エサ”を見つけた。“エサ”が逃げたから、仲間を呼んで追いかけた。


(いそげ。いそげ。つかまえるんだ。つかまえて、“ぼす”にほめてもらうんだ。)


 オレ達の“ぼす”。

 強くて若い、偉大な“ぼす”。

 ある日突然やって来て、前のボスを簡単に殺した、偉大で強くて、恐ろしい“ぼす”。


「はやく、いけ!」

「つかまえる!」

「どけ!おれ、つかまえる!!」


 ああ。早く行きたいのに。早く捕まえて、“ぼす”にいっぱいいっぱい褒めてもらいたいのに…。


「きゅびーーーーーー!!」

ひゅん ひゅひゅん


 木を伝い、“エサ”が逃げていく。凄いスピードで逃げていく。けど、追い付けない程ではない。

 “ぼす”が言ってた“エサ”はスパイダーだった。おれ達の頭より少し大きいくらいのちっぽけな茶色いスパイダーだった。ちっちゃいけど、“ぼす”と同じ匂いのする(・・・・・・・)“エサ”だった。見つけた時から赤い丸が乗っかった緑の丸太みたいなのを背負ってるけど、“あれ”食べられるのかな?“エサ”は“ぼす”のモノだけど、“あれ”はおれ達が食べてもいいよね?なんか、すごくおいしそうな匂いがするもん。


「ご……ぶん?」

「!?きゅぴ!?きゅぴぴ!!」


 あ。しゃべった。

 赤いのがモゾモゾ動いたり緑の丸太から細い枝みたいな前足を出してスパイダーを叩いたりしている。


 ……生き物ってことは、おれ達が食べても大丈夫なモノだよね?いいモノだよね!?


 うっわ~♪楽しみだな~♪

 おれ、肉をかじると出るあの赤い水飲むの好きなんだ~♪あの赤いの、すっごく赤いからきっといっぱい赤い水出るよ!きっと!

 他の緑のとか細い前足は仲間にあげてもいいけど、赤い丸だけは絶対におれがもらうんだ~♪


「いそげ!」

「つかまえろ!」


 仲間達が走る。

 みんな、“ぼす”に褒めてもらいたいからだ。おれだって褒めてもらいたい。


「どけ!あかいの、おれ、くう!」


 あ、一匹だけ違った!?

 あいつはヤバイ!おれ達の中で一番食う奴だ!あいつがスパイダー達を捕まえたら、赤いの全部食べられちゃう!!


「だめ!おれ、くう!」

「おれ、も!」

「おれ、くいたい!」


 みんな狙ってた!?

 う~!おれだけだと思ってたのに!!

 こうしちゃいられない!おれが早くスパイダーを捕まえて、赤いのを食うんだ!!


「きゅびーーーーーー!!」


 その時だ。

 今まで逃げていたスパイダーが糸を切り、宙に舞った。


(!ちゃんすだ!!)


 足に力を入れ、思いっきり地面を蹴る。


「あ!」

「しまった!」

「ずるい!!」


 立ち止まる仲間達。反応出来たのはおれだけだったみたいだ。


(へへへ。やった。おれのかちだ!)


 仲間達の悔しそうな声を聞きながら、おれはスパイダーをくわえる為口を開ける。


 ゆっくりゆっくり落ちてくるスパイダー。


 この口でくわえて、捕まえて、あの赤いのを独り占めだ!!


 おれに向かって落ちてくるスパイダー。ついに目の前まで落ちてきた。おれは更に口を大きく開ける。


 そして、


「キュビーーーーーーーー!!」


 おれの目の前は、まっしろになった(・・・・・・・・)









 えっ?


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

~視点 ニコ~


「!?……かふっ!」


ドサッ


「「「…!?バウッ!?」」」


 襲いかかって来た狼さんに糸をぶちまけ、口を使えなくします。


スチャッ


 僕は狼さんに糸をぶちまけた後、そのまま彼の体を蹴り、近くの木に飛び移りました。


(……こ、






ここここここここ。怖かったーーー!!(泣))


 …まさか飛んだ後、反応してこっち向かってくるこがいるなんて…どんな運動神経してるんですかこのワンコ!?思わずびっくりして、予定していた≪スキル≫より先に、顔面全体に糸ぶちまけちゃったじゃないですか!折角すごくネバネバする糸用意したのに!

 …怖かった。ほんとに怖かったよーーー!食べられるかと思いましたよーーー!!(泣)


「!?……!、!」

バタッ ジタバタッ バフバフ


 ううう。≪パラライズ≫を付与した糸をばら蒔いて、全匹を一気に動けなくする予定だったのに…。結果は1匹だけですか…。蜘蛛生うまくいきませんね…。

 けど、とりあえず1匹は確実に動けなくなったので良しとしましょう。


「ヴヴヴヴゥ!!」

「ガウッ!!ガウガウッ!!」


 おーおー。皆さん警戒してますね~。

 牙出して唸っていらっしゃいますね~。怖いですね~。


 けど、前世で動物からも嫌われっぱなしだった僕から見れば、明らかに僕を怖がってるって丸分かりですよ~。その証拠に尻尾がお股隠してますよ~。


 そんな君達に、僕からも言わせてもらいましょう。


 すー。




(こっちのが怖かったんですからね!?貴方達と比べて、人数(匹数)も大きさもこっちのが少ないし小さいんですからね!?なのによってたかって追いかけてきて……。僕達がどんなに怖かったかわかりますか!?わかりませんよねそんなの!!だってそっち多いですもん!大きいですもん!蜘蛛(ボク)よりゴブリン(リンちゃん)より立派な体格ですもん!そんな集団に追いかけられて、こっちがどれだけ怖かったかわかります?わかりますか!?

 やっとあのブラックで我儘な女王から逃げてきたのに…。リンちゃんもなんとか命繋ぐ事が出来たのに…。安全な所目指してお引っ越し中だったのに…。

 なんとか頑張る僕達の生活脅かして楽しいですか?愉しいですか!?

 こっちは生きるの必死なんです!君達がどんな生活してるか知りませんがこっちは必死なんですよ!!

 だからね、そんな脅えた目で見られても知ったことじゃないんですよ!!寧ろこの弱肉強食の世界で!いつ喰うか喰われるかの世界で!自分達は喰う側だと信じてるお花畑の頭にしっかり入れてください!!

“窮鼠猫を噛む”って諺を!!

 弱者は常に弱者では無いんです!生きている限り、みんな常に成長しているんです!!そりゃあ前世の僕みたいに中には成長出来ない弱者だっていますよ?でもね、こうやって時に弱者が強者を倒す時だって在るんです!!

 その鋭い牙や爪が有ったって、速く走れる脚が有ったって、人の何倍も優れた鼻が有ったって、こんやって倒す時は倒せるんですよ!!弱者を、弱者を嘗めるなーー!!)


 口からは「きゅびきゅび」としか出ませんが、勢いに任せ口走ります!

 僕は今ねぇ、オコなんですよ!!大事な大事な友達が息を吹き返したばかりなのに、こんな目に遇わせた君達に、僕はオコなんですよ!!


「「「……ゥゥう。」」」


 あーあーそんなに耳伏せて尻尾丸めて…。なんか昔の、前世の時の事を思い出しますね。


 ……そう言えば、前世から持ってきてた中にあの≪スキル≫ありましたね。丁度いい機会です。試してみましょう。


 押し込めていた魔力を開放し、思いっきりその≪スキル≫に注ぎ込みます。さあ、どうなりますかね?


 今だ脅える狼さん達に向かい、≪スキル≫を言い放ちます。




「≪威圧≫!!」

ブワッ

「「「『ワウッ!?/ギャッ!?』」」」


 僕の体から風のようなモノが出た後、次々と狼さん達が泡を吹いて倒れていきました。


バタッ バタバタバタッ


(……おー。なんか、すごいですね。この≪スキル≫。一気に倒せました…。始めから使えばよかったですね…。)


 次々倒れゆく狼さん達を見て思います。≪威圧≫、凄いです。ちーとですね。


じわっ

(……あれ?なんかあったかい?)


 不意に背から温かい湿り気を感じ、頭を傾げ振り向きます。


ブクブクブク ぴくっ… ぴくぴく…


 そこには、白眼を剥いて泡を吐き全身を痙攣させたリンちゃんがいました…。


『……。





リンちゃぁぁぁぁああん!?』


 忘れてたーーー!!


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


『オシッ○を垂れ流し痙攣を起こすリンちゃんに驚き、なんとか川を見つけ飛び込んだはいいが思ったより水深が深くて溺れてしまった事がその日1日で一番生命の危機を感じた時でした。』と、後に真っ赤なモミジをつけたニコは語ったと言う。

最大の被害者=リンちゃん。


最大の加害者=ニコ。


戦闘難しい…orz

それ以前に、文章能力が酷い…。


誤字・脱字を見つけましたらご報告ください。

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