表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
微かなる音のラプソディ  作者: 孑孑(ぼうふら)
PR
1/5

プロローグ

薄暗い部屋の片隅で、男はゴーグルを外した。

 つい先ほどまで、ホログラフィック・シミュレーター――通称「ホロシム」の中で、かつて失った恋人と笑い合っていた。肌の温もりも、部屋に漂う珈琲の香りも、すべてが完璧に再現された世界。

 しかし、ゴーグルを外した現実の世界には、埃の舞う無機質な空間と静寂だけが広がっている。

「もう一度だけ」

 男は呟き、再び冷たい機械を頭に装着した。偽りの記憶と知りながら、彼はそこから抜け出すことができなくなっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ