秘密基地
小学校の同窓会に出席するため15年ぶりに故郷に戻った俺は、そこでかつて憧れた女性教師の訃報を聞く。旧友の大野と共に複雑な思いに駆られる俺。彼女について、俺と大野にはある忘れえぬ記憶があった。人生に挫折した今、再び過去と向き合うことになった俺。それは小学6年生の夏、大野と2人で築きあげた”秘密基地”にまつわる出来事だった…
1.俺は表情の選択に迷った。
2019/06/26 23:21
(改)
2.今考えれば馬鹿馬鹿しい限りだ。
2019/06/27 22:04
(改)
3.まったく、予感などというものは当てにならない。
2019/06/28 21:24
(改)
4.薄闇の中でごくわずかに上半身を揺らしていた。
2019/06/29 18:29
(改)
5.大野の声は、寧ろ淡々としていた。
2019/06/30 16:33
(改)
6.吹いてくる風はどこか涼しかった。
2019/07/01 20:26
(改)
7.月の光に稜線が浮き上がっていた。
2019/07/02 20:37
(改)