81. 本当の気持ち 3
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
三日目の朝、私は「身体は八割起きているが、魂は三割しか戻っていない」という状態で、正式な実習課程に引きずり込まれた。
最初の二日間にはまだ「乗艦慣らし期」という余裕があったが、三日目になると、雪風は私たちを完全に自分のリズムの中に収め込んでいた。朝食が終わるか終わらないかのうちに、実習班の全体スケジュールが各自の端末に直接送られてきた。タイトルは極めて冷酷で、内容は極めて現実的だった。
第三日目・輪番訓練開始。各員は指定区画に報告すること。遅刻一回につき、午後に補充勤務。
端末を見ながら、心の中にある感想は一つだけだった。
いい。雪風がついに本性を現した。
もう「皆さんに艦上生活を体験してもらいます」ではない。どちらかといえば「おめでとう、今日から低コストの代替労働力だ」に近い。
八人部屋のメンバーは、かなりバラバラに振り分けられた。
アイダとエヴリンは生活区管理と女子見学組の正式引率に回された。これは非常に理にかなっている。アイダの「一言で人が自動的に背筋を伸ばす」オーラは、流れを抑えるのに最も向いている。エヴリンは笑顔で人を規律の中に戻せるタイプで、特に中等部の女子生徒相手には、強引に押さえ込むより安定した効果が出る。
ロイと蘭は後方支援の搬送と中段通路の秩序維持に編成された。これも理にかなっている。ロイがそこに立つだけでガキどもたちは自然と自問自答を始めるし、蘭は黙っているだけで人に反省を促せるタイプだ。
ハーヴィーとアカリは器材整理と後段の補充要員に放り込まれた。ハーヴィーは口が悪いが、手順と空間把握の感覚が正確だ。アカリに至っては、混乱を表に押し込めるために生まれてきたような人間だと思う。
Dとジェスは彼女たちに最も向いている場所に引き続き残された——節点遮断と保安補助。
平たく言えば、人が一番炸裂しやすい、迷子になりやすい、道を間違えやすい、口が滑りやすい、あるいは人間事故に進化しやすい場所に、二人が行く。
ここまで読んで、私はまだ余裕で他人の分担を眺めていた。
自分の名前までスクロールするまでは。
星野霜:中等部見学組——艦内実習ルート補助、生活区/機関外縁説明補充。
九島真紀:橋楼資料伝達、CIC外縁傍聴、夜間戦術フロー見学準備。
その二行を三秒ほど見つめた。
最初に浮かんだのは「あ、彼女はそっちに配置されるんだ」ではなく——
……待って、今日の昼間、真紀と同じ組じゃないの?
その考えが出てきた瞬間、自分でも少し固まった。
浮かぶのが早すぎた。何でもないふりをする間もなかった。
ジェスがちょうど隣で自分の端末を見ていて、私の表情をちらりと見てすぐに顔を上げた。
「何その顔?」
「何がどの顔?」
「その」彼女はさっきの私が画面を見つめていた様子を真似て、口角をわずかに下げた。「『今日はなんであの人と一緒じゃないんだろ』って顔」
私は即座に端末を胸に引き寄せた。
「余計なこと言わないで」
「名前、まだ言ってないけど?」
「だから、なおさら勝手に当てはめないで」
Dが反対側から通りかかり、最後の一言を聞いて立ち止まり、私を見て、それから真紀を見た。
「わかった。分担表に何かある」
「ない!」私は言った。
「反応がそこまで大きいと、大抵は半分くらいある」彼は言った。
真紀は少し離れたところで、自分の分担内容を確認していた。視線を上げてこちらを見て、静かに訊いた。
「また何を言い合ってるの?」
ジェスが性格の悪い笑みを浮かべた。
「星野が今日、相棒を失った後の精神状態が安定してるかどうか、議論してた」
真紀は眉一つ動かさなかった。
「安心して。あの人、普段から安定してないから」
……くそ。
この人、もう人前でも平然と一刺し入れられるようになった。
でも気のせいかもしれないが、その一言の後、真紀の視線が私の端末の上でごく短く止まった。すぐに消えたが、確かに感じた——彼女も、今日の昼間は別々だとわかっていた。
ただ彼女は私と違い、その考えを表情から漏らさない。
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正式な輪番訓練が始まると、私は中等部見学組のところへ戻された。
三日目のガキどもたちは、初日より「環境に適応し始めた野生生物」の様相を呈していた。初日の混乱は純粋な興奮と規則知らずから来ていた。二日目の混乱は、竹中曹長と陸戦隊に鎮圧された後の、いくらか引いた状態だった。三日目になると、彼らは非常に厄介で、しかし実用的な段階に進化していた——どこで暴れてはいけないかを知った上で、頭の使い方を別の方向に切り替えていた。
つまり、前より手がかかるようになった。
代表格たちも、本来の個性を見せ始めていた。
林拓也は相変わらず一番先に飛び出す。でも二日間の洗礼を経て、人に向かって飛び出すのではなく、疑問に向かって飛び出すようになっていた。
「星野先輩、機関外縁のあの通路、今日なんで片側封鎖してるんですか?」
「先輩、臨時整備って書いてあったら、後ろで何か壊れてるってことですよね?」
「もし推進モジュールが壊れたら、船ごと流されたりしませんか?」
「その脳内補完の速度、災害小説を書くのに向いてるわよ」私は彼を隊列に戻しながら返した。「片側封鎖イコール全滅じゃないっていう基本の論理、まず覚えて」
「あ、そうか」彼は口でそう言いながら、目はまだ輝いていた。
その輝きは危険だ。
でも今は少しわかってきた。こういう人間を、伝令が必要な場面や、狭い通路を抜けなければならない状況に置いたら、たぶん非常に役に立つ。
高瀬紗夜はもっと面倒だった。
彼女はもう野次馬で満足せず、野次馬の整理を始めていた。
「先輩、今日、橋楼の交代が遅かったんじゃないですか?」
「先輩、なんで今日は九島先輩がここにいないんですか?」
「先輩、アイダ先輩さっき端末を二回見てましたよね、ルート変更ありますか?」
「先輩、昨日の艦橋で何かあったんじゃないですか?」
私は足を止めて振り向いた。
「最後の質問、誰から聞いたの?」
紗夜は目をぱちくりさせ、無実の顔をした。
「誰にも聞いてないですよ。推測です」
「なんでそれを推測するの?」
「先輩、今日いつもより寝不足っぽいし、九島先輩もいつもより静かだし、朝の交代のときジェス先輩があなたたち二人を見る顔が、すごく『物語がある』感じだったので」
三秒ほど彼女を見つめ、最後に正直に結論を下した。
「あなた、諜報の仕事に向いてる」
彼女の目が輝いた。
「本当ですか?」
「違う」私は無表情で言った。「警告してるの」
小鳥遊澪は別の種類の恐ろしさを発揮していた。
彼女はすでに、自分で艦内の簡易図を描き始めていた。
正式な図ではない。一度見て、一度歩いただけで、シンプルな線と四角で区画の関係を整理できる記憶図だ。ある通路の角で振り返ったとき、彼女が小さな手帳の上で、生活区から食堂、食堂から医務室、医務室から主通路の合流点の相対関係を素早く書き込んでいるのを見て、頭皮がざわついた。
「小鳥遊さん」
彼女はすぐにペンを止め、顔を上げた。
「はい」
「それ、保安部に見られたら、竹中曹長がすごく興味を持つわよ」
彼女は少し考えてから、小声で訊いた。
「……悪い意味での興味ですか?」
「非常に悪い意味で」
彼女は即座に手帳を閉じて抱えた。
でもその動作は怖がっているのではなく、むしろ「わかった、もっとうまく隠す」と言っているようだった。
本当に面倒な子だ。
でもそれだからこそ、後々きっと役に立つと思い始めていた。
北条湊は一番静かで、しかし一番気が抜けない存在だった。
雪風の区画ごとの「音の差」を、彼が聞き分け始めていたからだ。
ある日、整備外縁に近い通路を通ったとき、彼がそっと私の袖を引いた。
「先輩、今日ここ、昨日より一つ音が増えてます」
私は足を止めた。
「どの音?」
彼は二秒ほど耳を傾けてから、真剣な顔で言った。
「大きな低音じゃなくて、その上に、もっと速くて短いカチカチって音があります。何かが噛み合ってないみたいな」
その場では判断できなかったが、私はそれを覚えておき、近くにいた当直士官に伝えた。二十分後、そこに「臨時整備」の標識が立てられた。換気整流板の固定部分が一か所緩んでいたという。
私は通路の入り口に立ち、その黄色い規制ラインを眺めながら、ただ一つのことを思った。
……このガキども、本当に「ただ騒ぎに来ただけ」じゃない。
少なくとも、いつまでもそれだけじゃない。
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私がこの人類幼体たちに精神を往復で削られている間、真紀はまったく別の昼間のリズムに引き離されていた。
彼女の全体を見ることはできなかった。橋楼外縁をたまたま通りかかるとき、他の人の会話の断片、いくつかの零れ落ちた光景から、今日の彼女が何をしているかを繋ぎ合わせるしかなかった。
たとえば昼前、中等部生の一団を生活区へ引き渡しに行ったとき、上層の短い通路を通りかかると、遠くで彼女が橋楼の方から出てくるのが見えた。資料ボードを抱え、歩幅が速く、隣には私の知らない当直士官がついていて、二人で何かを照合しているようだった。彼女はこちらに気づかなかった。でも私はその瞬間、はっきりと感じた——彼女の状態は八人部屋にいるときと違う。
より張り詰めて。より真っ直ぐで。艦橋にいるときの彼女に近い。
二秒ほど余計に見ていたら、紗夜がそっと横から言った。
「先輩、今、九島先輩を探してましたよね?」
私はその場で手に持っていた名簿を彼女の顔に叩きつけたくなった。
「高瀬紗夜、今日あなた本当に危ない」
彼女はすぐに笑い出し、ちゃっかり半歩後ろへ引いた。
午後の後半には、食堂の補充に入ったとき、アイダが一言こぼすのを聞いた。
「九島、今日は霧島少佐に引っ張られて資料交接を二周させられたのに、あれだけ安定してるのは、確かに大したものよ」
エヴリンが横で笑いながら付け足した。
「だから星野さん、今日ずっと無意識に橋楼の方向を見てたんでしょうね」
盆を回収口に落としそうになった。
「先輩、そういう言い方はちょっと——」
「何が?」エヴリンは軽く笑った。
「……なんでもないです」
くそ。
なんでこの艦の人たちは、人の心の中のものを語気から引き剥がすのがこんなに上手いのか。
とにかく、三日目の昼間は、実習をこなしながらガキどもの相手をしながら、七割方見透かされながら、転がっていった。
そして私はようやく、一つのことを認め始めた。
真紀と離れた昼間は、思っていたより、ずっと長かった。
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中等部生の一団を引率教師に引き渡し、生活区で臨時の説明補充を一件こなした後、私は「まだ歩けるが、壁に立てかけておいてくれ」の中間あたりまで消耗していた。雪風の主通路はちょうど交代前の空き時間で、人の流れが少し落ち着き、照明も時間帯の自動調整でいくらか柔らかくなっていた。
温かい飲み物を一杯取って、中等部生が「先輩」と呼びに来ない場所で三分だけ静かにしたかった。
それだけのつもりで給湯機の脇の細い通路へ折れた瞬間、ジェスがそこに立っていた。
両腕を組んで。背を艙壁に預けて。「最初からここで待ってた」という顔をして。
最初の反応は、引き返すことだった。
彼女はすぐに口を開いた。
「逃げたら、明日から艦内放送で、あなたが真紀の隣で寝てたこと流す」
足が瞬時に止まった。
「……それ、違法じゃない?」
「違法にしなくていい条件がある」彼女は身を起こし、珍しくふざけた調子ではなかった。「今から少し話してくれれば」
この一言で、私は冗談モードを少し引っ込めた。
ジェスが本当に騒ぎたいときは、声がもっと明るく、もっと性格が悪く、今すぐ切り込む気満々の感じになる。今は違う。相変わらずジェスで、語気に棘もあるが、その下にめったに出てこない真剣さが一枚あった。
彼女を二秒見てから、ため息をついた。
「何を話したいの?」
彼女は私を真っ直ぐ見て、遠慮がなかった。
「真紀のこと、あなたにとってどういう意味があるの?」
通路は静かだった。
遠くの主通路から台車の車輪が継ぎ目を越える音がして、頭上の換気システムが低く回り、雪風の艦体の振動が床からゆっくり伝わってくる。でもその瞬間、その一言が通路全体をくり抜いたみたいだった。
口を開きかけた。
「……直接すぎない?」
「あなたが少しでも遠回しにされると、来年まで惚けるから」
「そんなことない」
彼女は鼻で笑った。
「ない? 他の人には割とちゃんと話せるのに、本当に真紀のことになると、頭が完全に縺れる。星野、自分で気づいてないの?」
手の中の紙コップを、無意識に少し強く握った。
熱さが紙越しに伝わってきて、とりあえずすぐには引けないでいられた。
ジェスは逃げ場を多く残さなかった。
「笑いに来たわけじゃない」彼女は言った。
顔を上げて見た。
相変わらずあの顔で、普段は私の傷口に塩を塗ることに最も熱心な人間だ。でも今、私を見る目は、本当に答えを待っていた。出し抜く機会を待っているのではなかった。
「じゃあ、何しに来たの?」
彼女は一秒黙ってから、珍しく率直に言った。
「あなたが本気かどうか、確かめに来た」
その一言が、胸の奥を軽く叩いた。
この言葉の後ろに何があるか、私にはわかりすぎるほどわかった。
亜紀先輩も言っていた。飛田艦長が冗談めかして言っていた。真紀自身の、決して口にしない種類の警戒心も、ずっとそこにあった。
でもジェスが今、それを平らに言葉にしたことで、私には逃げ場がなくなった。
壁に寄りかかり、手の中の紙コップを見下ろし、数秒してからようやく口を開いた。
「どう言えばいいかわからない」
「言えるやり方で言えばいい」
「……うまくないよ」
「普段だってうまくないことをたくさん言ってるじゃない」
彼女に言い返せず、結局笑いが漏れた。
短い、苦笑いだった。
それから、正直になった。
「最初は本当に、扱いにくいと思ってた」
ジェスが眉を上げた。
「今は違う?」
「今も扱いにくい」
彼女は笑いそうになったが、こらえた。
私は紙コップを握りながら、声がだんだん低くなっていった。
「口が悪くて、気性も荒くて、しょっちゅう『余計なことを話しかけるな』みたいな顔をしてる。でも本当に踏み出さなきゃいけないときは、誰よりも速く出てくる。艦橋にいるときの彼女は、普段と全然違う。私は前から彼女がどんな人かわかってると思ってたけど、後になってみたら、半分も見えてなかったのかもしれない」
ジェスは口を挟まなかった。
珍しいことだった。
だから続けた。
「それに……ずっと見てしまう」
そこまで言って、自分でも自分を絞め殺したくなった。
あまりにも直接すぎる。告白前の最悪な前奏みたいだ。
でも言ってしまったので、腹をくくって続けた。
「いないと、無意識に探す。彼女が話すと、次に何を言うのか聞きたくなる。少しでも優しくしてもらうと、ずっと覚えてる。言葉が刺さっても、どれが本当に刺しているのか、どれがそうじゃないのか、もう分かる」
ジェスは黙って私を見ていた。
息を一つ吸い込み、耳の根がまた熱くなり始めるのを感じた。
「これが、そういう意味での好きなのかどうか、正直まだわからない」私はゆっくり言った。「でも、本気じゃないわけじゃない。彼女を試しに付き合ってみる相手みたいに扱ったことはないし、ふざけて騒ぐ話題にするつもりもない」
言い終わると、通路が静まり返って、自分の心拍が聞こえそうだった。
ジェスがようやく口を開いた。
「わかった」
顔を上げた。
「……それだけ?」
「他に何がある?」彼女は腕を組んだまま、目は相変わらず鋭かった。「さっき『よくわからない』とか『まあちょっと面白いかな』みたいなことを言ったら、今日のうちに目を覚まさせてあげるところだった」
彼女を見つめた。
「今日、本当に真剣だね」
「当たり前よ」彼女は言った。「真紀は、誰かに試しに相手してもらう人間じゃないから」
少し黙った。
「わかってる」
彼女は数秒私を見てから、何かを確認したように、肩がごく軽く落ちた。
「ならいい」
「……なんでそんなに気にするの?」
ジェスはその問いを聞いて、一瞬、顔の表情が変わった。
ごく短く。
すぐにまた普段の欠けた感じに戻った。
「あなたたちが後で八人部屋を戦場にするのを見たくないから、それで十分でしょ?」
「すごく嘘くさい」
「本当のことだと思って聞いてもいい」
彼女はそう言って、私の肩を軽く叩いた。
ふざけているわけではない叩き方だった。
「とにかく、星野」
「うん?」
「今言ったことより、もっとはっきりしておきなさい」彼女は私を見て、珍しく真っ直ぐに言った。「あの人は、あなたがぼんやり前に進んでいるだけで、ずっとそこに立って待ってくれる人じゃないから」
その言葉の後味は、思っていたより長く残った。
言い終えると、彼女は向きを変えて歩き出した。角を曲がる前に振り返り、一言付け加えた。
「それと、今のを否定するなら、私が自分の版にアレンジしてDに話す」
紙コップを潰しそうになった。
「ジェス!」
彼女は笑いながら手を振り、去っていった。
私は一人で細い通路に残り、熱さがもうほとんど消えた紙コップを持ったまま、胸の中はちっとも落ち着いていなかった。
さっきの言葉は、ジェスに向けて言っただけではないとわかっていたから。
自分に向けて、初めてちゃんと正直に言った言葉だった。
「とても面白い」★四つか五つを押してね!
「普通かなぁ?」★三つを押してね!
「あまりかな?」★一つか二つを押してね!




