〝透明がいちばん綺麗で悲しい〟
透明がいちばん
綺麗な色だと
知っている人になりたくて
青空を否定した
夕暮れが美しいのは
心が枯れてるから
そんなふうに言えるキミは
本当の夕暮れを
まだ知らないんだよ
花びらの落ちる音が
キミを詩人にさせていた
キミの温もりが残る
芝生の上
青い春のような朝が過ぎて
赤い夏のような午後がきた
キミの温もりはもう
涙さえ残っていない
きっと傷ついてるのに
なんでもないをよそおって
心を痛めてる人たち
透明がいちばん
綺麗で悲しいって
言える人になりたくて
自分を否定した
夕暮れが美しいのは
心が枯れているからです
散った花びらのように
キミの苦しみが
わかりやすかったら
どこにでも
飛んで行ったのにな
透明がいちばん
綺麗な色だと
知っている人になりたくて
青空を否定した
夕暮れが美しいのは
心が枯れてるから
そんなふうに言えたキミは
本当の夕暮れを
知らなかったんだよ
きっと傷ついてたのに
なんでもないをよそおって
心を痛めた人たち
透明がいちばん
綺麗で悲しいって
言える人になりたくて
自分を否定した
夕暮れが美しいのは
心が枯れているからです




