表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【作詞】pocket12のオリジナル歌詞集【詩集】  作者: Pocket12
〝くしゃくしゃになった世界の主導者たちへ〟

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/86

〝つまらないわけじゃないけれど〟


空を流れる飛行機が


雲で虹を描くように


わたしはシャーペンを踊らせて


ノートの上に夢を描いた


4月の朝


徹夜明けのわたしの身体に


春風が優しく吹き抜けていった




授業の始まりを告げる


わずらわしいチャイムの音で


目を覚ましたわたしは


机の中から教科書とノートを取り出した


眠気をいざなう先生のはなしを


真面目に聞くフリをしながら


わたしはシャーペンを踊らせて


ノートの上に夢を描いた


4月の午後


青空が照らすわたしのほおに


カーテンがひらひらと舞っていた




つまらないわけじゃないけれど


それより大事なものがあるだけ


描いた夢が踊る


ノートの上には


虹のような光が


春風のように優しく笑っていた




きれいなトランペットの旋律が


どこか物悲しく響く


だれもいない教室で


わたしはシャーペンを踊らせて


ノートの上に夢を描いた


4月の放課後


グラウンドから聞こえる


夢にはげむ声に


わたしの口元がほころんでいた




つまらないわけじゃないけれど


それより大事なものがあるだけ


描いた夢が踊る


ノートの上には


虹のような光が


春風のように優しく笑っていた




月がまどろみ始めた真夜中


窓から届くうすい星あかりの下で


わたしはシャーペンを踊らせて


ノートの上に夢を描いた


4月の夜


描いた夢が踊る


ノートの上には


虹のような光が


春風のように優しく笑っていた


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
以下の作品をメインで連載中です!
【エルフ・オン・ザ・ロック!】ヘブンズ・オブ・ロッカー【異世界バンド物語】
週1回、金曜日に更新予定
エルフの女の子がボーカルのバンド物語です! ぜひよろしくお願いします!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ