027話 久々にポーション作りをする。
この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
私はお城に帰って来てから最初の1週間はお母様とディナス達兄弟と過ごし、夜に課題を取組み終わらせる予定を組んで予定通りに過ごす。
その間にリズさんに薬学研究塔のキリヤ魔導士師長に来週あたりにポーション作りをしたいから薬草の手配を頼んでいた。
私は全て予定通りに過ごし課題も何とか終わらせて、今日から薬学研究塔に朝から行くとキリヤ魔導士が笑顔で私を出迎えてくれた。
「おはよう、アリシア様早速来てくれたかい、う~ん、暫らく見ないうちに少しは女性っぽくなったじゃないか」
「えへへ、少しはお胸が膨らんできましたわ、お母様みたいになれれば良いだけどね」
「あ~、王妃様かい、う~ん、何か今のアリシア様を見ると想像がつないがね、でも、そうなったら変な男共がわんさか湧いて追い払うのが大変だよ」
「ゲッ、それは嫌だな、お母様は1人の女性として憧れているだけよ、別に男共の為ではないだけどな」
「うふふ、そうかい、まぁ、お城で従事する者は男女問わず王妃様を尊敬しとるし女達でも憧れを抱く者も多いからな」
「キリヤ魔導士様はお母様の事をどう思っているんですか」
「私かい、まぁ、直に会った事はないけどね、いい意味で何もせず子育てに専念しておるし周りの者に余計な世話を掛けさせない。素晴らしい王妃だと思っておるよ」
「それは褒めているのですか、聞きようによっては嫌味にも聞こえますけど」
「褒めとるよ、私に言わせれば完璧すぎるくらいじゃ、良くもまぁ、あの女嫌いの陛下が出来た女性を娶ったものだと感心しておる。それにお城の雰囲気が明るくなったからね」
キリヤ魔導士はアリシアを見ながらにこやかに王妃ケディナを語る。
「うふふ、私のお母様は最高ですからね」
「アハハ、母親をそこまで褒め称える娘も珍しいけどね、でもその娘もまた才女だからね恐れ入るわね。さぁ、アリシア様ポーション作りを始めるよ」
「はい、よろしく、お願いします」
私はキリヤ魔導師の前で早速ポーション作りを始める。
私がポーション作りを始めてから、2時間程経った頃にはポーションの入った瓶が50本ほど並んだのを見て、キリヤ魔導士から止められた。
「はい、そこまでだよ、本当にまだ11歳の娘が作る量じゃないよ、まだ行けるだろうけど、ただ薬草がもうないだよ」
「えっ、でも沢山薬草を用意してと頼んでいたと思うけど」
「いやいや、アリシア、私でも1日に20本がやっとだよ、50本作れること自体が異常なのだから十分に薬草は用意したけどね、ヤレヤレだね」
「うっ、すいません」
「アリシア様、薬草だって貴重だからね、早々沢山は用意はできないだよ、その事を良く知ることだよ」
「そうですよね、それに王家で薬草を買い占めたら、他の薬師さんの仕事もなくなりますものね反省します」
「とにかくアリシア様は優秀過ぎるから、ついやり過ぎる傾向があるね、もっと自重することを覚えなさいな、そうでないと買わんでいい恨みを買う事になるよ」
「うっ、はぁ~自重って難しいです。アセリアお姉さまにもよく言われるけど、じぶんでは自重している心算でも相手によってはそうではないですよ」
「あ~、別に相手に合わせる事は無いよ、ここまでだと自分の中で線を引けば良いさ常識の範囲でね」
「はい、その常識の範囲を決めるのも自分の中では中々難解なんです。もっと勉強しなければなりませんね」
「ああ、そうだね、勉強して経験を積むことだね、アリシアはまだ幼い子供だからね、まだ失敗しても許される。ただ犯罪はダメだよ当然だけどね」
「はい、人生の大先輩からアドバイスと思い肝に銘じておきます。それでは失礼しますね」
「あぁ、次はせ来週なら集めておくから来訪を待ってるよ」
「来週ですね、分かりました。では来週でもまた来ます」
キリヤ魔導士はアリシアを見送りながら、まったくとんでもないお嬢ちゃんだね、しかし陛下も素敵な母娘を家族として迎えたものだとほくそ笑む。
私は少し予定が早かったので、お母様の部屋に行って冒険者ギルドのゲィンズ叔父さんに会いに行くと伝えてからルイとルーズを連れてお城から出掛ける。
冒険者ギルドへ向かって王都の街並みと民達の様子を見て歩くと、私に笑顔で手を振るお店の店主が居たりして、私も笑顔で会釈をして応じる。
街の街路を歩きながら、平日の日中なので繁華街には左程人混みはないけど主婦同士で笑顔でお喋りしたり、荷馬車が数台街路を行き来したりと平穏な日常が見れた。
冒険者ギルドに久々の中に入るとフロアは空いていたので、私は受付カウンターへ行き受付嬢に用件を伝える。
「あの、アリシアと申しますけど、ギルドマスターのゲィンズ叔父さんに会いたいのですが、執務室に行っても大丈夫ですか」
私は冒険者証を受付嬢に見せて叔父様に会いたいと告げる。
「え~と、アリシア王女殿下ですか、はい、大丈夫だと思いますが、案内人は必要ですか」
「はい、案内人は必要ないです。何度も伺ってますで、それではし連れてして訪問させて貰います」
私は受付カウンターの脇に在る廊下へ向かう。
私は廊下を歩き2階へ階段を上がり廊下を歩いてギルトマスターの執務室のドアをノックすると、ゲィンズ叔父様の声が聞えたのでルイとルーズと共に執務室の中へ入る。
「ゲィンズ叔父様、お久しぶりです」
「おっ、アリシアかひさしぶりだな、元気そうでなり寄りだ。ほぉ~、少しは女の子らしくなったじゃないか」
「うふふ、そうでしょう、お胸が膨らんできたのですよ」
私は自分の胸を両手で軽く揉んで大きくなった事を主張する。
「アハハ、別に胸の事を言った心算はないがな、アリシアは王妃様を意識しすぎるな、まぁ、そこへ座れ」
ゲィンズは執務机の前にあるソファーに座る様にアリシアに促す。
「それで何か用でもあるのか」
ゲィンズはアリシアに何か様があるのかと聞く。
「はい、明日から森へ入りたいのですが、叔父様の許可を取り来ました」
「あ~、そうか、そう言えば禁止にしてたな、そうだな魔物を10体までなら許可しよう、それでどうだ」
「はい、それで良いです。ありがとう、叔父様」
「ところでダンジョンには挑んだのか」
「はい、60階層まで踏破しました。ただ61階層からは手強くて62階層までで断念しました。私はともかく同伴者を危険に晒したくないので止めてました」
「あぁ、そうか、あそこのダンジョンは2人以上でないと入場が出来ないだったな」
「まぁ、60階層を踏破するだけでも立派なもんだか、アリシアにしてみれば物足りないか」
「物足りなくはないですよ、まだまだ私は弱いですからね、もっと強くならないと、るいとルーズに負担を掛けますからね」
「おいおい、騎士団の騎士相手にも勝つのにまだ弱いと来たか」
「はい、私は未だにお母様には勝てませんからね」
「そうか、今ならアリシアなら勝てそうな気がするがな、まぁ、今は妊娠中だから剣を振るう事は出来ないがな、まぁ、アリシアにしろ母親のケディナ王妃しろ飛んでもない母娘だよな、ぶっ飛びすぎだよ」
「えっ、そうですか、お母様と私はただ必死に生きて来ただけですよ。ぶっ飛びすぎは酷いですよ」
「そうか、ただケディナ王妃には本当に感謝してるんだぜ兄貴と結婚してくれて、今じゃ3人の後継者を産んで育ててくれてるしな、それで4人目もだろう、王家の存続に大きく貢献してくれたからな期待以上だよ」
「うふふ、私のお母様は世界一ですからね、もっと褒めてください」
「アハハ、アリシアは本当に母親の事が大好きなんだな」
「はい、大好きだし尊敬してます。私の目標です」
私は1時程ゲィンズ叔父様にお母様の素晴らしいところを語ると、ゲィンズ叔父様も王妃として素晴らしいとお母様の事を大変褒めてくれたので、私も嬉しくなり満足して執務室を後にした。
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