表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/143

私、太っちゃった(はーと)

 とある女性たちの会話。枝毛のひとつも見当たらない見事な黒髪をなびかせ、ひとりが話題の口火を切る。アーモンド型のパッチりとした瞳をきらきらさせて、いかにも嬉しそうに。

「きいてよー。わたし、やっと45キロきったのー」

 話しかけられた他方は、ショートカットの似合う快活そうな女性。透き通るような白い肌が清廉な雰囲気を高めている。

「えー、いいなー。あたしなんてまだよんじゅ…やだ!言わせないでよー」

きゃっきゃっと騒ぐふたり。二人とも見た目も、性格もまったく違うが、共通しているのは、どちらも「不美人」であるということだった。

 その時、彼女たちのそばを一組のカップルが通りかかった。

 二人は、ピタリと会話を止め、そのカップルが見えなくなるまで凝視した。

 やがて、黒髪の女性が嘆息する。

「はぁ、さっきの女性、ホンとにキレイだったね」

「うん。…あの細い手足、みた?羨ましい」

「そうそう、骨と皮だけで、ムダがまったくなかったよね。それに頬なんかべっこりへこんでてー」

「わかるー!やっぱり頬が痩けるくらいじゃないとね」

 二人は大きくため息をついた。

「「やっぱ、30キロ切らないとねー」」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ