少女、これはイベントシーンの導入部分かも。的な。
短い、そして続きが説明シーンになってしまう。んー。
やはり、時代は物理媒体ですよ。パソコンが壊れて学びました。
目が覚める、そんな呟きを心の中で呟きながら起き上がる。司は、何で寝ているのか、と疑問を持ちすぐに、ああ、店員さんっすね。なんて答えに辿り着く。
「……ん、ここはどこっすかね?」
ベッドの上で起き上がったままの姿勢で、あたりを見まわした。特にこれと言って目立ったものは無く、強いて言うならば灰色のテディベアが机に置かれているくらいで。何の違和感もない位に、少女の一人部屋の部屋模様だった。
「普通っすね。………いや、おかしいっす。夢から覚めたような気分っすけど、窓の外は歓楽街じゃないっすか。この部屋が違和感無さすぎるっす。」
窓の外は歓楽街。その事実にようやく自分が違和感が無いなんて錯覚だったことに気付いた。
コンコン。木製の扉を叩く音が部屋に響き、続いて扉は開かれた。現れたのは、少女だった。白いセーラー服を着た、少女、店員さんだった。
「おや、起きていたのか。お客さん?気分はどうかな?」
「悪くはないっす、でも良くもないっす。店員さんのせいで。」
「ああ、悪いとは思っているよ。異世界に放り込まれた、なんて数奇な経験をした者同士、仲良く出来るなんて思っていなかっただけなんだ。言い訳をすると君のようなやつと抗争したことがあってね。鉄砲玉かと思っていたんだ。」
「鉄砲玉って……。」
「ん?…ああ、ここは歓楽街だろう?裏側とは言わないがやんちゃな輩が多いんだ。倫理観をキャストオフした輩がな。」
「あー、マフィアの抗争みたいなっすか?」
「そうだな、君のような何も知らないやつを送り込んで、まとめて吹き飛ばす位はやってきそうでね、だから君を斬らせてもらった。幸いなことに君は怪盗だったからね、遠慮なくやらせてもらったよ。盗人に慈悲はないし。」
サイコプラズマを通して知っていたとは言えんな、などと考えつつも片手間で考えた嘘を、当然のことのように伝えていく小鳥。嘘も方便とは良く言ったものだ、なんて都合のいいように解釈しておく。




